トント王国から来た商人!なんでタイトル風?タイトルだよ!
「・・ごめんなさい、助けてくれた人に失礼なことを言ってしまい・・」
俺に対してロリコンといったことを詫びるドワーフの子
俺はその謝罪に対し
「いいよ、いいよ、そんな怒ってないし」
っと紳士的に返す・・が
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
じっと見てくる者達がいる
「ん?」
俺が笑顔を向けると
アリとセレスはそっぽを向く
「ん~君、名前はなんだっち?」
「私の名前はカテンです。」
「ふーん、カテンか、よろしくな」
カテンと名乗ったドワーフの子は話してみると・・意外とおしとやかな印象を受ける・・・
・・・・・
「なにっち?はっ!まさか!ここでするっちか!?」
「はっ!じゃねー!お前ほんとにカテンと同じドワーフか見てみろ!このおしとやかさ!」
俺がカテンを指さしながら言うと
セレスが俺のほうを向いて
「おしとやかさなら!私で十分に足りているわ!」
あ~、うるさいのが絡んできた・・・・
「ああ!おしとやかさだと!お前にそんなものがあるとでも言い張るつもりか!」
「言い張るって何よ!まぎれもない事実よ!」
「よだれを垂らして寝て!男の急所をグーで殴るような奴を世間一般では男勝りっていうんだよ!おしとやかさとお前とは天地ほど!いーやそれ以上の差がある遠い存在だよ!」
俺がそういうと・・カテンが明らかに・・引きつった顔になる・・
「なんですって!ほら見てみなさい!カテンちゃん顔が引きつっちゃってるじゃない!」
「いや、事実だし。」
「真顔で言わないでよ!ちょっとカテンちゃん違うのよ!ねぇ、お願いだからそんな目で見ないで・・」
泣き出しそうな声で言うのもだから、カテンも思わず俺のほうを向いて助けを求めてくる・・・
「おい、エロフ」
「私はエロフじゃない!しかも今のどこに言うタイミングがあったのよ!」
「じゃあ、バカエルフ」
「じゃあって何よ!私はバカじゃないわよ!」
泣き出しそうになっているときに怒らすと涙もどっかに行くようだ
まぁ、無視するとまた泣き出すが・・・いいだろう
「まぁ、カテンよ、こいつな一言でいうと変人な、だから気にすんな、情緒が不安定だからめんどくさいな~って思ったら無視してくれていいよ。」
「・・・・・・・・・・」
おっと・・少女にごみを見るような目で見られている気がする~
「お兄さんって・・・なんだか嫌な人ですね・・」
「おい、馬車から叩き落すぞ」
「きゃ~、お兄さんほどいい人なんていないです!本当に感謝してます!・・・・・・感謝してます!!だから馬車の扉を開こうとしないでください!」
意外と面白い反応をするのでついいじってしまったが・・・
俺は基本紳士だから、女性に手を出すなんてそんなことは・・・・
「無視しないでよ!このロリコン!」
「覚悟できてるな?俺はロリコンじゃねー、ってさっきから何度言えばいいんだ?こんのバカエルフがああああ」
「きゃああああ!ごめんなさい!ごめんなさい!うわああああ、高い高い高い高い!」
俺はセレスを馬車の窓から外にマリオネットで宙づりにして軽い恐怖を体験してもらう
「・・・・本当にやった・・・女性に対して・・・」
「カテンちゃん、此処の人達はいろいろと激しいから・・・・そのあまり関わらないほうがいいわ・・よ」
「う~ん、言ってくれるのがもう少し・・早ければ・・・この馬車から降りたのに・・・もうそのいいです。あと少しで着くようですし」
アリとカテンが一緒になって、そう言うので・・
「じゃあ、遠慮するなよ。ほら外に出してやるから」
「「遠慮させていただきます!」」
そうやって二人は俺の親切かつ丁寧な申し出を断る
俺らがそんなバカなことをしていると
大きな壁が見えてくる
「・・・・・あれなに?」
「門です。」
「あぁ、門かぁってでかっ!」
壁かと思ったそれは大きな門だった・・
もしかしてこれが・・・
「そうっち、これがドワーフ国の入り口だっち!」
チィエラが得意げに胸を張る
「ちょっと、君たち何者だね」
「みんな小さいな!」
俺が開口一番にそういうと
「なんだと!小さいだと!」
「この野郎!言ってはいけないことを!」
「人間だからって調子に乗りやがって!やっちまえ!」
おう・・どうやら身長に関することは言ってはいけないらしい・・
俺はそんな激昂している見張り番のドワーフたちに向けて・・・
端的に言う
「トント王国から来た商人です。」
俺がトント王国から来たというと
急に見張り番の者達が黙り込む・・・
そしてそのうちのリーダーのような人が出てきて・・
「あぁ、トント王国の・・・そうですか・・」
何故か敬語になり・・・
目をそらしてくる・・
一体何なんだろうか・・
見張り番の人達は俺らから目をそらす・・
「うーん、まぁ・・とりあえず証明書を見せてください・・」
「あっはい・・どうぞ」
俺は懐から証明書を出す・・・
「確かに確認しました・・それでは中へどうぞ・・・」
「あっ・・はい・・ありがとう・・」
っということで・・・一応・・・・ドワーフ国に着いたが・・
なんだかいたたまれない空気になったな・・・
俺は門が閉まる前に見張り番のドワーフ達に質問する・・
「なぁ、どうして、そんなよそよそしくするんだよ?なんか俺したか?」
「・・・・・・いえ、あなたは何も・・それでは・・」
門が閉められる・・
何だろう・・トント王国のやつら何かしたのか?って
「なぁ・・カテン、ん?どうした」
「あなた達・・トント王国から・・来たのですか・・」
「あっはい・・そうだが」
「ごめんなさい、先ほどまでの態度をお許しください・・だから私の家族は連れて行かないでください・・」
そう言ってカテンは俺にまた謝罪をするのであった・・・
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