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冬の記憶  作者: 夜霧
9/19

気分転換

少し遅くなりましたm(_ _)m

 あれから僕は、夢の中に出てくる女の子は冬木さんなのかもしれない。そう思い色々と調べてみた。


 夢を見始めたのは小学生の頃からだから、同級生か別のクラスかもしれない。卒業アルバムから捜すが、冬木という苗字はなかった。


 なら幼稚園かと思い、また卒業アルバムから捜すが、結果は同じだった。


 親戚かと思って両親に聞いたけど、冬木という苗字の親戚はいないようだ。


 もしかして苗字が変わっているのかもしれないと思い、アルバムを見て顔で見つけようとしたけど、そもそも女の子の顔がわからないから見つけようがなかった。


 色々調べてみたが、結局夢に出てくる女の子が冬木さんなのかどうかはわからなかった。


 冬木さんに感じた懐かしさ、あれは夢と同じように女の子と二人の状況だったから感じたのかもしれない。でも、西村達と四人でいる時も僅かだか懐かしさを感じていた。


 そこでまた冬木さんが、夢の中の女の子かもしれないという疑問に再び戻ってしまう。


 駄目だ、さっぱりわからない。


「はぁ〜」


 ため息を吐きながら席に突っ伏す。


「どうした、誠。ため息なんかついて、疲れてんのか」


「別に、疲れてなんかないよ。寝癖くん」


「疲れてるな。誠、俺は西村だぞ」


「何言ってるの寝癖くん、西村って誰?」


「・・・こりゃ重症だな」


 いっその事、冬木さんに聞いた方が良いのかな。なんて事を考えていたら、


「あれ、安住くんどうしたの」


 冬木さんが現れた。


 ・・・なんだろう、既視感を感じる。


「別に、本名は寝癖くん、通称西村淳と話しているだけだよ」


「逆だ! 本名と通称が逆! 後、通称は寝癖くんじゃねぇ!」


「で、何の用なの西村」


「スルーかよ・・・」


 はぁ〜、今度は西村がため息をついた。少しからかい過ぎたかな。


「・・・まいいや、今週の休みにある雪祭り参加するか?」


「そういえば今週の休みにあったね」


 夢の事ですっかり忘れてた。


「雪祭り?」


「冬木さんはまだ知らないか。雪祭りはこの町の広場で行われる祭りの事で、雪で作った作品や氷の彫刻が展示されたり、豚汁とか体が温まるもの食べたり、大人数で雪合戦なんかしたりするんだ」


「へぇ〜、楽しそう!」


「それで、いつもの四人で行こうと思うんだがどうだ」


「行く行く!」


「僕も良いよ」


 最近考えてばっかりだから、気分転換に雪祭りでも楽しもう。

感想などあればお願いしますm(_ _)m

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