第3話「王女様」
「チ、チート来たーーー!」
好はそう叫ぶと何度もステータスを確認しては顔をにやけさせるという作業を繰り返していた。
「よっしゃー、これで俺も異世界を無双するぞ!いや、でももしかしたらこれが普通かもしれない可能性があるな。これが普通レベルだったら俺泣くけどな・・・。まぁー、これから町に行っても最初は特に慎重に行動しないとな。念には念を入れよってな。」
好はそう言いながら目の前にあるアイテムボックスのリュックに辺りにあるものを片っ端から入れ始めた。
「ここら辺にあるものなにが使えるかよく分かんないから取りあえず全部入れとくか。にしてもガラクタばっかだな。使えそうなもの全然ないな。何かないかな?お、これ良さそうだな」
好が手にしたものは日本刀らしき刀で錆などが一切なく刃は輝いていた。そして、その刀の波紋には星のマークがあった。
「うおー、刀なんてよく知らないけどなんかこの刀は凄いってことはなんとなくわかるな。なんかまがまがしいっつかなんていうか。まぁーとにかく凄いはずだこれは」
好はそう言いながら刀を鞘にしまい腰のベルトに刀を付けた。
そしてあらかた荷物を整理した好は辺りを見渡しあるもの見つけた。
それは、異世界に飛ばされた時とはまた違った魔法陣があった。
「お、なんだこれ?んー、もしかしたらこれもどっかに飛んだりするのかな?」
好はそう言いつつもその怪しい魔法陣に近づいていった。
そして、ゴクリと唾を飲み込みながらも魔法陣に足を踏み入れた。
すると、異世界召喚の時とはまた違った光に好は包まれた。
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時は少し戻り異世界召喚の直後こと
好のクラスメイトたちが飛ばされた場所は普通の床とは一段高く円の台になっており台の周りには小さい塔らしきものもたっておりその塔には薔薇らしき紋章があった。
その塔は6つあり、さらには台の周りに6人の紺色のフードを被った怪しい人物らがいた。
「ん、なんだ!??」
「きゃーな、なに!?」
「どこだここ!!?」
好のクラスメイトたちは状況を理解できずに混乱していた。
ある人は泡を吹いていたり、ある人は頭を抱えていたりと冷静じゃないことは明白だった。
そして、その広場の中に際立っている人物がいた。
その人物はドレスに身を纏いとても気品に満ち溢れていた。
その人物は美少女であり銀髪の髪であった。その銀髪は腰までありとてもしなやかだった。
「え、誰・・・?」
「可愛い・・・」
「美しい・・・」
さっきまで混乱していた男子たちは目の前の美少女に目を奪われていた。
女性までも目の前の美少女に目を奪われていた。
それほどに、目の前の少女は美しかった。
「皆さまお初にお目にかかります。マリン王国第二王女のサシャ・マリアネットと申します。」
目の前の美少女は第一声にそう放った。そして、言葉と同時に綺麗なお辞儀をした。
「えっ、王女!!?」
「え、なに。どーゆうこと!?」
王女が放った言葉に混乱しているクラスメイトたちはもう頭がついてこずあわあわしていた。
しかし、その中に冷静な人物がいた。
「王女様?と言ったかな。なんで俺たちにこんなことをしたんだ?そしてここはどこなんだ?」
その男の質問に王女は柔らかな笑みを浮かべ静かに答えた。
「はい。こちらに皆さまをお呼びしたのはこの国・・・いえ、この世界の勇者になっていただくためにお呼びしました。この国は先程も申したようにマリン王国。そしてこの世界の名前はアダラ。あなたたちから言うと異世界にあたる所です。」
王女はそう言い放った。
「・・・異世界!!?つまりここは俺たちがいた世界ではないということなのかい!それに勇者とはどーゆうことだい!?」
「えー、そうです。それと勇者というのはこの世界に一年前ほどに魔王が復活しました。皆さまにはその魔王を討って欲しいのです。あなた方たちはこの世界より上位の世界におりました。そのため、あなた方はこの世界では特別な力を手にしています。その特別な力でこの世界を救って欲しいのです。」
王女のその突然過ぎる内容にクラスの生徒たちは再び混乱した。
「・・・魔王・・・勇者。本当にそんなことが・・・本当に・・・」
先程から答えている少年が僅かに困惑した。
だが、すぐに冷静さを取り戻した。
「取りあえず詳細に説明いたしますので移動をお願いいたします。」
そう王女が頭を下げ生徒たちを誘導した。
生徒たちは混乱していたためされるがままになっていた。
そして、生徒たちはその怪しい部屋から移動を開始した。




