どうでもよい設定
○神様
ポンコツ
理不尽
ヤンデレ疑惑……?(誓約のあたり?)
愛し子が好きで好きでしょうがない残念な方。
○愛し子
日本人『ユリ』の記憶を引き継いだため、人格が『ユリ』になった。
乙女ゲーム『奪って攫って恋戦 ~待ってるだけがヒロインじゃない~』で王子様ルートの恋敵エスカリーテ嬢。
エスカリーテとしてけっこう頑張った。
神様が初手で『我に対して我慢してほしくないから』と理性を半分以上引っこ抜いたせいで、少々幼児化した。
最終的に神様の伴侶となり、下の世界では慈愛の女神様と呼ばれる。
○悪役ヒロイン
性格の悪さが災いして、前世も今生もろくな人生ではなかった。
ゲームのやり込に対する情熱、セリフを覚える記憶能力を見るに、本来のスペックはそこまで低くない。本人の性格が非常に残念だっただけ。
執念か呪いか、前回愛し子さんが知識を引っ張ろうとしたそれに便乗して、この世界に転生した。
魂が消滅するその瞬間まで、悪い事をした、とは思わなかった。当然謝罪もなかった。
**攻略者達**
○アーロン王太子
エスカリーテの婚約者。ハイスペックで、エスカリーテのことを溺愛していたはずなのに、ゲームの強制力に敗北。裏切ってしまった為、神様の怒りを買った。最終的に己の愚かさを嘆き、エスカリーテの素晴らしさを褒め称え、感謝し、懺悔し、消滅した。
王太子だけあって、攻略難易度は、全攻略者の中で最もハードルが高い。
ザ・王子様系。攻略後の甘く優しい声と、絶対紳士による御姫様対応が多くの女性ユーザーを魅了した。
○バーナード
婚約者フェリシアは気の強い女性。女は黙って男に従ってろ、という考えだったのを、度々婚約者に諌められ、女のくせに男に口答えしやがって、と婚約者の事を疎ましく思っていた。後に、彼女こそが本当に自分を見て、心配し、諌めていたのだと知り、己の愚かさを嘆く。最終的に王子様同様、婚約者の素晴らしさを褒め称え、感謝し、懺悔し、消滅した。
ちょっと俺様なところがあり、最初は衝突を繰り返し、ヘイトがたまりがちだが、攻略後は硬派な不良系になり、ぶっきらぼうな優しさを見せるようになる。基本的に男らしいそぶりを見せる彼がボロ泣きするイベントと、スチルに、女性たちが乙女心をくすぐられ、陥落した。
○カーミル
全力後ろ向き男。婚約者に一生懸命尽くされ、よいしょされるも、所詮家が決めた婚約者。そうやって尽くすのも自分の寵愛が欲しい、自分の家に入りたいから、とどこか斜め向こうに突き進んだ謎思考の下、煩わしく感じていた。魂の牢獄でも、感謝や謝罪に辿り着くのが一番遅かった。そのくせ、根性がなかったのか最初に消滅した。
一応、ちゃんと反省し、懺悔し、感謝し、自分には勿体ない素晴らしい婚約者だったと気づけた。
鼻持ちならないインテリ系眼鏡。眼鏡くいっがないと喋れないんかいって突っ込みが飛ぶほど、立絵もスチルも眼鏡くいっをしている。
貴女には関係ない、どうせ私なんて、貴女に何がわかる、がだいたいの口癖。攻略後は、私をわかってくれるのは貴女だけです、とべったべたな甘えん坊になる。すぐ抱きついてくる。
○ダニエル&ダニー
不遇の双子。王太子が抜き打ち視察をし、虐待されているのを発見、保護した。それがなければそのうち虐待の果てに命を落としていた可能性が高い。
喋るのが大変苦手。王太子は気にしていないし、それも個性と認めているが、本人たちが、王太子の従者として恥ずかしくないように、と少しずつ努力して、ゆっくりと喋れるようになった。
魂の牢獄に入る前に己たちの愚かしさに気づく。攻略対象の中では誰よりも早く自分たちの罪を認め、反省し、謝罪した。
奪われてばかりだった為、突然向けられた愛情の受け入れ方がわからず、危ない思考にすぐ飛んでいく。
例)双子ED。大切なものができた。奪われないためにはどうしよう。よし、奪いに来そうな奴らは消そう。それから大切に宝箱の奥に隠して、誰かに見られたり、外に出たりしないようにしよう。そのために実家の奴らは全員邪魔だから消しても問題ないよね。
※激甘なので、M気質なお嬢様達がハスハスして自ら陥落されに行った。
○チョロ男
とくにない。名前もない。
あえてあげるなら、王太子に忘れられ、作者に忘れられ、ヒロイン(笑)にも忘れられた。
○エスカリーテの両親
クズ。この一言につきる。
干からびて干からびて干からびて、あまりの苦しさに、それでも発狂もできずに、苦しみぬいて逝った。
死ぬ際も反省がなく、魂の牢獄に入っていた。
延々と苦しみを繰り返し、最後は恥も外聞もなく体中のあらゆる汁を垂れ流しながら、謝罪して謝罪して謝罪して、消滅した。
○国王夫妻
残念すぎる人たち。
王、王妃として国を治めるには問題のない能力を持っていたが、人間のルールは神様にはどうでもよく、ただただ怒りを買っただけだった。
大体エスカリーテの両親と同じような感じで消滅した。
○貴族達
ゴミ。
エスカリーテ達に、自分たちの後ろ暗い案件を擦り付けたうえ、断罪後、口ばかりの反省と謝罪をしたので、問答無用で牢獄へ連行。
エスカリーテの両親と同じような感じで消滅した。
○国民
自分の行いにどれほどの責任があったのか、全く理解できなかった為、牢獄へ連行された。
速攻で心が折れ、消滅するまで泣きながら謝り続けていたが、反省からくるものではない、と神様は手を緩めなかった。
○歴代愛し子たち
神様の傍にいる時は、かなり過激な神様至上主義。
神様は思考を読まなかったので知らないが、頭の中は神様への愛が溢れすぎて相当やばい感じ。
領域の者は皆神様を崇め奉るのが当然だという信念のもと、人々の神様への感謝が足りなくなると転生し、聖女や聖人と呼ばれる人格者となる。そして、彼らの姿を見た人々が、神様を思い出し、敬い、神様に祈りを捧げていた。
神様はどんな愛し子でも可愛い、可愛い、と言っていたが、傍から見ればやばい人……魂の状態の時、過激になるから、やばい魂?
