第1話
「デッケー図書館...」
「おい、久しぶりだな」
「は?俺の名前は...え、えと〜その...まず、あなたの名前は?」
「すまない...名前は言えねぇー、けどこの図書館の番人をしている、ま、管理人補佐みたいな仕事だ」
「もう、図書館じゃねぇーのか?」
「この図書館は二重構造なんだ」
「ほぉー...」
「君、名前は?」
「分からない、今まで何をしていたかも...思い出せないんだ!なんで俺は!またこうなる!」
「落ち着け、この図書館はただの図書館じゃねぇー、記憶が保管されている。この世界中全員のだ」
「それを見れば、わかるかもしれぇねぇーってことか?」
「そういうことになるな」
「どこにあるんだ?」
「着いてこい。」
「にしてもでけぇーな」
「ああ、どっかのバカが言い始めて、作られた、政府も頭を抱える巨大図書館だ。」
「記憶はなんで記録されるんだ?」
「さあ?俺は管理人の補佐だけど、そこまでは聞かされてない、どうせ淫乱なことでもしてんじゃね?」
「何言ってるかわかんねぇーけどよ、俺は喋れてる、一人称もわかる。なんなんだ?俺は。」
「さあな。とりあえず、アニキに図書館使っていいか聞きに行くか。」
と言い、番人という鎧をつけたやつは石レンガの階段を上り、鉄製の扉を叩く
そして大声で「アニキー!」と叫んだ
叫んだけれども返答はない
やはりか...と言わんばかりの苦笑をして、やつは戻ってきた。
「勝手に使おうじゃねぇーか」
「本当に良いのか?」
しかしその質問には1度たりとも答えなかった
「この真ん中にあるのが2つ目の図書館だ」
「ここに記憶が?」
「そうだな、図書館の中の図書館に記憶の書があるやつは...いやなんでもない、早く行くぞ」
「それより、俺ら2人しかいないのか?女は居ないのか?」
「そういうような場所じゃない、早く行くぞ」
「何回言うねん」
「てかここにあるじゃん」
「これが俺の本?」
「多分な。...確かそうだよな?」
「?」
「ほれ、とりあえず見てみろ」
「う、うん...ありがとう」
と言い受け取る
しかしそこには白紙の分厚い本でしか無かった
「辞書のようにデカいが中身が白紙、やはりか...」




