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魔法が使えないエルフと最強魔法使いの冒険譚  作者: タライ
ドワーフ王国編
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85/413

なにを聞きたいんだよ!・・・・・・・・カイト

 パハロウを退治した後

 俺らは王に・・・・クリミナに呼ばれたが・・・・

「ね~、カイト・・いいの?」

「いいんだよ。どうせ面倒くさそうだし・・・」

 まぁ・・おおかた文句とかだろうしな~

 さすがにあれだけのことをあいつの結婚式でやったんだ・・・

 実際セレスはあの場で処刑を言い渡されていたし・・・

「カイト~」

「あ~もう・・なんだよセレス」

 セレスはチィエラの家のソファーでくつろぐ俺にやけにしつこく色々聞いてくる・・・・

 今朝なんて・・・男の人はどうして朝にたつの?っとかまるでチィエラみたいなことを聞いてきた・・・

 適当に俺は力が有り余ってるからっと嘘を吹き込んでやった

 絡まれるのも面倒くさいので・・・俺は場所を変えてチィエラの部屋にあるバルコニーに移動する

 セレスがまだ何か言いたそうにしていたが無視する

「はぁ・・・・つかれた」

「どうしてっち?」

 ・・・・・・・・まぁ、お前の部屋だしいて当たり前か・・・

「あたちの部屋に来て急に疲れた発言・・・・・・カイトそこにベットがあるっち」

「・・・・・・・・」

「・・・・・・・・」

 バルコニーでくつろぐ計画を破棄する、部屋を出ていく際にチィエラが何か言いたそうに俺を見ていたが・・・・無視する。

 そのあと俺はマリオネットを駆使して屋根に上がる

 今度こそと・・・・そこで寝っ転がるが・・・・・

「殿」

「・・・・・・・」

 タマがいた・・・ちなみに服はチィエラの服を少しアレンジしたのを着せている・・・

 しかし・・チィエラの服はどれもこれも露出が激しいもので・・・パーティー用の服以外はすべてそのような服のため・・アレンジするのが難しかった・・・・ちなみに、忍者服っぽいものを着せている

 黒だとアリと被るので・・・仕方なく青色というかもう少し暗い色の藍色を使用している・・・・

 肩と太ももが出ていて動きやすさを重視してる・・・・これは本人の要望だ。

 ちなみに胸部は少し・・・はみ出ている・・・いいな、目の保養だ・・

 ちなみに俺が手を入れたのは胸部と忍者っぽい服にするところまで・・・・

 えっ?胸部がはみ出てるならむしろ悪化してるって?

