第10話 俺王都に参上
ダルナさんには、しばらく戻れないかもしれないから用意をしておいた方が良いと言われたので、出発は明日になった。正直すぐに出発は出来なのだが、良い機会なのでこのまま旅に出ようと思い、ヴィルナちゃんやダンセルさんには挨拶しておこうと考えた。
今、モリコーネ家の屋敷の前にいる今更ながらモリコーネ家がこの街の長を務めているのだと最近知った。近くにいたメイドさんにダンセルさんとヴィルナちゃんに会いたいということを伝えると応接間に通された。
しばらくたち、ダンセルさんとヴィルナちゃんが入ってきた。
「おぉ、ソウヤ君。君から訪ねてくるとは珍しいね。今日はどうしたんだい?」
「はい。実は、王に王都に呼び出されまして、そのまま旅に出ようかと思いまして、別れの挨拶をしにいました。」
そういうと、ダンセルさんは少し驚いた表情をし、ヴィルナちゃんはこの世の終わりみたいな顔をしていた。ヴィルナちゃんの顔を見て少し笑いそうになったが、グッとこらえた。さすがおれ。
「そうか、それは寂しくなるな。まぁ、無理に止めはしない。それで、またここには戻ってくるのかい?」
「わからないです。予定のない旅になるので。」
予定のないと言った時、イェータに何か頼まれていたような気がするけど思い出せなかったので放置しといた。
「そうか、まぁ機会があったらまた遊びにくるといいさ。その時は、旅の話を聞かせてくれ。」
「わかりました。では、自分はこれで。」
と、立ち上がろうとしたら、ヴィルナちゃんが勢いよく立ち深呼吸をし、こう言った、
「お父様、私はソウヤさんと一緒に旅に出たいと考えております!いいでしょうか?!」
それを言われた瞬間、俺とダンセルさんは口を開けていたが、ダンセルさんがニカッと笑い、
「いいだろう、ヴィルナ。ソウヤさんと一緒に旅に出なさい。止めはしない。多くのことを学んできなさい。」
「はい!お父様!」
俺を置いてけぼりにして、話が進んでいく。まだ、俺はいいよとは言ってないんだけどな、
「よろしくお願いします。ソウヤさん!」
と、とても輝いて見える笑顔でこちらを見てきたので
「おう、よろしくな!」
と、二つ返事で返してしまった。まぁ、いいか。可愛い子には旅をさせよという言葉があるしな。
そのあと、ヴィルナちゃんに明日出発することと集合場所を伝えて別れた。俺はもうやることはやったので、宿に戻った。
次の日、街の関所に向かった。すでに、ダルナさんとヴィルナちゃんがいた。俺がきたことに気づいたヴィルナちゃんが大きく手を振っていた。その後にダルナさんも俺に気づき会釈をしてきた。
「では、王都に行きます。この馬車にお乗りください。」
ダルナさんが近くにとまっていた馬車のドアを開けてくれた。俺たちは、馬車に乗り出発した。
道中、ダルナさんが話しかけてきた。
「ソウヤさん、あなたは本当に帝国軍を一人で倒したのでしょうか?」
「え、あぁ、そうですけど。」
やっぱり、みんなそこ信用しないよな。多分ここでそうですとは言ったけど、あんまり信じないんだろうな。
「いやいや、すみません。なんか変なこと聞いて。はじめに聞いた時、自分の耳を疑いました。なにせ、そんなことができるのは英雄と勇者と団長くらいですからね。それでも傷だらけで帰ってくると思うんですが、あなたは無傷だったらしいじゃないですか。」
「え、信じるんですか俺の言葉を?」
「え、疑う必要ありますか?たとえ嘘だとしても、あとで必ずバレることですしね。」
そこから、どうやったらそこまで強くなれるのか、どこ出身なのか、髪の色などの質問攻めにあっていた。
そんなこんなで、王都付近までついた。王都はドリニカよりも広く、真ん中には大きな城があった。シン○レラ城みたいな作りだからなんか、ディ○ニー・ラ○ドに来た感じだわ。まぁ、あれよかふた回り以上はでかいな。
関所は、当然のごとく顔パスでなんかさすが第1騎士団副団長様ですわ。そういえば、王国騎士団って一体どれくらいあるんだろうか。ゴットロープさんのところが13だった気がする。
なんか、帝国より軍事に力入れてそうだなこの国。
そんなことを考えていると、王都の中に入っていた。馬車の窓から外を覗くと、人族が多いがほかの種族も多く見える。なかなかいいところだな。ドリニカと違うところは、貴族街があることかな。衛兵が門の前に立っていた。やはり異世界は、楽しい。こんなのは地球では、見られないだろう。
城の前に馬車が止まり、外に出るとそこには3、4メートルくらいはある扉があった。そういえば、この世界には巨人族もいるらしいな。そういうところのお偉いさんが来た時でも大丈夫なようにつくってんのかな?
ダルナさんがドアをノックすると、ゆっくりと開き始めた。中は眩しいほどキラキラしているシャンデリアやなんか兵士が書かれている絵画が多く飾っていた。そういうのをキョロキョロ見ていたのは、俺だけでダルナさんはもちろん、ヴィルナちゃんは堂々と歩いていた。さすがいいとこでのお嬢さん。
しばらく歩くと、王の間についた。
「ここからは出来るだけ礼儀よくしてください。あと、ヴィルナさんは待合室でお待ちください。」
そういうとメイドが一人やって来て、ヴィルナちゃんを待合室へと連れて行った。
「では、行きますよ。」
そうダルナさんがいい、王の間の扉を開けた。
中には、なんか兵士が並んでおり中央の奥には見るからに強うそうな騎士と偉そうに座っているおっさんがいた。
語彙力があればもっと、情景を伝えるよとができるだろうけど、自分にそんなものないな。勉強しないとな!
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