女神アイリス2
目の前の存在、アイリスは、自らのことを「あなたの世界を作り出した存在」だと言った。
それは、自分が神だと言うことを示唆していた。
オレの生まれた世界は確かに神がいた。
だが、それは男の神であり、女神ではなかった。
直接声を聞いたこはないが、世界の伝承でそう伝えられてきたし、歴史上の数々の奇跡の影には神からのメッセージが遺されたものもおおく、オレ自信が導きを得たこともあった。
あれはまだオレが一人で旅をしていた頃にまで遡る…
旅の途中に訪れた湖畔の街ラダムトトでは、湖が赤く染まり疫病に人々が苦しんでいた。
オレは問題を解決するべく奮闘したが、対策は糸口さえ見つからず、3ヶ月ほど街の中をさ迷っていた事があった。
ある朝、宿屋で目が覚めると、宿屋の床に道具袋から薬草がばら蒔かれていた。
不思議に思い片付けをするも、翌朝も同じように散らかっていた。
宿屋の女将に侵入者が居なかったか訪ねるも、ここ数日の宿泊客はオレだけであり、施錠もされているので侵入された形跡はないということだった。
念のため部屋を変えてもらい、俺は寝た振りをして道具袋を見張ることにした。
寝た振りをしてしばらくすると、オレの道具袋は誰もいない空間でふわふわと浮かび上がり、中から次々と薬草が床にばら蒔かれ、そして道具袋は元の位置に戻された。
現場を目撃した俺は、犯人の姿を目で探すも、そこには何者の姿もなく、物体の移動だけが物理的に行われていた。
そして、そこで初めて、ばら蒔かれたかのように思っていた薬草が規則正しく並べられていることに気がついた。
そして、それは昨日より量を増やして見えた。
現象が収まったあとで体を起こし、それをよく確認してみると。
【スイゲン マモノ イイカゲン ハヨタオセ カミヨリ】
そう、文字で記されていた。
俺は半信半疑で湖畔の上流にある水源に向かうと、そこは体から毒を垂れ流しにしている魔物の巣になっていた。
倒したら街から疫病はきえさり、平和になった。
俺はそれを神からのメッセージだと確信した。
それからも同じようなことが度々あったが、それは決まってオレが行き詰まったときに起こっていた。
ただ、例外もあった。
あれはオレが最後の決戦前、仲間達と街で買い物をした時の事だった。
もがみんの勝負パンツを選ぶのに付き合わされたり、カレンの姫ドレスを買うのに付き合わされたり、シロッカの女性情報誌ao.aoを買うのに付き合わされたりしてから宿屋に戻り、いつもは控えていた酒を出発前の景気祝いということで飲んだあと、場の流れというかなんというか、盛り上がってしまって…全員同時に抱いた。
冒険をする上で恋愛行為は控えようと決意はしていたのだが、あの夜ばかりは滾る心と体を抑えられず、結果全員を相手にしたお楽しみ行為に発展してしまった。
ほんとそれはもう、すんごい良かった。
もがみんは恥ずかしがってパンツでオレに目隠しをして「ダレンのバカ!…好き」といいながら迫ってきたし、カレンは姫ドレスを「本当はダレンに破いて欲しいんだ…」とか言いながら自分で破いて迫ってきたし、シロッカは先程購入したばかりのao.aoから切り出した卑猥な特集ページのスクラップを片手に、「なるほどー?なるほどー?」と言いながら何度もヒールをかけて迫ってきた。
オレはシロッカのヒールの力も借りて全員を満足させることに成功し、たしかな充実感と気だるさの中、仲間たちを両腕で抱き抱えるようにして、幸せな眠りについた。
そして翌朝、目が覚めるとそこには。
【リアジュウ バクハツシロ】
という薬草メッセージが残されていた。
というように、神はいる。
だが、男の神であるはずだった。
すると目の前の存在は、果たして…
と、そこまで思いを巡らせた所で、オレは意識を戻した。すると-
『…あの、ダレンさん?おーい、ダレンさーん!あのあのきこえてますー?おーい勇者ダレンさーん???なんでこんな状況でえっちなことかんがえてるのかなーー???ダレンさーん……ぐすん』
女神が拗ねていた
女性キャラがえっちなおかげで二話で書ききれませんでした




