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猫耳少女はなぜ呪われたのか

作者:鈴女亜生
〝働くニート〟を自称する海原星大はある日、一人の少女が転ぶ場面を目撃した。

その少女は転んだ拍子に、頭の上とスカートの下から、普通の人間にはないものを生やしていた。

それが〝猫の耳と尻尾〟だった。

それを目撃してしまった海原は少女の回し蹴りを食らい、少女が働く喫茶店に運び込まれる。

そこでその少女、犬山莱花が何者かに〝呪われている〟ことを教えられた。

喫茶店の店主である鴉羽美綺は〝魔術師〟を名乗り、その呪いを解く方法も知っているそうなのだが、その犯人が分からないことには解けないと言う。

鴉羽はその犯人を海原に探させようと考え、そのために海原に一つの呪いをかけていた。

それが犯人を見つけ出さなければ、〝一週間後に死ぬ〟という呪いだった。

海原は生きるため、犬山に呪いをかけた犯人を探すことになったのだが、その方法は意外と簡単だった。

犬山とその親友である姫渕優子が既に犯人候補を三人に絞っていたからだ。

その犯人候補と接触し、海原はその中に犯人がいるのか判断するだけだった。

早速、海原は三人の犯人候補、足利迅矢、天岐秀令、光峰未実と接触し、判断を下そうとする。

だが、一度だけでは難しく、海原は鴉羽の力を借りて、より本音が引き出せる夢の中で更に接触することにした。

その後、夢の中で三人と逢うのだが、そこで判明したことはその中に犯人はいないという事実と、犬山の奇妙な一面だった。

その理由を探るために海原は再び姫渕と接触し、姫渕が〝魔法使い〟であることを知ることになった。

その姫渕の行動が犬山の一面と繋がっていると分かったが、犯人が誰なのかは分からなくなってしまった。

そんな時、突然犬山が姿を消した。

犬山がどこに行ったのか、調べた結果、海原と姫渕は一匹の〝黒猫〟と出逢う。

それが新たに呪いをかけられた犬山だった。

その呪いが同一人物のかけたものである可能性が高く、黒猫を発見した光峰から話を聞いた海原はそこで〝呪術師〟の存在を知ることになった。

それも、その呪術師は海原の知り合い、アルバイト先の同僚である白瑞唯人だった。

既に白瑞は呪術師を引退した身だったが、海原は犬山の呪いを解いてもらおうとする。

そこで一つの事実が判明し、ついに犯人を特定することに成功した。

犬山の呪いは無事に解かれ、海原は鴉羽の嘘を知るのだった。
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