第20話 「焼き尽くされた街」
レオファング
「背中をいかに守るかなんだよね。
実際、技より剣の性能を頼ることなんて
あまり経験が無いわけなんだし。」
ソライト
「言うてる割には、撃ち合ってる最中に
隙は見えて無かったけどな。」
レオファング
「流石にスタイル一式を変えるのは
時間がかかっちゃうよ…」
練習試合の結果を話しながら、
一向は洞窟の更に深くを探索中だった。
主人の感情と共に性能が変わる。
とても不思議な剣に3人が話す話題は持ちきりだった。
そんなこんながあって話も足も進ませていると
洞窟内部でも明るさのムラができるのが確認できる。
鉱石が無い、あるいは精度が低い物しかない箇所では
道は暗い闇に晒されている。
また、19階層の植物地帯は木の根っこの部分になっていて、沼地や湖、湿地帯だらけだ。
しかし光源に困ることはない。
生えている光る菌類の植物が灯りになっていたのだ。
だがどこか不気味な感じがする。
グランプレスと初めてあったあの時に感じた
なんとも言い難いオーラだ。
ソライト
「2度目となると…もう何か来る!って
わかってるからいいけどさ…」
レオファング
「…嫌な感じだ。まるで腐った死体でも
相手しているような…そんな感じ…」
ヘレス
「悍ましい感じだべさ…れおさんの言うとおり…
まるで"死んでいる何か"を感じる…」
深いジャングルのような景色、
異常な成長を遂げた植物が続く道…ひとえに言って、怖い。
ソライト
「…ストップ!ヘレスもこの先は厚着しよう。」
ヘレス
「ふえ?」
ソライト
「あの大きく育った紅い花…“ネツボウソウ”だ。
花弁と葉に触れたら最後、熱を奪って成長する。」
レオファング
「…ああ、種子が爆弾になる特級危険植物か」
(ネツボウソウ)の花弁にはとても強力な
冷却作用がある。更に反応に伴って種子には
誘発機能がつくが、それが爆弾と同威力なのだ。
ソライト
「この木の実は…ダメだ。“ヒメイチジク”は
ひとたび口にすれば悲鳴があがる激痛作用がある。」
ヘレス
「昔、村の子供が間違えて食べて
大騒ぎしてただなあ。というかそれらって
逆に見ることもない珍しい果物だけど。」
蔓を切っては雑草を払いのけて進む。
道中に見つかる様々な植物が毒素や危険性が
あるものばかりだった。
20階層__
階段を抜けると…ボロボロの街が見えてきた。
ソライト
「なんて書いてあるのかすらわかんねえな」
日本語で「食料品の店」と書かれているが、
ブリタニア王国の国家言語は英語なので当然読めない。
木製の家にタイル貼のビル…全てがボロボロだ。
襲撃でもあったような跡がそこいら中にある。
ヘレス
「なんだこれ…頭巾…?でも焦げ臭い…」
レオファング
「……みんな隠れて!何かいる…?」
浮遊しながら移動する龍の影。
隠れている側で急に止まった。
??????
「…お客様かしら?
アタクシはオミストカル。"翼"の守護龍よ。
隠れてないで出てきなさい。」
ソライト
「…アンタも七秘宝に反応して目覚めたってことか?…」
オミストカル
「当ったり〜!グランは他ので
私はコートなんだけどネ〜!!!
ソレにアンタ達、早く降りるか上がるかなさい。
また空襲が来るわヨ。2時間後に…来るワ!」
ソライト
「空襲…?」
オミストカル
「フフッ…図鑑を見てみなさい。その惨状がわかるわ。
図鑑を開いて(空襲)を調べる。
すると3人の顔はまたたく間に青ざめた…
(空襲「無差別の爆撃、近代戦争最大の過ち」
…その目的は敵国軍事施設を焼き払うため
だが、空から降ってくる爆弾や焼夷弾は
多くの罪なき者すら焼き滅ぼした。)
空から爆弾が降ってくるという驚愕の事実に
唖然とする一向だった。でもどこからどうやってと悩む。
何せここは洞窟なので仕掛け天井でもあるのか無いのか。
ソライト
「建物の中なら大丈夫なんじゃないのか?
まあ木造なら話は別だけど。」
レオファング
「そんな事よりもこの建物…
誰か住んでた跡があるのはなんでだろう…」
ヘレス
「広さも深さもわかんない…階段を探すだべ!
でも確かに…そもそも誰が建てたんだ…?」
急いで19階層への階段の場所に戻るもそこは駅舎に変わっていた。
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フライデーだから揚げ物が食べたい!
設定集のコーナー
「ソライトが魔法を放つ時」
ソライトが魔法を使うときはどのようにするか、
結論を言いますと「図鑑を魔導書替わりに使う
ときもある。」です。まあ、悪魔で詠唱カットが
理由ですね。
武器を出しているときはその武器に魔素を付与します
詠唱は図鑑から武器や兵器を出す時以外は文でも
カットしてますが基本は何か一言呟いてますよ。
そうそう、今私(魔素)という言葉を使いましたね。
これはこの世界における魔法においては重要な
ワードになるのでまた今度説明しますね!では!




