第一章五節 プロローグ
「戻ります」
声はかすれていた。
自分の声ではないように聞こえた。喉の奥が焼けている。耳鳴りはまだ消えない。銃声の残響が、頭の内側に貼りついていた。
それでも、うさぎは立ち上がった。
足元が揺れる。膝が笑う。壁に手をつかなければ、すぐに崩れ落ちそうだった。
目の前には、動かなくなった男が倒れている。自分が撃った男だった。
見てはいけないと思った。それなのに、視線は何度もそちらへ引き寄せられる。
頭から血が広がっていた。その血が、倉庫の床の汚れに混じって黒く沈んでいく。
人を殺した。
その言葉だけが、うさぎの中で繰り返された。
だが、立ち止まっている時間はなかった。
コウサカが床に倒れていた。
腹部を押さえる手の隙間から、血が溢れている。息はある。けれど、浅い。顔色はすでに悪く、唇から色が抜けていた。
うさぎは周囲を見回した。
開かれた箱。裂かれた布。崩れた荷物。麻薬の匂い。銃の硝煙。血。
使えそうなものは、ほとんどなかった。
彼女は近くに落ちていた布を掴んだ。荷を包んでいた粗い布だった。清潔かどうかなど、考えていられない。
「押さえます」
コウサカが答えたのか、うさぎには分からなかった。ただ、彼の身体がわずかに震えた。
うさぎは布を傷口に押し当てた。
ぬるい血が、すぐに布を染めた。押さえても、止まっている気がしない。自分がしていることが正しいのかも分からない。
それでも、やめるわけにはいかなかった。
「立てますか」
コウサカは目を開けた。焦点が合っていなかった。それでも、彼はうさぎの方を見ようとした。
「……行け」
「一緒に戻ります」
「無理だ」
「戻ります」
うさぎは同じ言葉を繰り返した。自分に言い聞かせているようだった。
ここで置いていけば、また目の前で誰かが死ぬ。ひよりのときと同じように、ただ見ているだけになる。
それだけはできなかった。
うさぎはコウサカの腕を自分の肩に回した。
重い。思ったよりもずっと重かった。
人間の身体は、意識が薄れるとこんなにも重くなるのかと、場違いなことを思った。
足に力を込める。肩に重みがのしかかる。傷口から流れる血が、うさぎの服に染みていく。
温かかった。その温かさが、怖かった。
失われていく命が、自分の背中に伝わってくる。
「行きます」
うさぎは小さく言った。
返事はなかった。
二人は倉庫を出た。
外の空気は冷たかった。だが、うさぎには熱く感じた。息を吸うたびに肺が痛む。
遠くで怒鳴り声が聞こえた気がした。銃声を聞きつけた者がいるかもしれない。まだ誰も来ていないだけかもしれない。
急がなければならない。
けれど、走ることなどできなかった。
うさぎはコウサカを担ぎ、半ば引きずるように進んだ。
足がもつれる。肩が抜けそうになる。コウサカの身体が傾くたび、うさぎも一緒に倒れそうになる。
それでも止まらなかった。
一歩。また一歩。
倉庫街の影を抜ける。壁沿いに進む。狭い路地に入り、積まれた木箱の横を通る。
コウサカの息が耳元で聞こえた。浅く、途切れがちだった。
うさぎは何度も声をかけた。
「もう少しです」
嘘だった。どれだけ進めばいいのか、彼女には分からなかった。
「起きていてください」
それも、何の意味があるのか分からなかった。
ただ、何か言っていなければ、彼がそのまま消えてしまう気がした。
コウサカはときどき足を動かした。けれど、すぐに力が抜ける。そのたびに、うさぎは彼の身体を抱え直した。
血の匂いが濃くなっていく。薬品の匂いよりも、腐臭よりも、今はそれだけがはっきりしていた。
彼女の腕も、手も、服も、血で濡れていた。
自分の血ではない。コウサカの命だった。
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どれだけの時間が経ったのか分からなかった。
港の明かりが遠ざかり、物陰の多い道へ入った。そこが安全圏だと聞かされていた場所だった。
うさぎはコウサカを壁にもたれさせるように座らせた。
そのまま、自分も膝をついた。足がもう動かなかった。
無線機を探す。指が震えて、うまく掴めない。
ようやく電源を入れると、雑音だけが返ってきた。
「こちら、御堂です」
声が震えた。
「コウサカさんが撃たれました。刺されました。誰か、来てください」
返事はない。
雑音。遠い音。誰かの息のような音。
「聞こえていますか。誰か、返事をしてください」
何も返ってこなかった。
他のメンバーは安全圏へ退避しているはずだった。危険があれば支援する手筈だった。
だが、誰も来ない。待っても、来なかった。
うさぎは無線機を握りしめた。
怒りより先に、理解してしまった。
彼らは逃げたのだ。
見つかれば殺される。銃声が響いた。コウサカが戻らない。ならば、自分だけでも逃げる。
