23.貿易都市リーリスト
そして夜、助け出した人達が寝静まった頃3
人は焚き火の近くで今後の事や助け出した人達をどうするか話し合っていた。
「ねぇユウあの人たちはどうするの?」
「そうだな。どうすればいいだろうか」
「それでしたら、リーリスト王国に着いたら門番に説明をするといいかもしれませんね」
「どうしてだ?」
「盗賊に捕まっていた人達ということを説明すると国が保護してくれますからね。なので本当は盗賊達は捕まえた方が良かったのですがまぁアジトを教えたら大丈夫でしょう」
「なるほど。ならそうするか。あ、そうそう、この剣。盗賊のリーダーが持っていたん
だが、火の魔剣らしいんだが珍しいのか?」
「火の魔剣って本当ですか?ちょっと鑑定してみてもいいですか?」
「ん?あぁ、俺のもんじゃないし別にいいけど」
「ありがとうございます。どれどれ、なるほど。一応希少な武器ですね。」
「そうなのか?そもそもこの火の魔剣ってのは何なんだ?」
「それはですね,,,,,,」
火の魔剣とは火の魔石と鉄を織り交ぜて作った武器でこの魔剣以外にもそれぞれの属性の魔石を使って作っている魔剣もあるとの事。魔剣にも強さがあるらしく、魔石と混ぜる鉱石や職人、更には魔石によって魔剣の強やスキルも変わってくる。今回盗賊のリーダーが持っていた魔剣は下の方に部類されるらしい。だが、魔剣は数がそんなに多くないので今回の魔剣はそれ何り売れるとの事。
「なるほど。それなら今回は売るかな。あ、そうだマーセルさんこれ買い取ってくれないか?」
「私ですか?」
「あぁ」
「いいですけど。強さや希少度が低いとはいえ珍しいものには変わりありませんよ?」
「持っててもどうせ俺は使わないしな」
「そうですか。わかりました。ですが専門店で売るよりは安くなりますよ?」
「あぁ、いいよ。知らない人に売るよりは知っていてなお信用できる人の方がいいからな」
「わかりました。では買い取らせていただきます。今回の魔剣でしたら金貨5枚で買い取らせていただきます」
「わかった。あ、それと盗賊達が溜め込んでた宝石や武器とはどうするのがいいんだ?」
「そうですね、盗賊などが盗んだ宝石やアクセサリー類は盗んだ盗賊を討伐した人の物になります。万が一持ち主が返してくれと出てきたとしても返すのは自由です。普通でしたら、お金を払って貰うなどして返していますね」
「なるほど。わかった。それなら今回の物は全部マーセルに売るよ。武器とかはまぁ王都に着いたら武器屋とかに行ってから売ることにするよ。魔剣以外は特に目立ったものはなかったしな」
「わかりました。ですが今手持ちが無いので後日でもいいですか?そうですね、私は普段イスカルド王国の王都に店を構え商売をしていますのでイスカルド王国の王都に来た際に私の店によって頂ければサービスさせて頂きますが、どうしますか?」
「それでいいぞ。なら、イスカルド王国に行った時に売ることにするよ」
「ありがとうございます」
優はリーリスト王国の王都まではどのくらいで着くかを聞いたり何故商人を始めたのか聞いたりしていた。会話が終わると、優はマーセルに休んでもらうようにして、ユーナスは優の隣で体を預けて眠り優はそのまま見張りをすることになった。
特に問題が起きることなく朝を迎え、最初に起きたのはユーナスで次にマーセルでその後に女性達が起きてきて、前日優が助けた女性も目を覚まし最初は優を見て怯えていたがユーナスが説明をすると優に謝りお礼を言っていた。
その後は皆で朝食を摂りマーセルが使っていた馬車に全員のりリーリスト王国の王都へ向かい出発した。因みにマーセルの馬車には商売するための商品などが乗っていたがそれらを全て優の異空間ボックスに入れて人が乗れるようにした。
