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おれは猫犬  作者: アホ
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「こんにちは」

鄙びた空間に、一つの挨拶がこだました。

「こんちは」

挨拶がまた一つ。

これはいささか迷惑そうだった。

「お前は誰だ?」

まるで別の方角から新しい声がした。

「俺は猫犬!」

実は猫である二つの生き物は驚いてお互いの顔を見合わせた。

「猫犬...」

「猫犬、これはどう読むのだ?」

呆れ果てたという感情を全身で大袈裟に表現した猫犬が大声で叫ぶ。

「ネコケンッ!」

猫犬という真新しい英雄が登場した瞬間だった。

猫犬はポーズを決めて満足そうに微笑した。

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