それは正しい判断なのかもしれない。この場所では、きっとそうなのだろう。
けれど、うさぎには受け入れられなかった。
コウサカが小さく息をした。
「……拠点に」
うさぎは顔を上げた。
「喋らないでください」
「拠点に……向かえ……」
その言葉は途切れ途切れだった。
「場所を、伝えろ……」
「一緒に行きます」
コウサカは首をわずかに動かした。否定だった。
「無理だ」
「まだ――」
「行け」
それが、彼の最後のはっきりした言葉だった。
うさぎは彼の肩を掴んだ。
「コウサカさん」
返事はない。
「コウサカさん」
彼の目は薄く開いていた。けれど、もう何も見ていなかった。
うさぎは息を止めた。
眼の前で、また命が失われた。
ひよりのときと同じだった。
手を伸ばしても、押さえても、呼びかけても、戻らない。人は温かいまま、そこにいるのに。もう帰ってこない。
うさぎはしばらく動けなかった。
泣くこともできなかった。涙より先に、身体の奥が凍っていく。
ここに残れば、自分も死ぬ。誰かが来るかもしれない。港の男たちが死体を探しに来るかもしれない。
コウサカを置いていくしかない。
その事実が、喉に刺さった。
うさぎは彼の手を握った。まだ、わずかに温かかった。
「……ごめんなさい」
声はほとんど音にならなかった。
彼を背負う力は、もう残っていなかった。引きずってでも連れていきたいと思った。けれど、足が動かない。腕も震えている。
それでも、行かなければならなかった。
彼が最後に言った。拠点に向かえ、と。
うさぎは立ち上がった。
何度も振り返りながら、安全圏を離れた。
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道は長かった。
港の喧騒は遠く、街の影は深かった。足元が何度も崩れそうになる。頭を打った痛みが、歩くたびに脈打った。
視界の端が暗い。
それでも、彼女は進んだ。
拠点に辿り着いたとき、そこにはうさぎたちを運んできた男が立っていた。現実側への帰還を担う男だった。
彼はうさぎの姿を見ても、驚いた顔をしなかった。
血まみれの服。乱れた呼吸。青ざめた顔。震える手。
それらを見て、何かを察したように目を細めただけだった。
「もう一人は?」
うさぎは息を整えようとした。
だが、うまく吸えない。
「撃たれた」
違う。撃たれただけではない。刺された。血が止まらなかった。自分は助けられなかった。
言葉が追いつかなかった。
「場所を言う。まだ生きてるか分からない。でも、早く行って。助けて」
男はしばらく、うさぎを見ていた。その目に焦りはなかった。
「そうか」
それだけだった。
「お前は乗れ。後は引き受ける」
言葉は静かだった。
けれど、うさぎには分かってしまった。
その声は、もう諦めていた。
コウサカを助けるためではない。死体を回収するための声だった。
「まだ、助かるかもしれない」
うさぎは言った。
男は答えなかった。その沈黙が、答えだった。
うさぎは何か言おうとした。だが、口を開いた瞬間、膝から力が抜けた。
男が腕を掴む。
「乗れ。お前も限界だ」
もう一歩も動けなかった。
身体が鉛のようだった。頭が痛い。吐き気がする。腕も足も、自分のものではないように重い。
それでも、意識だけがまだ倉庫に残っていた。
倒れた男。撃った感触。コウサカの血。最後の言葉。温かい手。
うさぎは帰還用の装置に押し込まれるように座らされた。
「待って」
自分でも、何を待てと言ったのか分からなかった。
男は淡々と手順を進める。
「戻るぞ」
視界が揺れた。
「コウサカさんを――」
言い終える前に、世界が遠のいた。
港の匂いが薄れていく。血の匂いも、腐臭も、潮の音も、すべてが暗い水の底へ沈んでいく。
最後に残ったのは、手の中の感覚だった。
銃の重さ。引き金の硬さ。人を撃った反動。
うさぎはそれを握りしめたまま、現実へ引き戻された。
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帰還の直前、男はうさぎにだけ聞こえる声で言った。
「刈谷を運んだのは俺だ」
うさぎは顔を上げた。
その名前を聞いた瞬間、身体の奥に残っていた熱が、別の形に変わった。喉が詰まり、息が止まる。
刈谷。
ひよりを殺した男。
死んだはずの男。
「政府からの特例でな」
男は淡々と言った。そこに罪悪感はなかった。同情もなかった。ただ、処理済みの事務を読み上げるような声だった。
「この世界に送られた時点で、死刑と同じだ。ヤツには現実への帰還はない。腐った世界で落ちていくだけだ」
うさぎは何も言えなかった。
聞きたいことはいくつもあった。
