決着と・・・過去
「お安い御用ですって!なめてもらっちゃ困るわ!見せてあげる!私の本当の恐ろしさを!」
パハロウは天井から人々を見下ろし
そして・・・
「これが私の魔法の真骨頂・・・洗脳の魔法・・・黒と赤と・・白の魔法の混合魔法」
三色混合魔法か・・・見たいと思っちゃうが・・まぁ、止めるか
「はいはい・・じゃあ、マリオネッ」
「カイト!何よこれ!聞いてないわよ!どうして私が処刑されなきゃいけないのよ!責任取りなさいよ!」
「ばっ!バカお前!」
セレスが俺の腕にしがみついてきやがった
おかげで魔法が発動できなかった・・・
パハロウは俺に手を向けて・・・・
「しまった!」
「ルルナイ」
俺に向けて放たれた魔法・・・・・それを俺は防げず・・・くらってしまう
せめてセレスだけと思いセレスを振り払う
瞬間・・・・視界がゆがんで・・・・世界が曲がる・・・・目の前が徐々に暗くなり・・・・・
完全な闇に包まれたとき・・・・・
頭の中に・・・・子供の笑い声が聞こえる・・・・・・
「あっ・・あっ・・・・あ、あ」
「カイト?」
なんだ・・・これ・・引き離される・・・・
意識が無理やり・・・・どっかに連れてかれる・・・・
息が・・・できない・・・
声も・・・周りの音も・・・段々遠くなってきた・・・
痛い・・胸の・・・奥が・・痛い・・なんだこれ・・
「ねぇ!カイト!どうしたの!カイトったら!」
「カイト!しっかりするっち!」
「にゃ!カイト!」
仲間たちの声が・・・・かすかに聞こえ・・・・・・・・・・・・・
「・・・・・・・・・・・・・」
「やっと、寝た。すごい魔法抵抗力ね。」
「あんた!カイトに何したの!?」
「ふふふふふ、ルルナイ・・・それは悪夢。洗脳によって無理やり寝かせて・・・そして記憶の奥底にある本人にとっての最悪の過去を引きずりだす。」
「・・・・・・・・ここは」
「カイト」
懐かしい香り・・・この香りは・・・・
「お母さん?」
「ん?違いますよ~、カイトの将来のお嫁さんです。」
「・・・・・・・お嫁・・・あぁ・・・やかましいやつか」
懐かしい香りだ・・この香り覚えてる
俺が命を懸けて守った・・・・大好きだった。
幼馴染の・・・・
「由香」
「はい、どうしたの?」
でも・・・なんだか、声が異様に幼く・・・
「俺・・・・今何歳だっけ?」
「もう・・ふふ、なに言ってるの?私たちは10才でしょ」
10才でもうお嫁とか結婚の話ししてたのか・・・おませな奴だったな
「・・・・・そう、ここは・・」
「保険室、カイトったら覚えてないの?」
「うん・・・・全然、なんでだろう。」
急に意識がはっきりしたな・・・でも・・体の自由はきかない・・し・・何だろう・・急にしゃべれなくなったぞ・・・なんだ・・これ
「そう?寝てたの20分くらいよ?」
「そう・・・か」
保健室で・・・寝てた・・・・日・・・・・!?
まさか!今日・・・・・あの日か!?
ルルナイ、ってまさか・・・・夢とか見せるための魔法か・・・・それもきっと悪夢
嫌だ・・・・この日は・・・・二度と・・・・見たくないものがいっぱいあるのに・・・・
「もう、学校終わるから。帰ろう」
「うん」
嫌だ・・・帰りたくない!
あの家にはもう!
帰りたくない!
誰か・・・助けてくれ!
誰か!この魔法を解いてくれ!
頼む!セレス!俺に・・・俺に触ってくれ!
しかし・・俺の願いはむなしく果てて・・・・
俺はユカと一緒に家に帰ってきてしまった・・・・
幼馴染・・・しかし・・俺らは一緒に暮らしている・・・
理由は俺に親がいないから・・・いや・・正確には親は・・・・死んだんだ。
交通事故で・・・・俺が9才の時つまりはこの年の一年前・・・
近所の公園で一緒に遊んでいた時・・・・
俺がボールを道路に蹴ってしまい・・それを追いかけたら・・
気づいたときには親が血だらけで・・・倒れていた・・
俺は路頭に迷った・・・そんなとき
「やぁ、お帰り二人とも」
俺を引き取ってくれたのは・・・ユカの両親だった。
祖父が俺を引き取ってくれようとしたが・・・・色んな話し合いをした結果・・・・
一時的に預けるといった形に収まり・・・そして・・一年の時が過ぎて・・・この日に至る・・・・
「ただいま・・・・」
「お父さんただいま」
「あぁ、お菓子あるから食べなさい」
「やった!カイトお菓子食べよ!」
「あぁ・・・うん」
俺は正直・・・この、床のお父さんが好きじゃなかった・・・
嫌な感じがしたんだ・・・・
その日の夜・・・・
物音がして・・・・・目覚めた・・俺とユカの部屋は別々で、俺の部屋は客人用だとのこと・・・・
「なんだ・・・」
なんだ・・じゃない・・・いやだ・・逃げてくれ!
