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異世界で勇者として召喚されたけど雑談系生主してる件  作者: なりあき0079
第2章 配信業も忘れずに!
14/18

第8話 勇者覚醒 無双しました(事後報告)

「これが勇者の力・・・わかってはいたけど、すごいわね」


「わらわはこの力にって封印されたのじゃ。思い出すだけでおぞましい限りじゃ」


「え、あ、えっと。本当にこれがアキナリさんの力なのですか!」



自分でも信じられないことだが、ゾーラ国境の要塞には無数の魔物の死骸が横たわっている。


俺はノートPCを取り出して、ネコ生を立ち上げる。


*よう勇者、結果教えろ

*生きてたか

*結局どうなった?


「ありのままを話すぜ。俺たちパーティは3日かけて、トポロジアとゾーラとの国境の要塞にたどり着いた。途中魔物に出くわすことはなかったんだ。だから何事もなく今回の任務は終わるんじゃないかって思ってたんだ」


*で、要塞についてどうなった?

*勇者の力は発動したのか?

*なぜぱん2映さなかった


「そして要塞は静まり返っていた。しかしそう思っていたのは束の間で、魔物たちの蠢く声が聞こえてきた。そうこうしてるうちに、俺たちパーティは魔物に囲まれたわけだ」


*絶体絶命だったんだな

*どうやって切り抜けた?

*どれだけの魔物がいたんだ?


「魔物の質も高かったと思う。ゴブリンとか弱小モンスターじゃなく、きちんと訓練されて、統率がとれた連中だった。規模は要塞を埋め尽くすくらいはいたんじゃないかな。とにかくヤバいと思った」


*まじか

*で、どうやって戦ったんだ?

*どうせルチアさんの魔法で瞬コロだったんだろ


「最初、要塞の外で囲まれて、まずルチアさんが切り込んでいった。援護射撃としてメルちゃんが魔法をぶっ放した。イレールもルチアさんとメルちゃんが疲れないようにヒーリングの神官魔法を唱えていた。ただ、もう数がやばすぎた。倒しても倒してもきりがない。ルチアさんも魔法と剣を駆使して戦っていたが、どんどんじり貧になってきたし、メルちゃんもマナが尽きかけた。イレールも疲れてきて、倒れそうになってた。もう、後がないと感じたよ」


*女の子ばかりにやらせて・・・

*働けks

*で、どうなったんだよ


「このままでは全滅だと思った。なにより、他の3人の女の子が頑張ってるのに俺ときたら、ただ眺めているだけで、やりきれなかった。みんなを俺の力で守りたい、そう思ったら、右手の紋様が輝き始めたんだ。それも今までとは全く違って、右手の甲に痛みを伴って、ものすごく輝きだしたんだ」


*勇者覚醒

*そして無双モードですね わかります

*ご都合主義キター


「まず、要塞前の魔物を薙ぎ払いつつ、要塞から出てくる魔物を倒していった。その間、ルチアさんも体制が整ってきて、本領発揮しはじめた。俺は背中をルチアさんに任せて、とにかく、要塞へ突入していった。メルちゃんはイレールにマナを回復してもらいつつ、後方から時間をおいて要塞へ突入した。もうあとは、俺たちの独壇場だったよ。俺は常にルチアさんに背中を任せて、魔物を倒してゆき、ルチアさんはその梅雨払いをする。そしてマナを回復したメルちゃんが一気に残存する魔物に暗黒魔法をぶっぱして。それで、今に至る、って感じだ。」


*おい、志村後ろ後ろ!

*魔物のこってんぞ

*やべ、ガチ怖そうなモンスターw


振り返ると、10匹くらいの魔物の残党がこちらへ向かってきた。

再び俺の右手の甲が激しく輝き始める。

身体が軽くなる。

俺は魔物の群れめがけて走り出す。

剣を振りかざす。

剣からでる波動が魔物の群れにヒットした。


グシャアアアアアアアアアアアアアアアアアア!


魔物たちの断末魔が響き渡る。


だが、2匹、ヒットしそこなった。

そこはルチアさんがすかさず対応して、鮮やかな剣裁きで仕留めた。


「とまあ、こんな感じで俺は勇者としての能力を自由に発現させることができるようになったんだよ」


しかし、この力を使うと、全身が悲鳴を上げるんだよね。

普段使ってない筋肉とか使うからだとは思うけど。

使いこなすには日々の筋トレは必須だよね。



「そちの能力が解放された今、わらわたちの総合的な戦闘力は飛躍的に上がってることじゃな。ある程度のことは対処できるじゃろて」


「しかし、このことをどう報告すればいいのかしら。ゾーラの動きも気になるわね」


「えっと、あの、はい!私は皆さんの足手まといにならないように頑張るだけです!」


「とりあえず、このことをガイナスの参謀本部に知らせなければいけないな。長居は無用だと思う。みんな帰ろう」


俺たちは魔物の死骸にあふれたゾーラ国境要塞を後にすることにした。



つか、やっぱり俺なんか大変なことに巻き込まれてしまったよな。

今後どうなるんだろ。

できれば戦いたくはないんだよね。

しかし、実際この俺の戦闘力を見せつけておいて、黙っておく人はあまりいないと思うし。


まじで困った。


本当まじでどうしよう。


「大丈夫、アキナリ、あんたならできるわ」


ルチアさん!そんな気休めでおだてないでくださいよ!



ほんと、戦闘はもうしたくないっす。

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