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町につい

只今俺―鈴木好は絶対絶命な状況にあります。

標高4000メートル。富士山より高いです。

人がゴミにようだ。


なぜこんなことになったかというと今から少し前に遡りセシリアが龍の一族だと聞かされた所からだ。



「セシリアお前龍ってマジか?」



当たり前のことを言うようにセシリアは答えた。



「あー、そーだ。私は龍の一族だ。まぁー、いろいろあってな里を出てきたのだ」



「な、なるほど。でも飛ぶってセシリア変身とかできんのか?」



好は今のセシリアだと翼などどこにも生えていないことを確認すると疑問に思い質問した。



「あー、できるぞ。ただあまり龍の姿にはなりたくないからな。このまま飛んでいくぞ!」



「えっ、このままって普通に変身すればいいんじゃないの?」



「まぁー、そうなのだが龍の姿になるには体力をかなり使うのでな、今回は飛行魔法を使用する」



(あれ、確か俺飛行魔法使えたよな?)



確認のためステータスオープンと言い自分のステータスを見る。


(あ、あるな。ラッキー、使い方はセシリアに聞くか)



「なぁー、セシリア。俺飛行持ってるわ」



セシリアは特に驚いた様子はなかったがセシリアもラッキーと思ったのだろう。

一瞬だけ目がキラとした。



「ほー、それなら私が運ぶ必要もないな」



その返答に疲れるからって死んだら即死ぬような状況の人間をよく運ぼうと考えたな。

少しショックだな。

まぁー、飛行魔法は俺も使えるらしいからいいけどな



「飛行魔法のことなんだけど俺使い方分からないんだよね。だから教えてくれない?」



「なに、知らないのか。あ、そーか。なら日が暮れる前に町に着きたいし少しだけだぞ」




はー、やれやれなどといいながらセシリアは好に魔法の簡単な仕組みから教えてくれた。

セシリアの話をまとめるとこうだ。

まず、魔法とは生き物の中にある魔力を源にするものらしい。

魔力は人間に限らず魔物や他の者たちにも適用されるらしい

そして、魔力は想像力が大切だということ。大抵魔力を放出するときには体の奥にある力を外に出すイメージがいう。これは、魔法を使うときにも当てはまる。

例えば、火魔法を使いたいとき身近にある火をイメージする。すると、魔法はそれにこたえるように発生するのだという。

ここまで聞かされたら後は簡単な話だった。

飛行魔法も同じように想像して発動させればいいのだ。

直ぐにできると思っていたのだが・・・全くできない。いや、全くというほどできなくはない。

体を浮かすところまではなんとかできたのだ。

しかし、そこからが難しかった。

不安定なのだ。体中に浮くものバランスがうまく取れないため全くうまく飛べなかった。


それを見かねたセシリアはそろそろ出ないと時間的にまずいと言い出した。



「もう、時間切れだ。落ちるなよ」



セシリアはそれを放つと同時に好の腕を掴み空を飛んだ。

それが今の状況にあたる。


セシリアは何食わぬ顔をしていてとても余裕そうに見える。

一方で好は落ちるのではないかとそわそわしっぱなしであった。


しばらくそんな地獄の気分を味わっているとセシリアがある一点を見ていた。

気になって好は聞いてみた。



「どうした?」



「いやな、少し前方の方に森がない場所があってな。あれは・・・」



セシリアが指した方角に目を向けると確かに木々がなく何かが密集しているように見えた。

もしかしてあれは・・・



『町だ!!』



二人の喜々とした声は重なった。


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