第56話 「ジェットコースター」
スズユキ
「マモリヒメ!」
ソライト
「クソッ!やられた!」
トロッコは分かれ道に入ったり急カーブで
大きな重力を入れるので乗っていたソライト達は移動一つ苦労する。
そんな中で宙に浮くマモリヒメを失うのは致命的だ。
岩盤に抉り込まれたマモリヒメは
そのまま動かなくなってしまった。
大きなカーブに入ったと思ったら
ヴァルハレアは何を思ったのか奥に飛んで行った。
バルハレア
「さて…次はトロッコを狙わせてもらおうか。」
レオファング
「みんな気をつけろ!この先急勾配だ!」
50度の角度をもつ山の道に差し掛かる。
急にゆっくりになったので落ち着いた。
ソライト
「急に穏やかになった…?」
アグナルーネ
「でもヴァルハレアはいないわ!
まさか…待ち伏せされたんじゃ…!?」
トロッコが山道を登る。
緊張が走ってくる、まるでジェットコースターに
乗るような感覚だろう。
アグナルーネ
「…ねえ…山道の向こうのあれ…」
完全に待ち伏せされている。トロッコの
下り坂の底で待ち構えていた。
ソライト
「くそっ…良い気になりやがって…!」
ヘレス
「はっ…そうだ、ソライトさん
何かオラ達をどこかに飛ばせる物はないだかね?」
ソライト
「そんな都合の良いものが…あった。」
パラパラとページを捲ると本当に見つかった。
ソライト
「"ケダムコビト・二ョシバイタキイ
・テケカハジンデトツア・ニトーゲ"」
巨大な(ワープゲート)が出てきた。
図鑑がこのエリアのマップを出す。
ソライト
「俺達が今ここにいるから…
ここが1個目で…出口は…ここだ!」
ヘレス
「…!なるほど!その手があるだべさ!」
ワープゲートを使って自分たちがすり抜けるか、
攻撃を吸い込ませて背後から射出させて自爆を狙う算段だ。
いずれにせよ待ち伏せは防げるのだろう。
ワープゲートが移動して機能し始める。
しかしこのゲートには弱点がある事を
ソライト達は気づいていなかった。
ワープゲートはとても強い電磁波と重力で
空間を歪ませて門を繋ぐのでチャージする
時間も必要なのだ。当然、バルハレアが
そんな怪しいものを見過ごす筈もなく…
バルハレア
「なんだこのデカブツは!?
というか私の目の前に置くとは…一体どういうつもりなのだ…」
貯めていた光の魔力を少しだけ放ち、ゲートを壊してしまった。
ソライト ヘレス アグナルーネ
「あ。」 「あ…」 「あ。じゃないわよ!」
次の瞬間、トロッコが降り始めた。
豪速で走るトロッコに恐怖する一同。
麓では余裕の笑みでバルハレアが待ち構えている。
バルハレア
「フハハハハ!!!ここまでの長旅ご苦労だったな!
遺骨はコレクションしてやる。安心しな!」
ソライト
「…そうだ!ヘレス!
(リバウンド・レールガン)を撃ってくれ!」
ヘレス
「わあかったあああだあああ〜〜……」
ソライト
「そうだ、構えてはいいけど…」
時速120キロのトロッコの上でヘレスの
三半規管は弱っていた。
バルハレア
「さらばだ、異邦の冒険者ども!
至高の流星撃!(プラウド・シューゲイザー)!」
大きく振りかぶったトライデントから眩いばかりの
光の衝撃が流星となって襲いかかる!
迫るトロッコ。
しかし正面の面積が異様に広い。
広がった面積はやがて流星とほぼ同じくらい
大きくなっていく。次第に中心は尖っている
巨大な塊がヴァルハレアの前に立ち塞がったのだった。
閲覧いただきありがとうございます♪
じゃあこっちもヒレカツをがぶりっ…
設定集のコーナー
「各ボスの決戦の舞台」
グランプレスと戦った大広間。
あの場所なのですが日本武道館をモチーフしています。
筆者の私は行ったことがないのですが建築物の
あの雰囲気がグランプレスには似合うな〜って。
オミストカルは本文の通り神戸や福井、東京の
空襲時の街並みです。いずれも時間帯は夜。
ロナドームに関しては…ううむ…これは
福岡県にお住まいの方ならわかりますが
皆さんは「大濠公園」をご存知でしょうか。
そこなんです。
そして現在戦闘中のヴァルハレアは
とある炭鉱になっています。どこかを言うと
ネタバレになるので次話以降をお楽しみに!