どこにいるのか。誰が決めたのか。どうして裁かれずに生かされているのか。ひよりを殺した男が、今もどこかで呼吸しているのか。
けれど、言葉にならなかった。
男はそれ以上、何も教えなかった。うさぎが求めていた確証は、確かにそこにあった。だが、手にした瞬間、それは指の間からこぼれていくようだった。
刈谷はワイヤードにいる。
それだけが分かった。
どこにいるかは分からない。どうすれば辿り着けるのかも分からない。
コウサカは死んだ。自分は人を撃った。その男も死んだ。
何かを掴んだはずなのに、うさぎの手には何も残っていなかった。
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現実に帰還したあと、彼女はしばらく動けなかった。
白い部屋の天井が見えた。薬品の匂いがした。腕に繋がれていた器具が外される感覚があった。
だが、身体はまだ港にあった。
腐臭。潮の匂い。硝煙。血の温かさ。銃の重み。
それらが皮膚の内側に染みついていた。
仮想世界ではなかった。少なくとも、うさぎの身体はそう知っていた。
頭を打った痛みは残っていた。腕には男に掴まれた痕があった。肩にはコウサカの重みが残っていた。服に染みた血の感触を、手がまだ覚えていた。
夢ではない。ゲームでもない。
あの世界で人は死ぬ。殺せば、殺した事実が残る。
うさぎは、ベッドの上で指を握りしめた。
引き金を引いた感覚が、まだそこにあった。男の頭が揺れた。身体が崩れた。倉庫の床に落ちた音がした。
あれは自分がやったことだった。
吐き気が込み上げた。けれど、吐くものはなかった。
何日もかけて、ようやく食べられるようにした身体は、また空に戻っていくようだった。
それでも、止まることはできなかった。
刈谷がいる。
その事実だけが、うさぎを現実に繋ぎ止めた。
決着をつけなければならない。
ひよりを殺した男が、死の名を与えられながら、別の世界で生かされている。現実に戻れないとしても、それで終わりではない。うさぎにとっては、終わっていなかった。
もう一度、ワイヤードへ渡る。
そのために、彼女は次の連絡を待った。
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一日。三日。一週間。
連絡は来なかった。
前に届いた封書に書かれていた接触先へ連絡しても、返答はなかった。指定された場所へ行っても、誰も現れなかった。雑居ビルの地下にあった事務所は、もぬけの殻になっていた。
机も椅子も残っていない。壁に貼られていた紙も剥がされていた。人がいた痕跡だけが、薄く残っている。
まるで、最初から何もなかったかのようだった。
非公式な渡航を担っていた業者は、すでに消えていた。会社の名前も不明。関係者も不明。上にいる人間も不明。
うさぎをワイヤードへ送り、コウサカを死なせ、刈谷の情報をちらつかせた者たちは、跡形もなく姿を消していた。
道は閉ざされた。
うさぎはまた、現実に取り残された。
以前と同じ部屋。同じ天井。同じ街。同じ朝と夜。
けれど、何も同じではなかった。
ひよりが死んだ日から、世界は壊れていた。そこに今度は、別の傷が重なった。
コウサカの死。自分が殺した男。刈谷がワイヤードにいるという事実。
胸の奥には、まだ憎悪があった。それは消えるどころか、静かに濃くなっていた。けれど、その憎悪は以前よりも重かった。
自分はもう、ただの被害者ではない。
銃を撃った。人を殺した。誰かの命が消える瞬間を見た。そして、その場から生きて帰ってきた。
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初めて発現したスキルのことも、うさぎは忘れられなかった。
男に触れた。突き飛ばされた。自分が頭を打った衝撃が、男に跳ね返った。
あれは偶然ではない。
条件が揃わなければ発動しない。現地で確認しろ。コウサカの説明が頭に残っていた。
うさぎのスキルは、誰かを救うために生まれたものではなかった。
自分の傷を、相手にも刻む力。痛みを分け合うというより、道連れにする力。自分が壊れるほど、相手も壊れる。
それが、うさぎの中にあったものだった。
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日常の中で、傷は腐り続けた。
朝、目を覚ます。水を飲む。食べる。歩く。人の声を聞く。信号を待つ。店の明かりを見る。
そのどれもが、薄い膜の向こう側にあるようだった。
街は変わらない。誰もひよりのことを知らない。誰もコウサカのことを知らない。誰も、うさぎが人を殺したことを知らない。
それが耐えがたかった。
