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◇物語の舞台

遺跡都市ディハンシナ


砂漠の真ん中で、ある冒険者パーティにより発見された遺跡。

石造りの都市が丸ごと出てきたため、そこに人々がすむようになった。

遺跡都市は出土した古文書から「ディハンシナ」と名付けられ、

発見したパーティは「最初の六人」と呼ばれ都市では重鎮として扱われている。


さらに地下に続く遺跡の発掘が進んでいる。

遺跡は危険な貴重遺物が出土するため、特定の種族や国が支配しないように、

各種族の代表と西の王国、東の帝国などの代表者が作る都市評議会が管理している。

貴重遺物は目録で管理され、採掘者が第一権利者となるが、必要に応じて、

貸与、交換、売買が許されている。

特に売買は手続きが厳しく、世界にとって悪影響がないか審査の上行われる。


貴重遺物が失われる可能性にさらされたとき、貴重遺物管理庁に依頼が入り、

追跡者(トレーサー)による奪還、もしくは、所持者共々救出することになる。



◇登場人物

ウレット

遺跡の深部で七色に輝く貴鉱石と共に発見された赤子。

シフアドニス家の長男として育てられた少年。今年で16歳。

実の子でないことをまだ知らないため、「ハーフエルフの男は身体的特徴が出にくい」という、イシュカのウソを信じている。

様々なアイデアで人の窮地を救うので、姉の「百識」を文字って「百案」という二つ名で呼ばれるようになった。

二年目の駆け出し追跡者(トレーサー)

後に貴鉱石と深くつながったことで、イシュカだけが知ることになるが、異世界からの転生者。


貴鉱石の能力

貴鉱石に魔物から出た魔石を隣接させると、ウレットはその魔物の能力の一部を使うことができる。

 トロルの魔石なら再生能力

 レイスの魔石なら壁通過・塵化移動

 コボルの魔石なら魔物に無視される小物能力



イシュカ

シフアドニス家の次女。本編の語り部、兼主人公。ハーフエルフ。今年で18歳。

資料をまる暗記していて遺跡を熟知していることから「百識」の二つ名で呼ばれる。

魔法が得意な魔法剣士で、追跡者(トレーサー)の頭脳兼現場指揮者。

とある追跡中にウレットをかばって落盤の下敷きになり、足を大ケガしてしまった。

ケガが治るまでは、車椅子で貴重遺物管理庁の管理官見習いをしている。


貴鉱石を触ることでウレットと視覚・聴覚を共有でき、通信のように念話ができることを発見する。

それからは、追跡時にウレットのバックアップをするようになる。

更に、強く願うことで、ウレットを介して遠隔魔法を使用できるようなった。

ウレットには貴鉱石と本人の関係について話せないため、貴鉱石の持つ特殊能力と説明している。

ウレットはなぜ自分がつながっているのか、今のところ疑問にも思っていない。



アハベル(アー姉)

シフアドニス家の長女。ウレットの姉。ハーフエルフ。今年で20歳。

追跡者(トレーサー)のエース。「鑽火(さんか)」の二つ名で呼ばれる凄腕の魔法剣士。

「鑽火」は火打ち石から出る火花のことで、素早い剣技で魔物を退けることから、そう言われるようになった。

貴重遺物管理庁の管理官でもある。

そろそろ、指揮官として現場から退きたいと考えている矢先にイシュカが大ケガをしたため追跡者を続けることになった。

母クノーヒンの剣技をベースに、父ドルドレッティの剣技と身体強化を組み合わせている。

左耳に身体強化に使う儀式の耳飾を付けている。

父に似て味覚が特殊で、辛いもの苦いものが好き。

お酒に強く、まったく酔わない。



エナル

成長著しいシフアドニス家の三女。今年で15歳。

ウレットの妹。兄が実子でないことを知らない。

極度のブラコンで、特に幼い兄が可愛かった時の話をイシュカから聞くと興奮で鼻血を噴くことがある。

中継点維持(ポイントガード)で今年デビューした新米の追跡者(トレーサー)

