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24.冒険者ギルド

 翌日の朝2人は宿屋の食堂にて朝食を食べていた。食べた後は冒険者ギルドに行くことになっている。因みに宿屋で食事をする際は宿泊とは別でお金を払うことになっている。2人が食べているのはポトフとそれに付いてくる少し固めのパンだった。2人はパンを噛んだ時、歯が折れるかと思うほど硬かった。なので2人は直接食べるのをやめ手でパンをちぎってからポトフに浸けて食べることにした。


 2人は朝食を食べ終わりそのまま受け付けに行き部屋の鍵を渡してから宿屋を出たのだった。


「ねぇ、ユウ。外に出て歩き始めたのはいいけど、冒険者ギルドの場所知ってるの?」


「,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,知らん」


「はぁぁ、だろうと思った。ちょっと待ってて宿に戻って聞いてくる」


「頼む。すまん」


「大丈夫気にしないで。それじゃ聞いてくる」


「わかった」


 ユーナスは引き返して宿屋まで戻って行った。暇になった優は周りを見渡すと何個か屋台があったのでその中で串焼きを出している屋台にいった。


「へい、らっしゃい!」


「おっちゃん4本くれ」


「ほいよ!ちょっと待ってな。今焼いてるからな!それにしても見ねぇ顔だな」


「俺ここから少し遠い村から来たんだよ。俺が住んでたとこは凄い田舎で住人も50人も満たない程だったから、どうせなら世界を見て回りたいって思って村を飛び出してきたんだよ」


それにしても次々言葉が出てくるな。我ながら凄いな。


「へぇ、そうかい!ほれ、焼けたぞ!」


「ありがとう。あむ、はむ、はむ、ん。おー、美味しいな。おっちゃんこれ何の肉だ?」


「ん?おー、それはな一角兎の肉だな。一般人でも手に入りやすくそれなりに美味い肉だな!」


「ほうほう。なるほど。ん?それじゃ、知り合いが来たから行くよ。じゃーな。また買いに来るよ」


「おう!兄ちゃんも気をつけろよ」


 ユーナスが戻ってきたので優は屋台のおっちゃんと話を終えユーナスと合流した。


「お待たせ」


「あむ、あむうむ、おふぁえり」


「ちゃんと飲み込んでからにしなさい」


「あむ、ふむ、ん。おかえり」


「ちゃんと聞いてきたよ。所で何を食べてるの?」


「あそこで買った一角兎の串焼きだ。意外と美味しいぞ」


「そう。それは良かったね」


「おう。それじゃ行こうか」


「そうね」


 ユーナスは少し呆れながら教えて貰った場所まで向かっていった。歩くこと約15分目的の冒険者ギルドに着いた。外から見た感じは意外にも綺麗で大きさは3階建てでになっていた。


 中に入ると左側は飲み食いできる酒屋や休憩するような場所になっており右側の壁には依頼ボードみたいなのがあり入口の正面奥に受付があった。中にはちらほらと冒険者達がいて依頼ボードを見ていたり、朝から飲んでいたりしていた。すると、1人の大男が優達に近づいてきた。


おや?これは、テンプレか?


「お前達見ない顔だな。なんだ、冒険者登録でもしに来たのか?」


「あぁ、そうだが」


「おぉ!そうかそうか!それなら、あそこでしてもらうといい。分からないことがあれば俺とか受付嬢に聞くといいぞ。あとは、あまり無茶をするなよ?命はひとつしかねぇんだからな!がっはっはっは!それじゃーな」


 そう言って男はまだ飲んでいた仲間のところへ戻って行ったいった。


あれ?絡まれると思ったんだがなんか、良い奴だったな。


「そ、それじゃ、行くか」


「う、うん」


 優とユーナスは少しビックリしていたがさっきの冒険者に教えて貰った場所に行き受付嬢に声を掛けた。


「いらっしゃいませ!今日はどうなさいましたか?まぁ、さっきの話は聞こえていましたけど。冒険者登録ですよね?」


「あぁ」


「くすっ、新人の方はだいたいさっきの方に声をかけられたあとは貴方のように少しビックリするんですよね」


「そうですか。それより登録したいんですが」


「はい。あぁ、そうでしたね。お二人共登録しますか?」


「頼む」


「では、まずこちらに名前と種族と職種それと戦闘スタイルを書いてください」


 2人は出された紙にそれぞれ書いて行った。因みに優とユーナスが書いた内容はこんな感じ。


名前:ユウ

種族:人族

職種:魔法剣士

戦闘スタイル:前衛で剣と魔法を使って戦う。


名前:ユーナス

種族:人族

職種:魔法士

戦闘スタイル:後衛で主に魔法を使って戦う。


 2人は書き終わり受付嬢に渡すと今度は真っ白のカードが出てきて血を1滴垂らして冒険者登録が完了するとの事。2人はカードに血を1滴垂らした。すると、カードが光名前と剣がクロスしている絵が浮かび上がってきた。


「これで冒険者登録は終わりました。冒険者の説明はどうしますか?」


「お願いします」


 冒険者にはランクがあって色で表しており下から順に、白、黒、紫、緑、青、赤、銀、金となっている。優達は登録したばかりなので一番下の白からになる。ランクの上げ方は2種類あって、一定数の依頼達成した後にギルド側から出された依頼を達成してランクを上げていくのと、自分がなりたいランクの人と模擬戦をして勝つもしくは引き分けでランクを上げていくやり方がある。だが緑から青に上がる際は盗賊の討伐をする必要がある。まぁ所謂人殺しが出来ないとこれから先冒険者として生きていけないと言うことだ。それと同時に青ランクになると一人前の冒険者の仲間入りということにもなる。

 因みに討伐依頼以外で狩った魔物などは冒険者ギルドが買取してくれるらしい。ギルドカードをなくした場合は再発行で金貨1枚かかるので無くさないようとのこと。


「説明は以上です。何か質問はありますか?」


「いや、大丈夫。この後依頼を受けたいから何かオススメの依頼ありますか?」


「それでしたらこちらの一角兎5匹討伐がオススメですよ。報酬金は銀貨2枚です。どうします?」


「なら、それで」


「はい、わかりました。では、一角兎を持って帰るか、もしくは角を持って帰ってきてください」


「わかりました。それじゃ、行ってきますね」


「はい。お気をつけて」


 優とユーナスは受付嬢に軽く挨拶をして早速討伐に行くことにした。すると、先程声をかけてきた男がまた優とユーナスに声をかけてきた。


「おう、登録は終わったか?」


「あぁ、ありがとう」


「気にすんな。それにしても今から依頼か?」


「あぁ、一角兎5匹討伐だったかな」


「そうか。奴らは飛んで角で刺してくるから気をつけろよ。危なくなったら逃げるんだ。いいか?」


「わかった。ありがとう」


「おうよ!それじゃ、気をつけろよ!」


 会話を終え優とユーナスは一角兎を討伐しに外に出て出入口まで向かっていった。

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