埋葬
ロイドさんの埋葬は、三日後に行われた。
ご家族の希望で、ロイドさんの家から見える丘の上、
大樹のもとに埋葬されることになった。
ヘーゼル様が家から出られない僕を迎えに来てくれた。
僕は一人では歩くことができず、ヘーゼル様に抱きかかえられながら、参列者たちに遅れて葬儀に着いた。
ロイドさんには奥様と、僕よりも小さな男の子のお子様がいた。
皆が泣いていた。
僕は自分の力で立つこともできず、へたり込んだまま、ロイドさんを見送った。
帰り際、ロイドさんのお子さんが僕を見つけた。
泣きながら、僕の肩を叩いてきた。
「お父さん、返して」
涙が止まらなかった。
どうやって帰ってきたのかも覚えていない。
ただ、僕たちが道を通ると、近隣の家々の窓や扉が閉められていくのを覚えている。
石を投げられた。
「化け物」
自宅に着くと、畑は荒れていた。
僕にはもう、どうすればいいのかわからなかった。
第一部 完
第一部「喪失編」完結
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
ロイドを失い、過酷な現実に直面したラルフ。
続く第二部は、彼が自らの異端の力「天秤」と向き合い、本当の意味での強さを手に入れる【再生の物語】となります。
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しろうさぎ




