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33話 ルニャー!ならえ!

ターク「さーて!諸君…調子はどうだ!」


ルニャ達「イエッにゃー!」


ターク「誰が調子はどうだと聞いた時に

イエッサーと答えるんだ!」


それをテーブルから 遠目に見ているゲマナとマール…そしてグリンス


ゲマナ「わー…すっごいなりきってる感じ…」


マール「ふふっ…なんか楽しそうですよね」


ゲマナは肘をテーブルに置いて頭を支え

言う


ゲマナ「でもさー…「ルニャどもを訓練

してくる」って言ったのに…

あの感じだったらちょっと不安かなぁ…」


グリンスは少し首をかしげて言う。


グリンス「そうか…?私にはあのやり方の

問題が分からない…ああ見えてルニャ族も…

タークも楽しんでるように見えるが…」


ゲマナは少し笑いながら言う。


ゲマナ「分かってないなぁーグリンスー

見てて、私の訓練の方が絶対効果あるもん!」


ゲマナはそう言うと席を立ちターク達の方へ

歩いていく。


マール「だ…大丈夫でしょうか…」


グリンス「ゲマナの事だ、きっと何か凄い

やり方があるに違いない、私も少し気になる…」


グリンスは少しワクワクしたようにゲマナを遠目に見ている。


マール「そうですかね…」


ゲマナはルニャ族に指示をしているタークの後ろに立つ。


ターク「よーし!にゃで立て伏せ!いーち

にー!」


ルニャ達「にゃっ!にゃっ!」


ゲマナ「ターク!ダメだよそれじゃぁ」


ターク「…ん?」


タークは振り返りゲマナの方を向いては腕を組み。


ターク「ほぅ?これはこれは…訓練に異議があると…?」 


ゲマナ「ね、それ私にはやめて」


ターク「はい…すんません…」


ゲマナ「良い?相手は動物なんだから人間と同じ訓練じゃダメなの…だから…本能をくすぐるような事をしないと」


ターク「本能をくすぐるような事…?」


タークは手を顎に添えて考える。


それからグリンスを見る。


ターク「本能ねぇ…」


ゲマナ「ねっ、バカっ…なに考えてるのよ…」


ゲマナは軽くタークをはたく


ターク「いてっ…でもよ、動物でも美人って認識するもんだろ?だから…良いと思うけどなぁ…」


ゲマナ「何を良いと思ったのか分からないけど…でも…あながち間違ってないか…」


ゲマナはそう呟くように言うとあるものを取り出す。


ゲマナ「じゃーん!」


ターク「なんだ?それ…」 


ゲマナは尻尾のようなものがついたベルトを取り出す。


ゲマナ「ふふーん…これはねぇ」


ゲマナは自慢気に笑いながら。


ゲマナ「ジャラーンって言って、ネコ科の

害獣を誘き寄せるような罠に使ったりするの」


ターク「へぇ…なんか旅できそうな名前」


ゲマナ「なんの事か分からないけど…

とりあえず…ジャラーンを使って尻尾を作ってそれを取り付けてみた、使い方は簡単…

このベルトを腰につけて走ったらルニャ族ちゃん達が走って追いかけてくる…装着者も走ってトレーニングになるってわけ!」


タークは感心したような異論があるような顔で。


ターク「へぇ…で…誰が着ける?」


ゲマナ「あんた」


二人の間に一瞬の静寂が訪れる。


ターク「俺が走るの?」


ゲマナ「うん」


その時だった、周りにルニャ達が寄ってくる。


ルニャA「なんにゃ!もしかして新たな

トレーニングにゃ!?」


ルニャD「流石ボスにゃ!思い付いたか!

