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崩壊

前回の動画で起きた出来事の裏にある“真相”が、ついに明かされます。


すべては誰の意思だったのか

──その答えに迫ります。

空気が、完全に壊れていた。


誰もが、同じ動画を見た。


同じ現実を突きつけられた。


めいは、動かない。

視線はどこか遠く。

もう、ゆうやもつばさも見ていない。


ゆうや「……おい」

低い声。

つばはを睨んでいる。


ゆうや「お前、流出させたよな」

つばさ「……違う」

即答だった。

でも、弱い。


ゆうや「ふざけんなよ」

一歩、近づく。


つばさも下がる。

つばさ「だから違うって言ってんだろ、そもそもお前が、、」

声を荒げる。

でも、その声に力はない。


めい「、、、ねぇ」

小さな声。


全員の動きが止まる。

めいが、ゆっくり顔を上げる。

その目は、もう何も映していない。


めい「どっちなの」

静かすぎる声。


ゆうやも、つばさも答えない。


めい「これ、誰がやったの」

沈黙。


重い沈黙。


つばさ「、、、俺じゃねぇ」

また同じ言葉。


でも――

ピロン。

音が鳴る。

つばさのスマホ。


全員の視線が、そこに集まる。

つばさは、動かない。

動けない。


「見せろよ」

ゆうやの声。

命令みたいに低い。


つばさ「、、っ」


ゆっくりと、画面を開く。

その瞬間。

顔色が、完全に変わった。


「、、、なに」

誰かが呟く。


つばさの手が震えている。

スマホを、握りしめている。


ゆうや「見せろ」

今度は、拒否できなかった。


つばさが、ゆっくりと画面を向ける。

そこに映っていたのは――


メッセージ履歴。

送信者:つばさ

『バカエロいの貰ったわw』

『どうせバレんし』

『ちゃんとお金くださいよ?!w』

その下に、

動画ファイル。

送信済み。

既読。


ゆうや「、、、は?」

ゆうやの声が、低くなる。


めいは、何も言えない。

ただ、画面を見ている。


つばさ「、、、違う」

震えた声。


でも、もう意味がない。

つばさ「ノリだって、、!」

言葉が崩れる。


つばさ「本気じゃなかった、、、」


???「秘密に、軽いも重いもありません。」

スピーカーが、重ねる。

逃げ道を、完全に塞ぐ。


つばさ「、、、っ」

言葉が出ない。

何も言えない。


めい「、、最低」

また同じ言葉。

でも、さっきよりも重い。


めい「ほんとに、、、最低。」


つばさは、何も返せない。

できるはずがない。


ゆうや「、、お前さ」

低い声。

怒りが滲んでいる。


ゆうや「誰にも見せねぇって言ったから、、」

一歩、距離が詰まる。

つばさは動けない。


逃げられない。


???「自白は、任意です。」

スピーカーが告げる。


???「ただし、記録はすでに提出されています。」


つばさの肩が、震える。


???「“正しい自白”を推奨します。」


沈黙。


全員が、つばさを見ている。

逃げ場は、ない。


つばさ「、、っ」

歯を食いしばる。


そして――

ゆっくり、口を開いた。


つばさ「、、、俺だよ」


その一言で、

全てが終わった。


つばさ「俺が、、送った、金が欲しかった」


空気が、さらに冷たくなる。


誰も何も言わない。

言えるはずがない。


つばさ「、、これでいいんだろ」

投げやりな声。

壊れた声。


スピーカーは、少しの間を置いて――


???「確認しました。」

淡々と告げる。


???「一名の自白を受理しました。」


その言葉が、やけに重く響いた。


でも――

誰も、安心していなかった。

むしろ


全員、理解していた。

――まだ、終わっていない。

一度起きたことは、もう戻せない。

一度送ったものは、二度と消せない。


このゲームはなぜ始まり、誰が仕掛けたのか。

その答えは、まだ誰も知らない。

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