第51話 ソウヤ激おこぷんぷん丸
ソウヤたちは、戦場へと走った。血なまぐさい、焦げ臭い、死体がそこらに転がっている。近づけば近づくほどその匂いはひどくなり、数も多くなる。
あることにソウヤは気づいた。獣人の兵士が戦っているのは、帝国軍だ。
「また帝国か、あれくらいの脅しじゃ流石に無理か。」
ソウヤは、ため息をつきレビールを抜いた。それと同時にヴィルナちゃん、リアンも戦闘態勢に入った。
「ヴィルナちゃん、リアン!敵は帝国軍だ。手加減しなくていい。全力で倒しに行こう!」
「わかった!」
「了解じゃ!」
ソウヤたちが獣人の方の加勢に入ると最初は優勢だった、帝国軍は次第に劣勢になっていき、今となっては帝国軍の兵士は、誰一人立っていない。
「これは、帝国ちょっと潰す必要あるかな?」
「主人それは冗談じゃよな?」
「いや、本気だよ。」
ソウヤの一言にリアンは少々驚いた。
「うわ、壁破壊されてるよ。街の人大丈夫なのかな?」
「どうだろうか。」
そんな話をしていると、後ろの方から誰かに話しかけられた。
「あんたら、助けてくれてありがとな。俺の名前は、ゾルゲンって言う。ここの街の防衛部隊の隊長だ。あんたらのお陰で今回は、助かった。」
「私、ヴィルナです。」
「妾はリアンじゃ。」
「俺はソウヤだ。一応、パーティのリーダーをやっている。ところで、さっきの言い方だと、帝国の攻撃は今回だけでないと。」
「あぁ、前にも二回攻撃を食らっている。その二回とも街に着く前に撃退できたんだが、今回は…。」
ゾルゲンは、街の壁の壊れている方を見た。よくみると、家はほぼ壊されている。まだ動ける兵士が救出作業を行なっている。
「まぁ、歩きながら話そうか。」
ゾルゲンは、壁の壊れている方へと歩き出した。
「今回の死者は今わかっているだけで住民、兵士合わせて200人を超える。」
「攻められる理由に心当たりはあるのか?」
「帝国が過激派の人間だからじゃな。」
リアンはソウヤの質問に即答した。そう、リアンは図書館でその類の本を読んでいたため、すぐわかる。
「ああ、リアンさんの言う通りや。帝国は、過激派の人間が皇帝だから、隣国が獣人が治めているのが気にくわないんだろう。だから、この街から徐々に攻めて行こうと考えているだろな。」
「そうなのか…。」
そんな話をしていると壁の壊れているところへとついた。そこには、怪我をしたものや泣いている子供、自分の子供を探す親などがいた。
すると、獣人の女性冒険者が自分の親を探し始めた。
「お母さん!お父さん!どこ!いたら返事して!」
おそらくその女性の家だったろう場所の瓦礫を退けていき、すると血まみれの手が出てきた。
「うっうぅぅぅ…」
女性は、その場に崩れ泣き始めた。
それを見たソウヤがその女性の方に手を乗せ。
「ゾルゲンさん、俺帝国が許せねぇわ。ちょっと、やってくる。」
その時のソウヤはどす黒いオーラを放っていた。
突然ですが51話になったんですが、1話からもう一度修正を入れて行こうかなと考えています。そのため投稿ペースが落ちる可能性が99.9%と高確率となっております。よければ、こうしたほうがいいよって言うコメントをいただけたら幸いです。
面白いなぁと思ったらコメント、ブクマ登録お願いします!