途中休憩も入れながらで出発してから約10時間でリーリスト王国の王都が見えてきた。内側は壁で見えなくなっており出入口は地球にあるトンネル程の大きさだった。
出入口に近づくと何やら人が並んでいて先頭では兵士がいて並んでる人達はその兵士に何かを見せて中に入って行った。
マーセルに何をしているか聞いてみたことろ中に入るためには兵士に身分証もしくは銀貨3枚を支払わないといけないということ。
「なるほど、という事は俺とユーナは身分証を持ってないから銀貨3枚を払えばいいのか」
「そうですね。ですが、ここで住民票を取るか冒険者ギルドで冒険者登録をしてギルドカードを発行してもらうと銀貨3枚は戻って来ますよ」
「なるほどわかった。それと、彼女達は大丈夫だろうか?」
「大丈夫だと思いますよ。あちらの兵士に事情話すと後はあちらの方たちが色々と手配してくれますから」
「それなら良かった」
優達の出番になりマーセルは身分証を優とユーナスは銀貨3枚を、盗賊に捕まってた人達の事を説明すると兵士達に保護された。その後優は盗賊のアジトの場所を教えると何人かの兵士達が馬を使いアジトに向かっていき、優達は中に入っていった。
「ユウさん、護衛ありがとうございました。では私はこれで、また何かありましたら声をかけてください数日はこの王都にいますので」
「わかった。とまてまて、マーセル商品忘れてる」
「あぁ、これはこれは、すっかり忘れてました」
優は異空間ボックスに入れていたマーセルの商品を全て馬車の中に出してマーセルに商品が全部あるか確認してもらい、優とユーナスはマーセルと別れた。
「なんか、色々とあったな」
「そうだね。それにしてもここはかなり賑わってるね」
「確かに、まだ人族以外は見てないがな。何より人が多い!まぁでも街は意外と綺麗だな。せっかくだしちょっとブラブラするか」
「うん」
2人は歩きだした。王都は夕方なのにも関わらず人が多く賑わっていた。至る所に屋台があり、あちらこちらでいい匂いがしていた。暫く歩いていると夜になったので屋台で色々買って泊まるための宿を食べながら探すことにした。
夜になると至る所に灯りがあり夜なのに明るく外より店の中が賑わっていた。夜の街並みを感じながら2人は宿を探していると賑わいのある場所から少し離れた場所にあった3階建ての宿を見つけたので2人はそこに泊まることにした。
中に入るとそれなりに人がいて1階は食堂になっていて2階と3階が宿泊施設になっているみたいだった。
「いらっしゃいませ~!お食事ですか?宿泊ですか?」
「宿泊で」
「何泊の予定ですか?因みに、1泊おひとり様銀貨1枚となります」
「とりあえず1週間で頼む」
優は銀貨14枚を定員に渡した。
「わかりました!お部屋はどうなさいますか?シングルとダブルとツインがございますが」
「それじゃダブルで頼む」
「わかりました!ではお部屋へご案内します」
優とユーナスは部屋に案内をしてもらった。
「では、ごゆっくり」
店員は戻って行った。
「はぁぁぁ」
優はベッドにダイブして横になった。
「どうしたの?」
「んー、いや、ただちょっと疲れただけだ」
「そう。ねぇそれよりもお風呂はないのかな」
「ないんじゃないか?暫く我慢だな。そう言えば風呂の代わりに生活魔法を使うって聞いたな。ちょっとまってろ。,,,,,,,,,,,,,,,ほれ、生活魔法」
「ありがとう。でもやっぱりお風呂に入りたいかな」
「まぁ、もうちょい我慢してくれ」
「わかった。それよりも明日から何をするか決めてる?」
「んー、そうだなぁ取り敢えず冒険者ギルドに行ってから冒険者登録でもするか。今後入る時銀貨3枚払うのも勿体ないし」
「そうね」
「まぁ、取り敢えず疲れたから寝るか」
「うん」
2人は寝巻きに着替えて一緒のベッドに入り就寝した。2人は疲れていたのかこの日は素直に寝ることが出来た。




