変態保健医×舞
※※※ご注意を!※※※
このお話は、あるかもしれないし、ないかもしれない話です。言うなればif話です。
保健医と舞が付き合ったらという架空の話です。
『そういうの好きじゃない!』『保健医滅びろ』という人は今すぐリターンです。
読んだあとの苦情は受け付けません!
覚悟はいいですか?
ほんとにいいんですね?
ではどうぞ。
「んっ…………んんっ!ん~~~っ!!」
く、くるしいっ!離して!
わたしは杏望先生の背中に手を回してドスドス殴った。このままじゃしぬっ!
ようやく解放してくれた先生から顔を背けて、『ぷはっ』と息を吸った。
あやうくお花畑がみえるとこだった…。
「鼻で息をしなさいと言ったでしょう?どうして勉強はすぐ覚えるのに、こっちは覚えてくれないんですかねぇ。」
そんなすぐには無理です!いや、もう半年たってるけど…。
うちの学校の保健医である杏望先生と付き合い始めたのは1年生の終わり頃。
やたらとスキンシップが激しかったから、すぐにでも食べられるかと思ったけど、意外や意外。先生は全く手を出さなかった。(誤解がないようにいっとくけど、決して出してほしい訳じゃないからね!)
それは先生にとって『けじめ』だとか。
かといって、何もされてないかと言えばそうでもない。
口以外のあらゆる場所にキスはされたし、勢い余って押し倒されたこともある。でも食べられてはない!大事なことだから2回言ったけど。
先生との初めてのキスは、卒業した後。4月1日に晴れて堂々と付き合えるようになってから。(3月31日はまだ高校生なのだよ)
そこでもやっぱりすぐ押し倒されるかと思ったけど(信用出来ない)、半年たった今でも、まぁ、ごにょごにょはしてないです。というかキス止まり。
先生曰く、
『あの時は誰のものにもなってない舞がとられやしないかと焦ってましたが、今はもう私の"彼女"ですからね。ちゃんとあなたのペースに合わせますよ。』
とのことです。
それを抱きしめながら幸せそうに言うもんだから、ずるいと思ってぽかぽか叩いたわたしは悪くない。
まぁ、そんなこんなで、いまだにここなんですわ。
「ねぇ、舞?今日はもう1段階進んでみませんか?」
「へっ?あっ………」
聞いたんだったら答えさせろや!と思ったけど、さっきっからの攻撃でわたしのHPはほぼゼロだ。抵抗する間もなくまた口を塞がれる。
しかも中途半端にあいた口からなんか生ぬるいものが入ってくる…!
これがいわゆる、……言えないっ!
侵入者はまるで我が物顔で口の中をはい回る。
歯やはぐきまでなぞられて、お互いの舌が絡まる。
しかも息が続かなくなるタイミングで角度を変えたり、少し離して上唇だけ吸ってくるもんだから、殴っても離してくれない。
部屋の中は(ちなみに先生の部屋。ここも卒業してから初めて入った)、『くちゅ…くちゅ…』というなんとも言えない音と、2人の息遣いしか聞こえない。
時折舌を甘噛みされて、わたしの身体がぴくっと震える。
たっぷり5分ほどされて、ようやく先生が離してくれた。
もう1段階どころか3つぐらいかけあがったんじゃないだろうか。
こういうのがあるのは知ってたけど(だってあらふぉーの耳年増)、まさか自分がされるとは思わなかったし、したいとも思わなかった。
でも嫌悪感はなかった。
息を整えてると、
「どうですか?初めての『大人のキス』は?」
先生にそう聞かれたので、素直に答えておいた。わたしのバカ。
「なんか…」
「なんか?」
「牛タンがひとりでにうごいてるかんじ!」
「…はっ?」
うちは小金持ちですからね。薄っぺらい牛タンなんか食卓に並びませんよ。ぶあつーいのが好きなのです。
1人でうんうん納得していると、壮絶な笑顔を浮かべた先生が、
「…そうですか。私の舌は牛タンですか。なら、たーーーーーーーっぷり味あわせてあげますね。」
「えっ、もういい……んむっ!」
こうしてわたしは泣きながら降参するまで離してもらえませんでした。
こんな人だから、言わないでおいたけど、先生とのキスは……好きですよ?
なぜこの話が出来たか。
全ては舞に『牛タン』発言をさせたかっただけです!そして、牛タンに反応するのは保健医だと思ったからです。(副会長だと、納得してしまいそう)
たったそれだけの理由なので、続きません。
(いつも以上に)お粗末さまでした。