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ファルトゥスの護衛官(仮)  作者: 北上輝月
Epilogue; One last…
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§.02 Next Spring

 翌年の春。入学式が無事に終わった昼過ぎ、俺はフィリアとユーヴェイン、それにサクヤとティアを誘ってカフェテリアに昼食を取りに行った。

 校舎内を移動していると、突然、


「先輩!あのときの先輩ですよね!?」

 勢いよく駆け寄ってくる女子生徒に、腰をぶつけられた。やめて超痛い。

「だ、誰……?」

 見た感じ、新入生か。生憎だが、新入生に知り合いはいないはずだ。

「私です!去年の文化祭で、迷子になってたところを助けてもらいました!」

 その瞬間、全てのピースがハマった。というか、思い出した。

「ああ君か!そうか、合格したのか。……おめでとう」

「はい!」

 元気よく返事する彼女。

「あの日はありがとうございました!お陰で、ここに戻ってこれました」

 うれしそうな彼女に、思わずこっちも心が和らぐ。彼女が戻って行くのを見送り、さてカフェテリアへと舵を切りなおしたとき。

「イリヤ。あの子誰?」

 ちょっと重い声のフィリアがいた。

「……迷子の子。去年の文化祭で、迷子になってたから、助けたの」

 ガクブルになりかける俺。怖いよこの娘。


「そんなに怖がらないでよ。……別に気にしてないわ。疑問に思っただけ」

「それならいいんだが」

 冗談に聞こえないんだよ。


 心地よい春風を感じながら、談笑しつつ昇降口をくぐった。

今にも終わりそうな雰囲気を漂わせておきながら、まだまだ続きます。むしろここからです。ストックが切れたので、ストックがたまり次第投稿します。気長に待ってください。最短で、年内には再開できると思います。

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