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魔法が使えないエルフと最強魔法使いの冒険譚  作者: タライ
ドワーフ王国編
52/413

久々ですね・・・・・その怖いです・・

「おいおい、なんで謝ってるんだ」

「だって・・・トント王国は・・」

 カテンは口ごもり・・・あたふたとする・・・

「うーん・・尋常じゃねーな・・」

「う・・・うん」

「にゃぁ・・」

「・・・・・・」

 他の奴らも・・かなりびっくりしてるな・・

「なぁ、チィエラ・・・なんか・・っあ」

 俺は・・・馬鹿か・・

 少し考えれば・・分かるじゃないか

 チィエラは奴隷だった・・・・トント王国にはほかにもいろんな奴隷がいた・・・・

 きっと・・それが関係しているのだろう

「・・・・・そんなこと俺らがすると思うのか?」

 俺がカテンにそう聞くと・・

「はい、思います。」

「あぁ!」

「そういうところだと思うわ・・・」

「猫のお姉さん怖いよぉ」

「あーよしよしこっちにおいでにゃ~」

 俺を怖がってカテンはアリのほうに行く

 ・・・・・・

 なんか・・もう色々・・あれだな・・うん

「ちょっと!何よ・・分かったからもう・ほんとに打たれ弱いんだから」

「うるせ!」

 俺はセレスのほうに行く

「あっ!ずるいっち!あたちも!」

 ついでにチィエラも来る・・

「えーっと・・そのドワーフの人は・・奴隷なのですか?」

「違うよ。チィエラは俺の仲間だ。」

 俺がそういうと・・カテンは目をぱちくりして・・俺を見てくる

「・・・・仲間・・・トント王国の人が・・ドワーフを・・仲間って・・じゃあ、このキャットピープルのお姉さんとそこのおバカなエルフのお姉さんも・・・」

「誰がバカですって!」

「そうだよ。」

「私はバカじゃないわよ!」

「やかましいよ、静かにしやがれ」

「あんた!甘えといてその言い草は何よ!」

「しーらね」

「「っち!!」」

 俺とセレスの会話を聞いて、アリとチィエラが舌打ちをする

 カテンはというと・・・・

「・・・どうして?」

「ん?どうしてって何が?」

 本当に不思議そうに俺にそう聞くカテンはなんだか・・弱弱しい声音で・・

「どうして・・あなたはこの人達を・・仲間にしたの?」

「なんでって・・まぁ、そりゃあ色々あるけどよ」

「私・・トント王国の人達は全員怖い人だと思ってました・・・・全員があんなことをする人なんだと・」

「あんな・・ことって言うのは、奴隷の事か?」

「はい・・・」

 やっぱりか・・・ったくこれはまた厄介な問題だな・・だが

「俺らがここに来た理由なんだがな」

「はい・・・」

「奴隷にされた人たちを助けるためなんだ。俺の魔法でここへの道を作ってトント王国のやつらにばれないようにこっちに連れてくるんだ・・」

「そう・・なんですか」

「あぁ、そうだ。だから俺は少なくともお前らの味方だよ。あと・・・お前はなんであそこで倒れてたんだ?」

 俺は先ほどから気になっていたことをカテンに聞くと・・

「逃げて・・来たんです」

「逃げたって・・何から?」

 セレスがそう聞き返すが・・

「もしかして、来たのか、ここにトント王国が」

「はい・・ドワーフ国の少し外れ・・森の中に小さな集落があるのですが・・」

 そんなところあったのか・・・

「そこにトント王国の人達が乗り込んできて・・・家族と友人を連れていかれました・・・」

「あれ、でもさっき連れて行かないでって・・・・」

「そういうことだろう、返してって意味だろ」

「・・・はい」

 フーム・・さてどうするか・・・

 俺がそう考えていると・・・

「なんだよ、その目やめろよ」

 セレスがわがままを頼む前の目になってやがる・・・

「カイト・・」

「分かってるって、もちろん助けるけど・・今は俺らの事だ。宿を決めて、そこに魔法陣を張らんとな」

 手遅れになる前に・・・

「それならっち、あたちの家にくるっち!」

「・・・・拒否権は?」

「なんでっちか!?宿でお金を使うよりましっち!」

「・・・・まぁ、お前がいいならいいけど、俺ら全員が入るよな?」

「大丈夫っち!あたちのお家は豪邸っち」

「・・・・・・嘘だ!絶対嘘だ!まさかあれか!お前本当に大貴族なのか!いやだぞ!婿養子は嫌だぞ!オイ何にやにやしてやがる!拒否権!否権を行使します!」

「拒否権を行使することを拒否するっち!」

「セレス、アリ、カテン宿を探しに・・・・」

 だめだ・・これ早くほかのやつらを仲間に引き入れなくては!このままでは俺の貞操が!

「ちなみに、あたちの豪邸では、豪華な食事と酒に」

「豪華な食事と酒・・・」

 セレスが唾を垂らす・・・・

「お金に物を言わせて買ったあまたの財宝、少しなくなってもばれないっち」

「少しなら、もって行ける!」

 目が金になるアリ・・・・

「奴隷となった集落の人達のその後の生活もメイドや執事としてしばらくの間雇用できるっち」

「安定した生活・・・ゴクリ」

 カテンまでもが・・

 こんのロリッ子!外堀を完璧に固めた上にコンクリートで補強しやがった!ちくしょう!

「それに~、あたちのえっちぃ服も転がってるかもしれないっち」

 なっ!・・・・・

 えっちぃ・・服・・・・

「っは!何を考えてるんだ俺は!落ち着け落ちててもそれはチィエラの服だぞ!いいのか・・いいやだめだ!俺は屈しないぞ!」

「カイト行き先は決定したわね」

 セレスが笑顔で言う・・

「カイト、もう観念するにゃ」

 アリまでもが・・・笑顔にって目は金だな・・・

「家族のため・・・」

 なんだか・・おしとやかな感じが一切ないカテンが手をわしわししながら近づいてくる・・・・

「い・・いやだぞ・・何されるか分かったもんじゃ・・」

「大丈夫っち、ただお礼は~、カイト様の童貞をあたちによこすっち」

「おいおい、勝手に童貞だと言ってもらっては困るな~俺だってな~」

 勝手に童貞認定されてたまるかよ・・・まぁ童貞だけど!

 俺がそう言っていると・・・

「へ~、いつにゃ?どこの馬の骨ともわからぬ・・おんにゃと・・・・やったのかにゃ?」

 ・・・・・・・しまった、さっきのは絶対失言だった・・アリが・・ガチで怒って・・・ってかこわ!

 久々のヤンデレモードだ!超こっわ!

「あ・・あの・・本当にごめんな・・」

「私以外のおんにゃと・・いい度胸にゃ・・」

「いや・・その、そもそも俺ら別に付き合ってるとかじゃないじゃん・・」

「私と一緒に寝ておいて・・その言い草、死ぬ覚悟はできてるのかにゃ?」

「猫のお姉ちゃん・・怖い・・」

「ほーら、こっちにおいでカテンちゃん今近づいたら・・・・危険よ」

 馬車の中だからそんなに離れてないが・・それでもセレスとカテンはできるだけ隅に寄って俺から離れる・・

「おいおい、落ち着けよ・・だいたいチィエラとはいいのか?」

「大丈夫にゃ、チィエラちゃんなら信用できるにゃ、でも・・私というものがありにゃがら・・ほかの女と遊ぶなんて・・ゆるさにゃい・・」

「言ってること、めちゃくちゃだぞ!ぎゃあああああああ」

 俺はアリに顔をというか・・・・爪の出た手で・・・目をやられた・・・

 


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