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ドラゴンと不思議な図鑑  作者: 龍果実
29/97

第28話 「放っとけないから」

ソライト

「やっぱ放っておくのは無理があんだろ!

 ”イザンダ・ルナイセ・ルメヒ・ラカチノリカヒ!“」

シンプルな(聖剣)が出てきた。

「“ゴカ・ウユチツヒ・シリワマタ・ユジンシ!”」

白い木製の(フェイルノート)が出てきた。


ソライト

「ヘレス!コイツを使え!」

ヘレス

「いいだけど…なんか矢が極端に少ないだ…」

いつもは5〜60本ある矢が今回は8本しかない。

しかし矢はかなり豪華な舗装がしている。


先陣を切るソライト。

縦一閃を決めるとじゅわっという音を

立ててアンデットが焼ける。

どうやら驚愕の再生能力は発揮されないようだ。

これ見よがしにとレオファングもデルタカリバーに

魔力を込めて切り掛かる。


レオファング

「やっぱり…アンデットだったのか!

 聖なる力や陽の光に弱く、無限の命を持つ…」

デルタカリバーに聖なる魔力を纏わせる。

大きく放った爆炎の一閃は束になっていたアンデットを

斬滅する。


しかし…一体だけ燃えながらも立ち上がる個体が居る。

それどころか炎の色を白く変えて、やがて自然に消滅させてしまった。


スズユキ

「気をつけて!あの個体はアンデットではありません!」

スズユキは背中に備えていた双剣を抜いて構えた。

上級個体が居る、ゴブリンとは一味違うようだ


上級アンデットはまるで忍者のような身のこなしで

動き回り、煙幕や斬撃で応対してきた。

攻撃の狙いは定まらず、お互いの距離感も

掴めなくなってきた。


ソライト

「ゲッホ!ゲッホ!…何か…打開策が…!」

ヘレス

「集中…集中して…!当てたいものは…必ず当てるッ…!」」

ヘレスが渾身の一矢を放つ。すると3秒後…


ドスっ………と音がした。

まさかと思っていたが晴れた煙幕の中から、

藁人形と血を流して倒れている

上級アンデットの姿があった。


スズユキ   ソライト

「すごい…」 「やった!」

この結果に満足していないのはヘレスである。


ヘレス

「おかしい…今絶対に外したはずだ…」

…そう、確かに真っ直ぐに撃てば外していた。

だがフェイルノートには必中の加護が備わっているので、

絶対に当たる。が、どこに当たるかは弓主の腕前や

心構え次第だ。


つまり…ヘレスは実力で相手の弱点こと心臓を撃ち抜いたのである。その事を見抜いていたスズユキはただただ驚愕としていた。


武器を図鑑に戻す。

ソライト

「…とまあ、この先こんな感じだからさ、

 一緒に行ってほしいけど…どうかな?」

スズユキ

「…わかりました。先程は何も出来ず

 終いでしたが、力になれることがあれば。」

一向は更に賑やかになった。


階段を降りては牢屋の中に何か無いか探す。

迷路…というにはあまりにもさっぱりしていて

どこの通路にも必ず道が続いている。

いずれも人工物みたいで、

その不気味さは更に味を増していく。


24階層…

食堂のような場所に辿り着いた。

冷蔵庫の中には大トロや鹿肉、

中には正体不明の肉塊までも置いてあった。


ソライト

「うっ…!人の…腕…?」

スズユキ

「これは…魚の目玉ですかね。」

ヘレス

「酷い…!(タソガレシオクジラの生き目玉)だ…!」

レオファング

「それって今は色々な国が法的に採取禁止にしているよね。確か方法は…」


(タソガレシオクジラ)は体長およそ7mの巨大な哺乳類だ。

天気が良く、夕日が綺麗な時に浅瀬の方で潮を吹いている姿をよく見かける。


その目玉はとにかく絶品らしく、

みずみずしいのはもちろんだがなんと言っても

食感が良く中の構造体はものすごく美味しいと言われて

大流行した。


ヘレス

「オラの故郷は最初から禁止していただ…

 食事…珍味のためだけに生きた生物の視界を奪うのは非人道的だからだな。」

レオファング

「その考えは正しいと思う。

 個体数こそ多いけど、やはり生きているんだ。」

ソライト

「だったらなんでそんなモノが…」


血痕がある包丁に洗われていない鍋…

恐る恐る探究をしていくと案内板があった。


案内板

「この先、狩猟用具置き場

 左 トイレ 右 食品保存室」

道は3つに分かれているのでトイレは

ソライトとレオファング、狩猟用具置き場は

ヘレスとスズユキに別れて探索を開始した。

閲覧いただきありがとうございます♪

そして21日ぶりの投稿ですね、お久しぶりです。


設定集のコーナー

「タソガレシオクジラ」


さて!復帰直後でかなり生々しい物が出てきましたね。

今回登場したタソガレシオクジラの生目玉はその名の通り

生きたまま取り出された目玉という事です。


ちなみに目を取られた後の視界はどうなるかというと

当然見えなくなりますが実はクジラたちにとっては

どうでも良いことなんです。


そう、このクジラは一年の大半を深海で過ごしているので

目は基本閉じっぱなし。超音波で障害物を察知しているので

視界が無くても余裕で生きていけます。とはいえ目玉を

繰り抜かれる痛みは悶絶級です。

ああ、想像しただけでゾクっときた…!ではまた!

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