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第7話 緊急クエスト通知

こんにちは。


ピコンッ!


呆然としている俺の耳に通知音が鳴り響く。


それも俺だけじゃない、ここにいるプレイヤー全員にだ。


俺は届いた通知を確認する。




【緊急クエスト通知】

私はクロミナ界の王である。

我々運営は先日、魔王軍に魔王軍NPCAI

の動きを制限する権限を奪われてしまった。

今回の惨劇もその関係だ。

そこで、君たちプレイヤーには魔王軍討伐の緊急クエストを任意で受けてもらう。

人数は何人でも構わない。

受けなくても構わない。

ペナルティが怖いのなら受けない方が得策かもしれん。

メンバーを奪われた者、魔王軍討伐に向かう者誰でも参加せよ。

魔王軍NPCAIの動きを制限する権限を持った悪魔を倒せばクエストはクリアだ。

我々運営は君たち同様戦いに直接参加することができない。

陰ながら応援しておる。

では、武運を。




長々と綴られた文章はクロミナの世界の王からの通知らしい。


それにしても少し引っかかる文章だ。


まるで運営はこうなることを想定していたかのような……。


まぁいい。


俺ら4人は集まって話した。


「俺は行く。リナを取り返すために。」


するとツカサも続いた。


「僕も当然行きます!リナさんを救うんです!」


ツカサの強い意志にミズキも頷く。


翼は悩んでいる様子を見せる。


「悪いな、翼。お前の選んだクエストにまた行けなくて。でも…」


俺が言いかけた途端に翼が声を上げる。


「何言ってんだよ!メンバーが全員揃ってなくて俺が選んだクエストになんか行くわけねーだろ!さっさとリナ取り返して生きて帰ってくるぞ!」


翼はクエストを受けることを承諾するボタンを押した。


ツカサもニコッと笑い、ボタンを押した。


ミズキもなんのためらいもなくボタンを押した。


もちろん俺も。


待ってろよ…。


リナ。


必ず…生きてみんなで帰るんだ!


俺ら4人は転送魔法で飛ばされた。


行く場所は決まってる。


"魔王軍の領域"だ!


感想、評価等よろしくお願いします。


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