胸の奥に刺さった痛みは、日ごとに形を変えた。ある日は罪悪感になった。ある日は怒りになった。ある日は、何も感じられない空白になった。
だが、消えることはなかった。
うさぎを刺し続けた。
だから、彼女は身体を戻した。
食べた。眠れなくても横になった。歩いた。走れるようにした。倒れないようにした。
次の渡航があるなら、もう同じではいられない。
泣いて震えているだけでは、何も掴めない。誰かを背負って逃げる力も、撃つ覚悟も、死なないための判断も必要だった。
うさぎは自分を少しずつ削るように、準備を続けた。
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やがて、公式の医療機関を通じて、ワイヤードへのモニター募集が始まった。
その情報を見つけたとき、彼女は迷わなかった。
応募書類には、過去の渡航経験を記入する欄があった。非公式な経路であることは伏せた。だが、スキルについては記録として残した。
呪術系スキル。発現条件は接触。自身の負傷、または衝撃を対象へ伝播させる可能性あり。
冷たい文章にすると、それはまるで自分とは別のもののように見えた。
だが、うさぎは知っている。
その力は、自分の奥から出てきたものだ。ひよりを失い、刈谷を憎み、人を殺して、それでも進もうとした自分の中から生まれた。
資格を得るには、同伴者が必要だった。単独渡航は認められない。適性者同士の組み合わせが必要。候補者として登録され、指名を待つ。
待つしかなかった。
うさぎは待った。
ただ待つだけではなく、次に備えた。身体を戻す。感覚を研ぐ。恐怖を消すのではなく、抱えたまま動けるようにする。
鏡を見るたび、自分の顔が少しずつ変わっていくのが分かった。
痩せていた頬には、わずかに血色が戻った。けれど、目だけは戻らなかった。
ひよりが生きていた頃の自分には、もう戻れない。
それでよかった。戻る必要はない。進むために残ったものだけを持っていけばいい。
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そして、彼女を指名した男が現れた。
ルシファー。
書類に記された名前を見たとき、うさぎはしばらく目を離せなかった。
本名なのか、コードネームなのかも分からない。経歴の多くは伏せられている。適性、特殊。分類不能。同伴候補として、御堂うさぎを指名。
それだけだった。
うさぎはまだ、彼を知らない。顔も知らない。声も知らない。どんな理由で自分を選んだのかも分からない。
それでも、予感があった。
一人では着けない場所がある。
刈谷に辿り着くには、ただの手続きでは足りない。ただの正義では届かない。法も、人の死も、倫理も、踏み越えなければならない瞬間が来る。
その覚悟は、もうあった。
だが、覚悟だけでは足りない。
全てを覆しうる力がいる。
誰かが決めたルールを破り、死んだことにされた者を暴き、隠された世界の奥へ進む力。人の倫理の外側に立ちながら、それでも目的へ向かえる存在。
うさぎは、その男が悪魔であってほしいと願った。
優しい人では困る。正しい人では足りない。救ってくれる人でもない。
自分を止めず、連れて行く者。地獄の底まで行ける者。
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公的施設の一室で、うさぎは彼を待った。
部屋は白く、清潔だった。壁には余計なものがなく、机と椅子だけが置かれている。窓の外には、整えられた植え込みが見えた。
ここは合法の場所だった。書類があり、医師がいて、管理者がいる。非公式業者の地下室とは違う。
だが、うさぎにとっては同じだった。
ここも、ワイヤードへ続く入口だった。
彼女は椅子に座り、両手を膝の上に置いた。
手は震えていなかった。
ひよりのことを思った。コウサカのことを思った。自分が撃った男のことを思った。刈谷の名前を思った。
胸の奥の痛みは、まだ腐り続けている。けれど、もうその痛みに押し潰されるだけではない。
扉の向こうに、人の気配がした。
うさぎは顔を上げた。
彼に告げる言葉は、もう決めていた。
自分が何を求めているのか。どこへ行こうとしているのか。どんな存在を待っていたのか。
それを、最初に伝える。
扉が開く。
うさぎは、静かに口を開いた。
「私は悪魔を待っていました」
第1章『プロローグ』が完結となります。最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!
初めての渡航で凄惨な現実に直面し、人を殺める覚悟、そして自身の呪わしき異能を自覚したうさぎ。彼女が公的施設で出会った謎の男「ルシファー」と共に、ここから本当の物語が始まります。
更新をどうぞお待ちください。