頼む・・・もう・・・あれは嫌だ・・・
「お父さん?・・・・」
そこには・・・ユカのお父さんがいた・・・・
手に・・・・・包丁を持って・・・・・
「えっ・・・・」
「ごめんな・・・・カイト君、君に・・・車庫を見られると、困るんだ。」
「車庫・・・・なに言ってるの・・・・」
逃げろ・・・・
「君の親・・・・轢き殺したのは・・・・」
その先を・・・聞くな・・
涙が伝る・・・・・流れる・・・・止まらない・・・・・・過去の自分の涙だけではないはず・・・
「私だK」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「はっ!・・・・・はぁはぁ」
「カイト・・大丈夫?涙・・・・」
目の前にセレスの顔がある・・・・
側にアリがいる・・・・・
背中に・・チィエラがいるのが分かる・・・・
「・・・・ごめんな、魔王・・なめてた。」
「しっかりしなさいよ!あんたの作戦でしょ!あんたが勝てなきゃこの国にはパハロウに勝てる奴なんていないのよ!」
「あぁ・・・お前たち・・少し・・手、貸してくれ」
「もちろん!」
「勝つにゃ!」
「結婚を避けるために勝つっち!」
俺は立ち上がり・・・・魔王を見上げる・・・
「魔王・・慈愛王パハロウ」
「ん~?どうしたの~泣き虫君~いい夢見れた?」
にやけてこちらを見下ろすパハロウ
俺はパハロウに向けて手を伸ばし
「マリオネット!」
「その手にはかからないわ!」
俺の魔法を避けるパハロウしかし・・ここは室内・・
天井に引っ付くマリオネットと同時に・・
「セレス!くっつけるぞ!」
「えっ!?なに!きゃああああああ」
俺はセレスにマリオネットを引っ付けて
天井に引っ付けたマリオネットを引き寄せて・・・俺とセレスは空中にまるでターザンのようにして動く
そして・・・・振り子の動きで・・セレスを
「な!なに!」
「いっくわよ~!私の渾身の一撃!」
パハロウに当てる!
「ぐはっ!」
振り子の・・遠心力も含めたセレスのパンチは・・・・
パハロウの顔色を歪めさせ・・・そして・・ 落ちて行く・・・
「うっ・・いたい・・なんて・・パンチ・・」
落ちて行くパハロウに・・・
「いらっしゃいにゃ~」
爪を出して待ち構えていたアリが・・・・
「ブラックカーテンにゃ!」
「なっ!目の前が見えなく!」
「にゃにゃにゃにゃにゃにゃ!」
ブラックカーテンで目の前が見えなくなったパハロウにアリがひたすらに引っ掻く
「いっっったぁあああああい!」
・・・・・・・・・だろうな・・・
そして・・顔を引っ掻かれた・・・パハロウはそのままよろよろと・・俺らの座っていた席の近くを飛ぶ・・すると
「殿に・・ご協力いたします!」
そう言ってタマが
「ファイヤーブレス!」
口から炎を吐く
視界を奪われたパハロウはそれを避けれずもろにくらう
「いやあああああ!あつううううい!」
そして・・熱がるパハロウは・・そのまま・・・・ミニマムのところに飛び・・・そして・・ぶつかると・・・
「何よ!誰よあんた!じゃまよ!」
「・・・・・・そんな・・・・私が・・じゃま・・じゃま者だなんて・・ひどいわ・・・・ひどい!ひどいです!」
メンタルがミジンコ並みのミニマムはパハロウにじゃまと言われたのが相当ショックだったのだろう・・・
そのまま、拳を握り・・そして・・・
「ぶべば!」
綺麗な右ストレートを決める
そして・・綺麗に俺のほうに飛んでくる・・・
俺は天井に引っ付いいたまま・・・セレスを地上に下ろして・・・・
「ここなら・・地上から少し・・離れてるな・・・くらえ・・・ミニ・・水素爆破・・」
爆発の振動が建物全体に伝わる・・・・
気づくといつのまにか協会の中に残っているのは俺と仲間達くらいになっていた・・
しかし・・・まぁ。
「あ・・あ・・・・・あ・・・」
黒焦げになったパハロウは地面へとそのまま落ちて行く・・・
正真正銘・・・・
「俺らの勝ちだあああああ!」
慈愛王パハロウ打ち取ったり・・・
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カイト「気に入ってくれたか?まぁ~気に入ったんであれば、感想とか、評価とか・・あと~・・・・おい、カンペ読みくいぞ」
作者「カンペとかいうなよ・・・あとレビューとブックマークなどよろしくお願いします!」
カイト「そして!読んでくれたお前たち!また来てくれよな!ありがとな!」




