表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ドラゴンと不思議な図鑑  作者: 龍果実
65/97

第64話 「毒ガスの迷路」

意気揚々と荒れた道を進むソライト達。

道中メタンが一度濃ゆくなったがそれっきり

だった。しかし、視界はかなり悪い。


ソライト

「数メートルなら見えるけど…

 あまり離れすぎないようにしたいな。」

レオファング

「それはそうだけど…妙だ。静かすぎる。」


スカルビーストもラットモールもいない。

とにかく静かな道が続いたが、やがて

大きな穴が壁に開いているのを発見した。

その穴の中からだろうか、ズドーン…ガリガリ

と大きな音が響き渡る。


そして何よりガスの濃度が薄いが砂煙がすごい。

やがて影が見えてきた。穴の中で何かが

動き回っているようだ。


モルドレイク

「グルッシュゥウウウ………!」

ソライト

「モグラ…って言うよりも」

レオファング

「ドラゴンだよね…しかも地龍種じゃん…」

ダイキチ

「なんであんなバケモンがいるんだよ…!?」


歪で巨大な爪とかなり霞んだ黄土色の体。

時折見せる縮こまった姿こそモグラにも見えるが

正面を見せたその顔はまさしくドラゴンだった。


ダイキチ

「わがまま言うようで悪いが

 このままだと崩壊の可能性があるんだ。

 なんかこう…1発で仕留められる方法は

 あるかい?」

ソライト

「狭いから爆発はダメだし…

 アイツの弱点がわかればなあ‥」

その時モルドレイクの鼻がすんすんと動く。

匂いを嗅ぎ当てたのかこちらに気づいた。


モルドレイク

「グホオオオーンン"ン"!!!」

ソライト

「やべ!気づかれた!」

ソライト達を目掛けて突っかかってくる!


逃げだしても濃ゆいガスが行手を阻む。

距離感と姿は掴めても自分達が今どこを走っているのかがよくわからない。


レオファング

「どうしよう…!このままじゃ…!」

ダイキチ

「そうだ!300メートル先にシャッターがある!

 ボタンを押すんだ!」

ソライトが先着でボタンを押すとブザー音と共に

シャッターが降りて来た。モルドレイクはその巨体ゆえに通り抜けられないので衝突する。


ダイキチ

「なんとか助かったが…時期に突発されるな…」

シャッターの奥ではガンガン!と音がする。


ソライト

「…!そうだ。動けなくなるまで

 動かしてしまえばいいんだ!

 氷獄の幻影迷宮!

 (アイスヘル・ホロウラビリンス!)」

大きな氷の壁が出来上がる。


ソライト

「15分欲しいけど良いかな?」

ダイキチ

「…まあ、良いだろう。

 その代わりヤバいと思ったら逃げるぞ。」


シャッターが破られるとモルドレイクは

氷の大壁にそのまま吸い込まれた。

ダイキチ

「うおわ!?吸い込まれたぞ!?」

レオファング

「さて、どうなるかな…

 (なんであんな大技使えるんだろう…)」


…15分後大壁からモルドレイクが出て来た。

出た瞬間に呻き声をあげて倒れたようだ。

そして氷の大壁は粉々に砕けた。


ダイキチ ソライト

「え…」 「よっしゃあ!」


氷獄の幻影迷宮は氷でできた鏡の中に

入った者を閉じ込める魔法だ。出ようと思っても

そこいら中に様々な角度で鏡が貼られているので

どこに向かっても出口らしき物は無い。

そして内部の気温はマイナス5℃なので

地龍種は到底生きられないのだ。


レオファング

「よし、後は抜け出そうか!」

3人は駆けだした。


しかし、崩壊している箇所も多々あったので

迂回の繰り返しだ。


ーガラガラガラガラガラガラ!!!

ダイキチ

「危ない!下がるんだ!」

ソライト     レオファング

「あっぶね〜…」 「助かりました。」

道が塞がれていく。使える道も残りわずかだ。


ダイキチ

「急ぐぞ!ここが塞がれたらもう後がない!」

スピードを上げて走る、前方から崩壊する音が

聞こえながら恐怖で自分を奮い立たせる。


瓦礫が崩れる寸前だった。

飛び込みで入り口に辿り着く事ができた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