魔法が得意な魔法剣士だが、苦手な剣技を磨いてアハベルのようになりたいと思っている。

お菓子好きで、辛いものも苦いものも苦手。



オドネル

シフアドニス家の四女。今年で12歳。

ウレットの妹。兄が実子でないことを知らない。

姉妹の中で一番冷静で、小さいながら暴走がちな姉達を愛らしくいさめることが多い。

見習いの魔獣使い兼、召喚師で、師匠曰くかなりの逸材。

可愛いの基準が若干ズレていて、プクプクしたものなら虫系魔獣のお腹でも可愛いと言う。

サンドクローラーのクーちゃん(全長6m)を溺愛し飼育中。


貴鉱石を持った時にたまに手につく「鱗粉」を見る事の出来る唯一の存在。

後に、貴鉱石とウレットの「つながり」を糸のような光として見る事ができるようになる。

お菓子好きで、辛いものも苦いものも苦手。



ドルドレッティ

姉兄妹(きょうだい)たちの父親。貴重遺物管理庁の長官。最初の六人のひとり。

東の帝国の代表。騎士家系のシフアドニス家当主の次男。

親しい者からは「ドルド」と呼ばれている。

現在はウレットが持つ片手剣ロアクナは、ドルドが騎士になった時に祖父から受け継いだもの。

評議会メンバーで都市の運営と、貴重遺物の取扱審議に参加している。

会議で多忙なため、ほとんど現場業務をアハベルなどの管理官に任せている。


時々、家庭では出してもらえない、辛いもの、苦いものを食べに飲食店にアハベルと出かけるのが楽しみ。


ウレットに実子ではないことを告げられないヘタレで、格好のチャンスを逃すクセに、

「言うときはオレから伝える」と譲らないめんどくさい男。


クノーヒンと結婚する際、エルフの長の秘術で寿命を勝手に延ばされた。

クノーヒンには知らせていないが、ハーフエルフは迫害にあいやすいため、

あまり子供を作らないようにクノーヒンの両親から釘を刺されていたが…。



クノーヒン

姉兄妹たちの母親。エルフ族の代表。最初の六人のひとり。

親しい者からは「クノン」と呼ばれている。

引退しているが元々は魔法剣士で、子供たちすべては彼女の弟子になる。

ディハンシナでは、エルフは少数派のため、子育てだけでなくコミュニティの長もしている。


所有するレイピアのウェルテミルデは、仲間の六槌のノルドオットの打った逸品。

そろそろ、アハベルに譲ろうと思ったが最近手合わせして、レイピアだと折られると

確信したため思いとどまった。


料理や家事が得意で、今はお菓子作りはまっているオドネルを一番かわいがっている。

エナルがウレットに恋愛感情を持ちつつあることに悩んでいる。

それでもあまり思いつめない楽天家。



シェハーリン

大司祭。都市評議会の議長。西の王国・神殿の代表。最初の六人のひとり。

親しい者からは「シェス」と呼ばれている。

元は聖騎士で、ドルドレッティと共に前衛で活躍した。

美しい容姿から女性の人気が高い。

聖騎士の名門ミーシア伯爵家の嫡男で、王族との関係も深い。


死者を復活させる魔法を使うことができるので、都市になくてはならない存在。

死者復活は1回目はほぼ成功するが、2回目から成功率が下がるため、

一度死んだ採掘者には、現場を引退することを勧めている。

最近、実家からしつこく結婚を勧められていて、悩んでいる。



ノルドオット

工房の統領。ドワーフ族の代表。最初の六人のひとり。

ドワーフ族の中でも鍛冶師の名工に与えられる「六槌」でもある。

採掘方の長も兼ねていて、部下に弟のガンガルガンやバラギバラキなどがいる。

人間種の採掘者とも、協業する穏健派で、頑固者の多いドワーフ族から珍しがられている。

最近では特に貴鉱石の研究に没頭している。


若いころの両親を知っているので、イシュカのよき相談相手となっている。



ゲンズバルク

訓練所の所長。スカウト・ギルドの代表。最初の六人のひとり。

あらゆる罠を回避する「浮足(うきあし)」の二つ名で呼ばれる凄腕スカウト。

スカウトの技術を教え込む訓練所を作って、遺跡都市を安全に発掘するため人材育成に尽力している。


遺跡の処遇について五人で議論した時、一人だけ遺跡を他の者に教えることを反対した。

当人は独り占めにすることを望んだわけではなく、密かに好きだったノルンが古代魔法の呪いを受けて亡くなったのを見て、

危険な宝物を人が手にし、犠牲者が出ることを恐れたため。


危険な貴重遺物を取り締まるため、後に見つかった貴重遺物の「鑑定の魔眼」は彼が所有することになった。

「鑑定の魔眼」は鑑定して真名の判明した貴重遺物の場所も常時監視することができるので、都市から不当に持ち出しされる

貴重遺物の取り締まりに大いに役立っている。


貴重遺物の持ち出しを追跡するため「サンドランナー」という特別なスカウトを養成している。

「サンドランナー」は普段は訓練所の講師をしていて、ゲンズバルクの信念に共感している。

「サンドランナー」砂漠に強いグリフォンを飼育していて、飼育舎にオドネルが入り浸っている。


姉兄妹(きょうだい)たちの中では、ウレットが一番スカウト技能が優秀なので、目をかけている。

ただ、ウレットが危険を承知で突っ込んでいく性格なため、会うといさめることが多い。

そのたびに「褒めるつもりがまた小言を言っちまった」と後悔する。



ノルン (ノーラエルマ)

