表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺チート能力で異世界楽しむわ  作者: みこじゃ
94/213

第91話 ソウヤの守備範囲は広いな

魔樹海というのは、魔力を蓄えてある植物が群生している樹海のことである。もし、その植物よりも魔力が低いものが近づいたりすると喰われたり攻撃されたり、危害を加えられる。まぁ、そもそも魔樹海は少ないのだが。しかし、魔樹海でたくさん魔力を蓄えた樹木を素材にして作る武器や防具は高値で売れるらしい。

 そんなことより、ソウヤは今その魔王城近くの魔樹海にて魔王軍の監視部隊に探されていた。ソウヤはとりあえず監視の目をすりぬけて、魔王城へと向かっていた。


「魔王城とか、初めて見たわ。いい感じに異世界しているな。あの魔王城のてっぺんあたりに飛竜が飛んでるのとかいいよな!」


 ソウヤは興奮しながら魔王城に向かっていった。



「一人、二人、いや、五人か、あとダークウルフが10匹程度いるな。」


 ソウヤは、魔王城の周りにいる見張りの数を数えていた。珍しく隠密行動をしていた。


「よし、じゃぁ、先制攻撃

           スリープ」


 ソウヤはまとめて眠らせて中に潜入した。

 

中の廊下には、松明しか灯りはなくそれが不気味さを醸し出していた。その廊下には、魔王軍の魔族たち話し声が響いている。ソウヤは、その話声の中に自分の足音を紛れ込ませて目的地へと向かっていった。


「そういえば、今回って何が目的なんだっけ?」


(マスター…魔王に会いに行くことが目的ですよ。)


「そうかそうか、ありがとうなアスト。」


 そう、今回の目的は殺し合いではなく魔王の誘拐だ。正直、サーチで魔力を見つけた時、禍々しいものを感じたものの力的に言えば魔王軍幹部とあまり変わらない。だから、誘拐しても何とかなるだろう。もし、先頭になっても殺さない程度に頑張る。


「アスト、サーチを使ってサポートしてくれ。めんどうくさくなってきた。」


(マスターは正直者ですね。分かりました、全力でサポートします。)


 そこからはアストが敵の位置を知らしてくれるため、ソウヤは難なく魔王がいると思われる部屋の扉の前まで行くことができたがさすがに扉の前には護衛が立っていた。ソウヤは廊下の天井にくっついている状態だ。


(さて、どうしたものか。スリープで眠らしてもいいがほかのやつに見つかってしまうかもしれないな。だったら壁に穴開けるか。)


 ソウヤはうまいこと天井から部屋に空間ごと穴をあけてそこから魔王以外のやつに狙いを定めスリープで眠らせた。安全を確認し中に入ると、


「はぁっ!!」


 風を切る音とともに頭に狙いを定めてる蹴りが飛んできていた。


「よっと、あぶないな」


 ソウヤがよけると、蹴りの衝撃波が壁に切り傷をつけた。その蹴りを放った犯人は、


「よく俺の攻撃がよけたな。人間なのに」


 魔王だった。多分。多分とつけたのは、見た目がまったくそう思えないからだ。さっきは、脱会椅子に偉そうに座っているのが魔王だろうという感じだったから気づかなかったけど、魔王というのはそもそももう少し年老いた感じでひげとかぼうぼうかと思っていた。しかし、目の前にいるのはベルメスと同じくらいの身長の男の子とか、イメージ崩れるわ。


「おい、貴様。今ものすごく失礼なこと思っていたな。断片的にしか読み取れなかったがちなみにいうと俺は女だぞ。」


「はぁ!?その胸でか?」


 魔王の胸がぺったんこのなのもそうなのだが髪が短髪なんので間違えてしまった。


「全く、なんなんだ。俺を倒して英雄になろうというのか?昔の人族、勇者のように。」


 魔王がそういうと殺気を出しソウヤを威嚇してきたが、ソウヤは何一つものを言わずに魔王のほうを見つめていた。


「どうした、恐れて声も出せないか、人の子よ。」


 魔王は何も言ってこないソウヤに対して、挑発をしてくる。


「はぁ~」


 ソウヤは、ため息をして魔王に対して魔王よりも膨大な殺気で威嚇し返したら魔王が腰を抜かして尻もちをついてしまった。


「は、は、本当に人の子なの?まぁ、いい。今の俺じゃ勝てないのは明白。さぁ、やるなら一思いにやれよ。痛いのは嫌だ。」


 魔王はその小さな体を地面に投げ出し天井を見ていた。ソウヤはその状態の魔王にマウントポジションをとる様に覆いかぶさった。すると、魔王は顔を赤くしてそっぽをむいた。


「俺の名前はクロイソウヤ。おまえ名前は何て言うんだ?」


「ガ、ガルベート=イルステリア。」


 ソウヤはニヤリと笑うとレビールを抜きガルベートの顔の横すれすれを突き刺した。ガルベートは何が起こったのかわかっていないのか体を強ばらしていた。


「見ての通りお前の命は俺の手の上にある。だからお前の命は俺のものだ。一緒に来い。今の魔王軍を叩きのめすために手を貸せ。」


 そういい、立ち上がりガルベートに手を差し伸べた。ガルベートは笑みを作りソウヤの手を取った。


「いいだろう、魔王軍を内側から変えることはできないが、お前と一緒なら外側から変えられるかもしれないな。」


 ソウヤとガルベートは魔王城から抜け出した。そのあと魔王がいなくなったから魔王城内では騒ぎになったそうだ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