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2 最初のお客さん

初めての連載、お読みいただきありがとうございます。

 おばあさんが出かけてすぐに、小さな女の子が、お母さんに手を引かれてやって来ました。

「きょうね、あたしのおたんじょうびなのよ!」

 女の子は丸いケーキに目を輝かせ、大きな箱を大事に抱えて帰っていきました。

 2人の姿が見えなくなると、ポンポンはたぬきの姿に戻りました。


 するとそこへ小鳥が2羽、飛び込んで来ました。

「今日はおばあさんいないのね。たぬきの店番なら私たちでも買い物できるかしら」

「私たち、一度こんなお店に来てみたかったの」

「でも、君たち何が食べたいの?」

「パンよ!パンくずじゃない、本物のパンが食べたいわ」

 …さて、困りました。ここはケーキ屋です。パンなんてあるでしょうか。

 ふと、ポンポンはおばあさんのくれたお弁当を思い出しました。冷蔵庫の中の包みを開けると、お弁当はサンドイッチでした。端っこをちぎってやると、小鳥たちは大喜びでついばみ、つややかな木の実を沢山摘んできてくれました。

1週間後を目安に更新します

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