東の魔術師。最初の六人のひとり。すでに故人。

遺跡都市が古代魔法都市の滅んだ姿だと気づき、

深層に入った時に受ける呪いの全てをその身に受けて仲間を助けた功労者。

亡くなるときに、決して遺跡を無法採掘させてはいけないことと、

人の手に渡してはいけない貴重遺物を封印することを忠告した。


後に語られるが、東の塔に保護された古代魔法都市の生き残りのひとり

偉大なるコトラスの子孫。

純血種を守るため、近親者と結婚することが決まっていた。

従兄であるキンクレアと子供の時から婚約していた。



キンクレア

塔の大魔術師。東の塔からの派遣で来た。評議会メンバー。

ノルンの従兄で元婚約者。彼女の残した遺産として都市を守りたいと思っている。

禁忌に触れる貴重遺物(レリック)を封印する役を担う。

古代文字や古代魔法に精通している。



ガンガルガン

採掘方の親方。ドワーフ。ノルドオットの弟。

「兄貴ィ、ちょっと困ったことになってんだ」が口癖で、いつもノルドオットに

現場で起こる問題の相談にやってくる。

ドワーフの採掘者のほとんどが、遺跡の中で暮らしているが、ガンガルガンは食料の買付などで

街中を出歩くことが多いので、ちゃんと風呂に入るようノルドオットに厳命されている。

めんどくさくなって、後に遺跡の中に大きな風呂場を作ってしまった。


追跡者(トレーサー)が出動する際、何人か現場から人を出して、中継点維持(ポイントガード)

協力してくれている。



バラギバラキ

ドワーフ。ノルドオットの弟。

採掘中にウレットに助けてもらったことがあり、

現場で次々と妙案を出して、脱出を成功させたことから、

イシュカの「百識」を文字って「百案」という二つ名を与えた。

(二つ名は必ずドワーフから授けられるものとなっている)


以後、ウレットと仲良くなり、見かけると声をかけるようになった。

ドワーフのためわかりにくいが、本人曰く「若い」らしい。

中継点維持(ポイントガード)に駆り出されるとき、積極的に申し出てくれる。



カムナ

ディハンシナ最大採掘者派閥のグラン家の末娘。

西の王国からの移住者。

ウレットとは学校や訓練所で同級生だった。

貴重遺物(レリック)の火竜の灼剣サレンダーの現所有者。

「灼剣の乙女」と呼ばれる剣士。グラン流の免許皆伝。

第1話で遭難した採掘グループに入っていた。

当初は周囲にキツイ性格だったらしいが、ウレットの実力を認めていることと、

クノーヒンに憧れている事からウレットに対してだけ特別な態度をとる。


イシュカがウレットの"嫁"最有力と最も警戒している女性。




赤の貴鉱魔人(ジェンズ・マジカ)

名前は不明。胴体の真ん中が貴鉱石化していて、赤色に光る意匠(サイン)

全身に現れている。炎を操り、炎の剣や槍を出して戦う。

炎の剣は岩をも焼き切る事が出来る。人や魔獣と話ができ、かなりの常識人。

貴鉱石と共に遺跡に現れた赤子だったウレットをしばらく守っていた。


ただし、自分には子育てができないと思っていたため、当時、追跡者として

遺跡に入ってきたクノーヒンの前に赤子を置いて連れ帰るように仕向けた。


成長した後に再開しても、ウレットがその時の赤子であると認識できるようで、

落盤で閉じ込められて意識不明となったウレットを救出した。



ノーラカーマ

紫の貴鉱魔人(ジェンズ・マジカ)

呪いを受けて亡くなったはずのノルンの姿をしている。

体のほとんどが貴鉱石化していて、紫色に光る意匠(サイン)に覆われている。

人と話ができるが、発音する言葉にノイズのようなものが混ざる。


ただし、「ノルン」と呼ばれると頭を抱えて、苦しみ出し、

「のるん…のる…のるん」を繰り返して人の前から立ち去ってしまう。


後に判明するが、魔法では不可能とされる氷結を操れる魔人、氷の剣や矢を出して戦う。


一昨年、過労からか大腸憩室からの出血で、1リットルくらい下血をして死にかけました。

以来、いつまで文書を書くことができるのか不安になってます。


このままだと、学生時代からあたためていたネタが小説になる前に死んでしまうのではないかと思いまして、ネタを一部と、wiki風の情報にして公開し、今後どれを優先して書いていくべきかを考えようと思っています。


小説が仕事にできたらと思いながら、会社勤めの仕事を続けてしまっているのもイケないのですが、仕事は仕事で楽しいので辞められないのが現実です。

で、無理をして小説まで手をまわして死にかけていたら本末転倒なのですが。


ネタの棚卸と思ってがんばってみます。

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