表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
レジェンド探偵 ASAKURA ~俺のハードボイルドに触れると火傷するぜ(俺が)~  作者: Sakamoto9


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
96/96

第96話 内見

「こちらのお客様、302号室を内見でお願いします。」


女性スタッフがボーイにカギを渡した。


「こちらです、どうぞ。」


階段で3階へ上がる。


「こちらのお部屋です。」


ボーイが302号室のドアを開けた。


ベッドが2台と大きな窓がある。


「こちらのお部屋は、ベランダもございます。」


ボーイが大きな窓を開ける。


「へぇ、凄いな。」


ネコ娘が直ぐにベランダへ出る。


広くは無いけど、十分な部屋だな。 でも、ベランダも付いてて、結構な値段なんじゃないかな・・。


「この部屋で幾らなんだ?」


「こちらのタイプのお部屋は1泊5000WDになります。」


「・・そうか。」


「あ、お客様、どれくらい滞在されますか? 1週間以上の長期滞在ですとロングステイパッケージもございますが。」


「ほう。ちょうど1週間の予定なんだが。 なんなんだ、そのパッケージっていうのは?」


「はい、通常ご宿泊のお客様は、毎朝食がセットになってますが、ロングステイパッケージでは、朝食は最終日の朝食だけが付いてます。 これは、長期滞在のお客様はご自身で食事準備されたり、外へ出られたりされるだろう、ということで食事を省く代わりにリーズナブルに、というプランになってます。」


「なるほど、確かにな。で、1週間のパッケージだと幾らになるんだ?」


「はい、ロングステイパッケージは1週間単位でのご利用になりまして、1週間で20000WDになります。」


「1週間20000WDってことは、1週間6泊だから、1泊3300WD位ってことか。」


「ここ、泊まろうよ。」


「まぁ、そうだな。悪くはないな。よし、じゃぁ、ここにするか。」


「それでは、もう一度フロントまでお願いできますか?」


部屋を出て階段を下りる。


「如何でしたか?」


さっきのフロント女性スタッフがボーイからカギを受け取りながらこっちを見た。


「あぁ、気に入ったよ。ロングステイパッケージにしようと思う。」


「1週間のご滞在ですか、ありがとうございます。いつからご利用になられますか?」


「明日からは空いてるかな?」


「明日からですね。少々お待ちください、今確認致しますので。」


スタッフがノートのようなものを開いた。


「はい、大丈夫です、明日から1週間、お部屋ご準備できます。」


「そうか。それじゃ予約してもらおうか。」


「はい、かしこまりました。 それではこちらにお名前と連絡先をお願いします。 あと、こちらのロングステイパッケージはご宿泊代先払いでお願いしておりますので、チェックインの際にお支払いをお願い致します。」


「あぁ、わかった。それじゃ、明日。 あ、チェックインは何時から出来るんだ?」


「15時からでお願いしております。」


「15時か、わかった。それじゃ、明日また。」


明日からの予約を済ませてホテルを出た。


「明日からホテルか。なんかワクワクするね。」


「あのな、遊びで泊まるんじゃないからな。 とにかく情報収集だからな。」


「わかってますって、レジェンド探偵さま。」


「どうだか怪しいがな。 まぁ、いいか。 さて、これからどうするかだが、もう宿に戻って、明日の移動の準備をしようかと思うけど、どうだ?」


「うん、荷物、片づけないとだしね。」


「宿にも今夜最後だって言っとかないといけないしな。」


メインストリートをゆっくり歩いて宿へ戻る。


「オレはフロント寄ってくから先に部屋に戻ってていいぞ。」


「はーい、了解。」


カウンターにはいつもの白ワイシャツの初老の男性がいた。


「今の部屋だが、明日チェックアウトで頼む。」


「おや、もうチェックアウトされるんですか。なんだか寂しくなりますね。」


「ありがたいことを言ってくれるね。 まぁ、オレ達は商売上、長居は出来ないのと、色んな所を転々とする必要もあるんでな。 でも、またこの近くに来る必要があったら、ここに世話になると思うぞ。」


「それは、こちらこそありがたいことを言っていただいて。 はい、かしこまりました、明日、チェックアウトの準備をしておきます。 ところで、何時頃チェックアウトされますか?」


「いや、特に急いでないんで、昼前に出るつもりだ。」


「そうですか。では、その際にまたお声かけて下さい。」


部屋に戻るとネコ娘がカバンの中を整理していた。


「結構いろんなものが増えたんで、カバン、もっと大きいのが欲しいな。」


「それじゃ、晩飯の前に市場を覗いてみるか?」


「そうだね。 で、最終日の夕食はどうするの?」


「いや、最終日ったって、門のホテルからだって、ここに来られるだろ。 っていうか、たぶん、何度も来ることになるんじゃないか?」


「それもそうだね。 あ、じゃぁさ、初めてここに泊まった時に行った、食堂はどう? あのフロントのおじいさんに教えてもらった店。」


「あぁ、なんだったかな。あ、ブラウンズキッチン? だったか?」


「そうそう、たぶんそう。そんな感じの名前だった。」


「それなら、カバン探しもしなきゃいけないから、もう行くか?」


「うん、アタシはいつでも出られるよ。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