ようこそ
ある日、突然届いた一通のメール。
突如集められた、7人の男女。
彼らにはそれぞれ、ある“秘密”があった――。
人の醜さや汚さを描きたくて書いた作品です。
決して綺麗な物語ではないかもしれませんが、
それでもよければ、ぜひ読んでみてください。
スマホが震えた。
知らない番号からの通知。
普段なら無視する。でも、今回は違った。
「面白いことしませんか?」
どこかで見た言葉だった。いや、書いた言葉だった。
─人生つまらない、なんか面白い事ないかな
過去の自分の投稿が頭の中に浮かぶ。
指が動かないままスマホを見ていると、通知が鳴った。
「君は選ばれました。」
ふざけてる、画面を閉じようとした瞬間
「断ることもできます。ただし─」
ここから先は画像だった。
暗い部屋、誰かのスマホ画面を撮ったような写真。
そこに写っていたのは、自分のアカウント。そしてあの投稿。
「・・・え」
削除したはずだった。
とっくに消した何気ない一言。
「記録は消せません。」
喉が渇く
ふざけたイタズラだと思いたかった。
でも、心臓が変な音を立てる。
もう1枚写真が届いた
「参加しない場合、この記録は公開されます。」
画面がやけに明るい
「参加しますか?」
選択肢は無かった。
震える指で、画面に触れる。
──はい。
その瞬間、画面が切り替わった。
「ようこそ」
その下に見知らぬ住所。
そして最後に一文だけ。
「一緒に楽しみましょう、現実を。」




