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魔法が使えないエルフと最強魔法使いの冒険譚  作者: タライ
ドワーフ王国編
60/413

ついに始動!”動くぜ!うるさい鳥類が!

 ・・・・・信じられない

「おい、ウロスがやられたというのは・・・・どういうことだ?」

 信じられない・・・・まさか・・・

 巨大な魔力の波動があり・・・部下に確認に行かせた・・・

 その結果が・・・・まさか・・あの狂王がやられただと・・・

 五百年・・・・・あいつが君臨して五百年

 それが・・・・やられただと・・・・

「そうか・・・もういい、下がれ」

「はっ!仰せのままに・・・・瞑王様」

 そう・・・私は瞑王・・・数ある魔王・・有象無象の中でも・・・特に強大な力を持つ・・複数人の魔王達のうちの一人・・・・

 そんな、俺らとかつては肩を並べていたあの・・・ウロスが・・・

「ふぅ・・一体どんな奴が・・・しかし、ウロスがやられたとなると均衡が・・・崩れるな」

 自身の娘に力の大半を預けても・・・ほかの幹部達の力が強力な上・・・力の大半を与えられた娘もいたことで・・・何とか保っていた・・・均衡が・・・・

 ふぅ・・

「おい、誰かいるか?」

「はっ!ここに瞑王様」

「お前に命じる、ウロスの魔王軍にいた幹部のうち・・狂王の娘シルバーナと、堕天使ルクルッタの居場所を見つけろ、見つけ次第私に伝えろ」

「はっ!かしこまりました!」

 私は近くの者にそう言って・・・いかせる

 この二人は絶対に確保せねば・・・

 特にルクルッタはの貴重性は高い、あの者はワープという魔法が使えるらしい・・・移動の手段としてかなり使えるはずだ。

 私は玉座に座り肘をつく・・・・すると・・

 視線の先に何かが見える

「ふっ・・・それで隠れているつもりか?」

 私がそういうと

 出てくるのは、魚介類の鱗が全身を覆う・・人間・・・・いや、魚人族・・・・・

「ほう、魚人族のお前がここに何しに来た?」

「魚人など・・古い呼び方を、今我らの種族はマーレスと呼ばれているぞよ、瞑王よ」

 低く・・響く声

 筋骨隆々という言葉が似合う体つき

 しかしながらも、落ち着き払った表情からは知性を感じることができ、能無しではないとその立ち振る舞いで理解ができる・・・

「そうか、悪かったな魚介類」

「おい、さらに位が下がっているのは何かの冗談か?」

「いやいや、おいしそうな肉付きをしている物でな」

「・・・おぬしまさかそっちの気が・・・」

「違う!そう意味ではない!魚肉的な・・・・もういい」

 私は目の前のこいつが苦手だ。

 話しかたは仰々しいのに・・その性格は比較的明るく・・緩い・・

「ほうほう、まぁよいわ。」

「はぁ・・何しに来た・・海王」

 そう・・こいつは海の魔王・・・海王

「いやな、でかい魔力の流れを感じてな、数週間前にこの世界にものすごくでかい魔力が現れたかと思えば・・・ウロスが死んでいるという事実を聞かされた。」

「勝手に盗み聞きしたの間違いでは?」

 何のことやらと、目をさらす海王・・・しかし

「盗み聞きをしているのは、どうやらお前だけではないようだな?」

「そうだな・・・慈愛王よ、出てくるがよい」

「ここは私の部屋だぞ、なんでお前が許可を出してやがる」

 私がそういうも聞く耳を持たない海王は窓のほうを見ると・・・・

 何もないところから・・・足が現れ・・そう鳥の足だ。

 そして、続いて鳥類特有の羽・・・しかし、そんな鳥類のものとは思えない人間の肌が出てくる

 ・・・・・ハーピィーそう、こいつが慈愛王・・・

「ふっ、お前も何しに来た?」

「いやはや~、何か大きな魔力がなくなったのでなって、理由なんてその子魚介類と同じだよ。」

「はっはっはっは、殺すぞ、鳥類が」

 海王と慈愛王は仲が悪い・・・・

 理由は様々・・・海王のなわばりの魚を慈愛王の部下が勝手にもっていったり・・・・

 その魚を狙いに来た慈愛王の部下を海へと連れ去ることを幾度と繰り返すうちに・・・・

 このように顔を合わせれば

「おぬしの自分の部下の食事も管理できないのか!」

「ふん!海の魚に手足がついた程度の者が何を言うか、ほ~ら頭をたれよ」

「はっ、やかましい。お前のような羽が生えた程度の生物が、ほら3歩歩くがよい」

「あたしは!そのくらいで記憶を失わないわよ!」

 喧嘩を始める魔王達・・・・さすがにここで武力による喧嘩が始まっては城が持たん

「おい・・お前ら結局、何しに来たんだ?」

 私は話を本題に戻そうと二人に語り掛けると

「あぁ、そうだったな、われの目的は・・・・特にない、ただ来ただけだ」

「帰れ!」

 適当なことを言う海王にむかつき思わず私も声を上げてしまう・・・・

 もう・・海王は特に目的もなく来たということにし

 次に慈愛王に声をかける

「それで、お前は何し来た?」

「暇だったから」

「帰れ!」

 ふざけた笑顔でそういう慈愛王に私はまたもや声を荒立ててしまった。

「っと、言うのは冗談で。」

「ん?」

「あなた、ルクルッタとシルバーナを見つけたらほかの幹部たちはどうするの?」

「もちろん、抹殺だ。」

 私は有無を言わさずに即座に応える

 すると、慈愛王は少し首をかしげから・・

「じゃあさ、私と同種族のヴャミーヤ彼女だけは殺さぬようして欲しい」

 どうやら、なるほど・・・

「これはこれは、大きな借りですな~、もしヴァミーヤをここに連れてきたら、でかい借りができるな~」

「う・・うん」

 少し引く・・・・・慈愛王・・・

 すると海王が顔を覗き込んできた・・

「お前・・その顔を・・・・いったん落ちつけ」

 私一体どうんな顔をしているんだろうが




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