…にゃ」


ルニャG「早速やるにゃ!」


ルニャ達はワクワクし、可愛い瞳でタークを見てくる。


ターク「っ…」


タークはルニャ達の視界にベルトが写らないように立ちゴホンと咳払いをし言う。


ターク「はっきり言おう…このトレーニングは命に関わる」


ルニャ達はにゃにぃ!?と言わんばかりの…

実際ににゃにぃ!?と言ってタークを見ていた。


ターク「だから少し待ってろ、確かめる」


ルニャ達はそれを聞いて目をウルウルさせて


ルニャB「さ…さすがボスにゃぁ…」


ルニャE「オレ達の事をよ~く考えてるにゃぁ…」


タークはゲマナからベルトを取りカッコいい背中を見せながらグリンスとマールのいる

テーブルまで歩いていく。


ゲマナ「ちょ、どうする気なの?」


ゲマナも疑問を持った顔でついてくる。


タークは相変わらずクールな顔をしグリンスとマールの目の前の椅子に腰を掛け言う。


ターク「グリンス…走って…代わりに」


ゲマナ「だっさー!嘘ー…」


グリンス「えっと…何の話か…説明してくれるか?」


当然の返答であった。


カクカクシカジカ話すターク。


ターク「お願いしますぅ!俺体力ねぇしバテたらボスのレッテルなくなるぅ!」


土下座していた。


グリンス「参ったな…な…何となくは分かった…顔は上げてくれ…」


マール「でも…どうするんです?あの感じだと確実にタークさんに訓練してもらう気ですよ…?」


マールが指差した先にはワクワクしながら尻尾を揺らしながら地面に座っているルニャ達がいた。


ターク「まぁ…俺がグリンス追っかけろって言ったら追っかけるだろ…それに本能は

美人の尻を追っかける。」


ゲマナ「あんたまだそれ言ってる…」


グリンス「とりあえず…ベルトを着けてみよう…貸してくれ」


ターク「おう」


ギュッ…シュルル…


茶色い革のベルトを通していき取り付ける。


グリンス「少しきついな…」


ゲマナ「尻尾が正しい位置に来るように

固定力あげてるからね!うんうん!」


ゲマナは再び自慢気に腕を組みうなずいていた。


マール「ゲマナさんは自分の装備に自信があって良いですね…」


マールは苦笑いしながら見ていた。


ターク「さて…どれどれ…後ろ見せてくれ」


グリンス「あぁ」


グリンスはタークに尻尾を見せるように少しお尻を突き出すように見せる。


ターク「ほうほう!悪くない尻尾だなぁ!

うーん!良い尻尾だー!本当に良い尻尾だ!ずっと見ていられる!」


ゲマナ「あんた本当に尻尾見てるの…」


ゲマナがジトーっと見てくる。


ターク「そ、そりゃ当然!」


グリンス「ターク、とりあえずこれでルニャ族達の前を走れば良いのだな?」


ターク「あぁ、あいつらには…とりあえず…

今回はお前らを良く観察したいから代理としてグリンスに走らせる…とでも言っておく」


グリンス「よし…では行こう。」


ターク「おう!訓練開始開始ー!」


グリンスとタークはルニャ達の方へ歩いていく。


マール「…タークさんはああいう所でも…頭が切れますね…」


マールは再び苦笑いしながら言うのだった。



訓練後


グリンス「ターク、終わったぞ」


グリンスは息切れなく戻ってくるのだった。


ターク「おう、良い走りっぷりだったぞ…

しっかりあいつらもジャラーンに反応してたしな…」


グリンスは微笑み


グリンス「あぁ、おかげで今はあんな感じだ…」


グリンスの指を指した先にはルニャ達が地面に倒れ舌を出し気絶しているようにも見えるレベルだった。


ターク「良い訓練になったみたいでなによりだ…」


するとルニャの一人が来てタークに言う。


ルニャH「オレ達の訓練どうだったにゃ?

ボス!…にゃ」


ターク「え?う…うん…悪くなかったぞ…」


ルニャHは耳をピクッとさせ。


ルニャH「にゃ…?ちゃんと見てたにゃ?」


ターク「勿論だ!尻尾はしっかり揺れてたな」


ルニャH「それはオレ達の尻尾にゃ…?」


ターク「あ…あぁ!そうそう!お前らのだ!

良い訓練中は尻尾が揺れるデータがある」


ない。


ルニャH「そうにゃったのか!みんなに知らせにゃいと!」


ルニャHは走ってみんなの所に言ってしまう。


グリンス「そうだったのか…流石タークだ…何でも見通すんだな。」


グリンスは微笑みながら言うのだった。


ターク「あ…あぁ、まぁな!」


続く

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