幸せな未来という名の心配すぎる将来
短め?
「あー面白かった。こんなもの見ちゃったら許すしかないよねぇ。」
「雪兄って甘いよねぇ……。」
というかあなたがしつこすぎるんです。
「そうかな?」
「僕なら泣いて懇願して壊れて狂っておかしくなるまで苛め倒すのに。」
「うん、仄亞ちゃん、君の将来がものすごく不安でならない。」
「いえ、もう慣れましたから。」
慣れた自分が怖い。まあ、実際こういうことが原因で逃げたわけじゃないしね。何一つ問題ないんだよね……悲しいことに。
「だって雪兄、壊れた仄亞はものすごく可愛いんだよ?必死で僕だけを求めて。それに、そうでもしなくちゃ逃げられちゃうかもしれないでしょ。」
いや、そうされても逃げましたよ。
「逃げられてたじゃん。」
「精神的には逃げられてないから。ね、仄亞。」
「まあね……刑事ドラマの手錠とか、大縄の縄とか見ると過剰反応しちゃうしね。」
精神的に逃げることが出来たことなど一度もない。
「うん、一体君たちは小学生のくせに何をしていたのかな?」
「えーと……あー……」
「健全に遊んでました。」
嘘です。
「健全な遊びに手錠も縄も出てこないよね。」
ええその通りですとも。警察ごっこしてましたなんて言えないしな……どーしましょ。
「大丈夫。責任は取るから。」
「大丈夫です。特に何があったわけでもありませんから。」
「仄亞ちゃん、今度僕とゆっくりお話ししようね。君の精神は一部壊れてる気がするからね。」
「それは二人きりでってことですか?」
「うん?駄目なの?」
いやぁ、駄目というか……。
「その場合苛められるのは私のほうなんですが。」
「本気で何してきたの君らは……。」
どうやら呆れられているようで。
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さて、更新頻度が恐らく低くなるかと。理由は私生活が忙しくなってきたため。できれば今のペースで頑張りたいのですがね。恐らく三日に一回くらいになる気が。とりあえずやれるだけやってはみますが楽しみにしている方がいらっしゃいましたら申し訳ありません。それでも読んでいただければ幸いです。