○乙女ゲーム
【タイトル】
『奪って攫って恋戦 ~待ってるだけがヒロインじゃない~』
【ゲーム期間】
三年間
【ゲーム開始】
ヒロインがデビュタントする夜会からスタート。
夜会で出会うのは王太子のみ。ただし、ゲームオーバーになりたくなければ、会話は厳禁。
夜会後は男爵家にて、両親と今後の話し合いをする。
【資金】
ヒロインの両親は商人上がりの為、多少のお金を持っており、また、商人でありながら爵位を得るほどの欲をもっている。このお金が、ヒロインの軍資金となり、その軍資金を元手にするため、両親の欲をうまくついて金を引出し(どれくらい両親の賛同を得られるかで、初期所持金に差がある。場合によっては一切出してもらえないこともある)、事業を始める事から始まる。なにせ貴族社会は金がかかるから。攻略者も金持ちなので、出会うためには金の力でのし上がる必要がある。
【事業】
善と悪に分かれている。
『善』に分類される仕事(農業開発、特産品の開発など、領民が喜ぶ系)。稼ぎは少ないが、続ければ続けるほど徳が少しずつ高まる。途中で失敗しても、資金は減るが、徳は大きくは減らない。
『悪』に分類される仕事(麻薬栽培、密輸、奴隷売買、兵器の密売等)。稼ぎは大きいが、一度でも失敗すると、徳が一瞬でマイナス値に行ったり、即ゲームオーバーになったりする。ハイリスクハイリターン系。ただし、爵位が最も低い家なので、もしも王太子が係わるルートに行くなら、必ず何か一つは選ばないといけない。(出会える夜会に招待される資金の為)更に、各仕事に、攻略者にまつわるイベントが起き、大きく好感度を上昇させることができ、また、スチルがある。
例)戦争勃発バーナードの友人死亡イベント。関係する仕事は兵器の密売。
【徳】
人気度に近い。徳が高ければ良い噂が流れ、人々の信用を得やすく、仕事も効率よくなる。また、徳と財力両方を一定値以上にしなければ、高位貴族からの茶会夜会の誘いはこない。
【罪の密告】
断罪イベント必須項目。
自分が行っている『悪』に分類される仕事で、手をきりたい仕事を、現在最も好感度の高い攻略者に密告ができる。密告が成立した場合、その後はその相手とのみ、イベントが起きる。逆ハーの際は全員が揃っている王太子の執務室での密告になる。全員とのイベントはそのまま続けられる。
※密告の際、相手のアリバイを崩し、確たる証拠だと認識できるものを用意しないと、逆に自分が行っていたことがバレてしまう。
【隠しルート】
婚約者達との友情エンド。婚約者ごとに存在する。全員との友情エンドもある。
ノーマルと真がある。
ノーマルは、ただ婚約者と仲良くなるだけでOK。
真は、つれない残念婚約者との仲を上手に取り持ち、仲を改善させると、婚約者ちゃんが全幅の信頼を寄せ、大変百合百合しい感じのエンド。バチコーイなプレイヤーさんはハスハスしながら婚約者を口説き落としに行ったとかなんとか。
エスカリーテ(正妃)と、チョロ男の婚約者との友情エンドは実にハードモード。ハードモードが裸足で逃げ出すほどハードモード。主にチョロ男のせい。でも、エスカリーテ(正妃)の際は家格の差で多少苦労しつつも、実家の家格も一つ上がり、そのあとも約束されていて、ちょっと優雅な感じのエンディングとなる。
チョロ男は『二回出会う』で婚約破棄するので、チョロ男の婚約者と百合百合しいエンディングを迎えたいなら、実質一回で仲を取り持たねばならない。大変。
【その他のエンディング】
貴族社会を棄てて平民になるエンド、貴族の令嬢として同格の相手と結婚するエンド、仕事で才覚を見せて、国に重用されるようになるエンド、神様の素晴らしさに気づき、敬虔な信者になるエンド、領民に尽くして民に愛される領主エンドなど、とった行動で変わる、幅広いエンディングが用意されている。
【裏設定】
攻略対象と婚約破棄が起きるほどの恋愛を成功させると、ゲームでは語られない部分で不幸になる。
逆ハー、一人に絞った、断罪の有無で悲惨さに多少差がある。