 ・・・・・・ふふふ、君らも服を作るようになれば分かるよ~

 すこし押しつぶされてはみ出る乳・・・素晴らしい・・・

 っと俺が下らんことを思っていると

「その、お聞きしたいことが・・・」

「ん?なに?」

 タマは初めて見せるくらい顔をして俺に何かを聞こうとするが・・・・・

「いえ・・・私が聞くのはいささか無礼でした・・・・この役は・・・あの方に任せます。」

「ん?まぁいいや」

 俺はそのまま少し昼寝をして・・・・

 夕暮れになるころに目が覚める・・・

 隣には当たり前のようにタマがいる・・・

 なんというか・・・まぁ、うん。

「お前、真面目なのか?」

「はい?」

「いや、何でもない。」

 真面目か・・・はたまた単純に忠誠心が高いのか・・・まぁどっちでもいいか

「俺した行くな。」

「そうですか・・私はもう少しここにいます。」

「そう、夜になったら一緒に飯食うんだからちゃんと降りて来いよな」

「はい、仰せのままに」

 俺はそれだけ言って家の中に戻る・・・すると

「アリ、どうした?」

「聞きたいことがあるにゃ・・・・」

「不思議だな・・みんな今日は俺に何か質問があるようだ。」

「・・・・そうにゃ・・のね」

 アリは俺と視線を合わせようとしなかった・・・・

「何を聞きたいんだ。」

 俺はまじまじとアリに問い詰める・・・・・・が

「・・・・・・・・カイト・・・」

「飯の時間まであと少しだ。俺はもう食堂に向かってるよ」

「あっ!カイト・・・・ごめんにゃ・・・私じゃ・・だめにゃ」

 アリは俺を呼びとめるが俺は聞かずに食堂に進む、最後のほうは聞き取れなかったが・・まぁいいだろう

 夜になり、夕食をみんなでとる

 別段暗くなることもなく普通にいつもの通りに夕食を食べた・・・・そう気持ち悪いくらい普通に・・・・

 それから俺は三階にあるベランダに夜景を見に行く・・・・

 するとそこに・・・・

「セレス・・・今朝がたぶりだな」

「さっきも夕食のときに隣に座ってたけど?あんたちょっと疲れてるわね」

 何も変わらない・・・いつものセレスだ。

「もしかしなくても、心配とかしてんのか?身の程をわきまえやがれ」

「どういう意味よ!でも・・・心配よ。」

 セレスは俺に近づき・・・隣に来る・・・俺はベランダの柵に肘をかけていて・・セレスも背中をつく

「ね~、カイト」

「ん?なに?お前も朝から俺に聞きたいことあるんだろ・・・いいからき・・」

「大好き」

「・・・・・・・・」

 セレスは俺の目を見て、まっすぐな気持ちを俺に向けてくれる・・・・

 俺はその言葉を聞いた瞬間に涙が溢れそうになる・・・・

「どうしたの?いつもみたいに変なこと言うなとか言わないの?」

「・・・・・ごめん・・俺は」

 俺は我慢できず涙を流してしまう・・・

 そんな俺の背中をセレスがさすってくれる・・・

「ごめんね、カイト・・泣かせるつもりは・・・」

「違う・・・俺は・・・俺は・・」

「いるんでしょ?好きな人。私達の事を振りまくってるのも・・・その子のため?」

 セレスが優しい顔で俺にそう言ってくる・・・

「あぁ・・・いた。好きな人が・・・でも、もう会えない」

「それは・・・死んだってこと?」

 違う・・・・

「違うんだ・・・俺が死んだから・・・もう会えない・・・ユカにはもう・・会えない・・・」

「ユカ?どんな子なの」

 泣き止まない俺を抱いてくれるセレス・・・・こいつこういう時の母性はすごいな・・・普通に安心する・・

「いい子だ。かわいいし・・・不愛想で根暗な俺にも優しい・・・・」

「カイトって不愛想で根暗なの?ぶっきらぼうで明るいやつに見えるけど・・・」

「それはお前だろ・・・エロフめ」

「エロくない!包容力が高いって言いなさいよ。」

 俺は少し・・・まいっていたのかもしれん・・・あの日の事を思い出して・・・・いや・・魔法の力でもう一度あの日を体験したから・・・

「カイト・・・」

「なんだよ・・・・」

「私はカイトの最初の仲間、一番あなたと一緒にいる。」

「そうだな。それが?」

 セレスは俺の耳元に顔を近づけて・・・・

「いつか振り向かせて見せるから・・・私カイトが大好きだから。」

 そんなこっぱづかしいことを言ってくる

「好きにしろ。」

 おれはそう言ってセレスから離れる・・・・

「なぁ・・・」

「ん?」

「聞かないのか・・・俺の過去」

「聞かない」

 きっぱりとそう言い切るセレス・・・・

「いつか、カイトが言いたい日が来たら。聞かせて・・・カイトのどんな過去でも私たちが・・・一緒に背負ってあげる。」

「そうか・・・・そうか」

 俺は・・・きっと運がいいのだろう・・・こんなに立派な奴を仲間にできたんだから

「でもよ~セレス」

「ん?」

「さすがに・・・・ジャージ一つでやりきるのは・・・きついだろ~」

「何の話よ!あんた慰めてあげんたんだから!そうね・・・見返りとしてお酒頂戴!」

 ・・・・・前言撤回だ!やっぱりこいつは!

「お前はやっぱり!バカでわがままでその上エロイ変人だ!」

「なんですって!このー!」

 俺らがベランダで喧嘩を始めると・・・・

「うるさーいにゃ!夜に騒ぐにゃ!」

 下の階にまで声が届いていたらしく・・・アリに怒られてしまう・・・・

「お前のせいで怒られだろ!」

「カイトのせいよ!」

「どっちもうるさーい!」

「アリもうるさいっち!」

 満月が見える空・・・・・

 そんな日の夜にも関わらず・・・・俺らはバカ騒ぎをしていたのであった


毎日投稿

アリ「気に入って貰えたにゃら!感想、評価、レビュー、ブックマークなどよろしくお願いしますにゃ!」

作者「おぉ・・・さすがはマドウタンきっての常識人!ちゃんと仕事はするんだな!」

アリ「い・・いえ、また読みにきにゃ・・・・・・カイトが誰か女性といるにゃ・・・・殺す・・」

作者「・・・・・・・・・・読んでくれてありがとう・・・・また来てね・・・」


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