18
テテテテーテーテー テッテレーーー
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【名前】リク
【LV】8
HP 115/148
MP 0/0
STR 20
VIT 22
DEX 23
AGI 22
INT 17
【付加中】身体強化
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ぎゅふ、ぎゅふふふ・・・はぁはぁ。
快感。ヤヴァぃーーっす!
《マスター、帰ってきてください》
(うるせーから。強化解くからもう一回ステータス出して)
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【名前】リク
【LV】8
HP 115/148
MP 0/0
STR 4
VIT 6
DEX 11
AGI 10
INT 13
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うんまぁそうだよね。知ってた。
素のオレって力なさすぎじゃない?
(ねぇアイ。レベルアップであの演出してくれるの、めちゃうれしいんだけど大丈夫?)
《質問の意図を理解しかねます。版権のことを仰ってるなら読者には音は聞こえていませんが》
(直球でメタらないで!世界観ぶちこわしじゃん!)
《それよりマスター、いまのレベルアップで非常に興味深い現象が観測されました》
(流されたっ)
《魔素容量の増加に『しきい値』のような物があるようです。
魔獣を倒す毎に塊を吸収して、魔素容量が増えていることは魔素視によって確認しています。ただし測定しても数値は上がっていません。
感覚的に表現するなら『見た目は増えているのに測定すると変化がない』のです。当初これは容量の上り幅が微量すぎて測定できないのかと推定しておりましたが、最後の1体での増加量はHP表記基準でいきなり43の上げ幅です。
これは今までの傾向からあきらかにおかしい数値です。最後の1体だけ特別な個体だったのか?いいえそれもあり得ません。私は1体1体全て観測しています。その観測値が裏付けています。いままで討伐した全ての個体に観測可能な有意差はありませんでした。
全てが完全に同じ個体なのです。自然界ではありえませんね。それなのに最後の1体で大幅な上昇となっている。
これはあえて言うなら最後の1体によって『しきい値』のような物を超えたのではないかと。この急激な増加量を考慮してレベルアップと判断した次第です》
(あーそんなのアレに決まってるじゃん。NEXT経験値な。スライム10体目でレベルアップして急にステータス上がる、みたいな?難しく考えなくていいよ)
《・・・・・・承知しました。再度レベルアップした時の数値を参考にして、ステータスにNEXT経験値を追記します》
(お、よろしく~)
《・・・・何か納得いきません》
機嫌が悪くなってるな。まぁわかる。いままでも同じことはあった。アイにとってデータは正義だ。理不尽に曲げられると拠り所をなくしたような気になるんだろう。
大丈夫。すぐに機嫌よくなる。
なんでって?
どんどん新しいデータがくるからだよ。オレがバンバン倒すからね!
(よし!アイ!どんどんいくぞ)
それからも破竹の勢いで探索を続ける。オレはもう脳汁ぶっしゃーー状態だわ。だってレベルが上がることが確定したんだよ?まだまだ上がるんだよ?あぁ、永遠にやっていたい。
アイも測定に勤しんでいるようだ。
それからしばらくして。
テテテテーテーテー テッテレーーー
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【名前】リク
【LV】9
【NEXT】112
HP 110/198
MP 0/0
STR 22
VIT 24
DEX 25
AGI 24
INT 18
【付加中】身体強化
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おおおお、、、NEXTいいね。
(アイ、ウルフ1体でなんぼもらえるの?)
《おまちください。ひとまず休息を取ってください。
ダンジョン入りしてから高速で動き続けています。身体強化と精神的高揚感で疲労を感じていらっしゃらないようですが、3時間以上経過しています》
(まだ大丈夫だよ)
《長い目でみてください。
途中でこまめな休息を取ることが結果的により長時間の活動を可能にするのです。止まって水分補給を。その後でなら質問にお答えしますので。索敵警戒は私にお任せを》
(なんかオレ、いいように操られてるような?アイがどんどん人間臭くなるのは歓迎なんだけどさ)
ひとまず壁にもたれて水を飲む。
飲んでみてノドがカラカラだったことに気が付く。
緊急事態に備えて身体強化は維持したまま意識を丹田に集中し魔素の回復に努める。あまり効率はよくないがダンジョンの中なんだ、これがせいいっぱい。
まぁここは見晴らしの良い長い通路だし不意打ちをくらうような場所じゃない。しかもウルフ程度じゃ見てから対応で十分だし。
《1体でなんぼ、でしたね。
そのままお聞きください。ウルフ1体あたりの経験値は算出中です。NEXTの値も仮の数値です。次のレベルアップでかなり真値に近づけますのでお待ちください》
(そんな厳密じゃなくていいよ。そもそもこの数字はアイが決めてるわけだろ?言ってみればアイの胸三寸じゃないか)
《そうですが、いえだからこそ正確さに拘りたいのです》
(まーじーでー頼む。おねがい、な?だいたいでいいから)
《はぁ、あくまで仮としてくださいね?》
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【名前】グレイウルフ
【LV】2
【経験値】2
HP 4/4
MP 0/0
STR 8
VIT 5
DEX 10
AGI 15
INT 3
【スキル】噛みつき[5]
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ちょっとまて! おかしい! おかしいよ?
え? なにこれ? なんで?
(アイ!!!これ鑑定魔法?どうなってるの?
ってゆうかスキル!オレは?オレにもスキルちょうだいよ!!)
《マスターのステータス表示と同じです。
データを収集蓄積し統計解析した結果です。鑑定ではありません。ましてや魔法でもありません。計84体のグレイウルフを倒したからこそです。
スキルに関してもマスターを敵と認識できた全ての個体が初手に噛みつきの動作を準備していたため、得意かつ特異な攻撃技『スキル』と認定しました。ただし一度も攻撃は発動していません。その前に全てマスターに葬られています。
以前にも申し上げましたが、現在攻撃スキルの概論を優先的に構築してお・・・
(オレにも!!オレにもスキル!)
《ちっ》
(舌打ち!? ねぇいま舌打ちしたっ?)
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【名前】リク
【LV】9
【NEXT】112
HP 127/198
MP 0/0
STR 22
VIT 24
DEX 25
AGI 24
INT 18
【付加中】身体強化[2]
【スキル】長弓[5] 速射[1]
身体強化[3] 気配隠蔽[7]
【ユニーク】魔素視 AI解析
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むふ。むふふ。
いいよねこれ?永遠に見てられるよね?あ~~なんかわかる。わかるぞ!アイも相当勉強してるな?スキルの後ろの数字とかさ。
もうわかりみしかないよね?
現時点で100点満点だわ。褒めてつかわす。そしてスキル!速射!これもわかってるよねぇ。低LVなんだからさ、いきなり 審判[EX] とか出されても引くのよね。それに対して『速射』だよ。
うん、もうすごいとしか言えない。いぶし銀のステータス職人さんだよ。これほど現状に合わせたチョイスもないよね。使う。使い倒すよ速射!後ろの数字、上がるよね?
(いいよ~~、アイちゃん。すごくいい。最高だよ、もう手放せないぜ。頭ナデナデしてあげる)
《キッショ》
(ひどっ!?)




