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生還(2)



何とかなった事に安堵し、その場にしゃがみ込む俺、そんな俺に盗賊の頭がヘラヘラした表情で話しかける。



 「まさか剣士だと思ったお前も魔法使いとはな、………しかも風と地の2属性とは相当珍しい、それだけの能力ならそこそこ有名な筈なんだが、裏家業の俺ですら聞いたことがないな。お前何もんなんだ?」



コイツ捕まってるっていうのに余裕があるな…俺はため息を付き凄みを利かせて一言。



「変な詮索はしないほうがいいぞ」



俺の反応に盗賊の頭はさらにヘラヘラしながらも



「上には上がいると言うもんなぁ〜、いや…裏の裏の更に裏って可能性もあるのか」



どうも必要以上に詮索したいようだ、これ以上話をしたらろくな事がなさそうだから頑なに黙っておく。


するとモーリーが俺に話かける。



「いやはや、まさかこんな事になるとは思いもしませんでしたね。しかし一件落着といったところでしょうか。……と言いたいところですが困りましたね…肝心のアジトがここまでボロボロだと証拠という証拠が見つからないかもしれません」



少し悩むポーズをするモーリー、がすぐに切り替え表情の見えない笑みを盗賊の頭に向ける。



「その場合は全て包み隠さず話して頂ける様に全力で相手しますのでよろしくお願いします」



盗賊の頭はうすら笑いを浮かべてすぐ睨みつけながら言い放つ。


「ははっ…まあ無理だと思うぜ、死ぬまで拷問したところで()()()()()()()()()()()



「ふむ…まあいいでしょう、その後の問題は少しづつ解決していましょう」



―――――――――――




しばらくして警備兵とリアがやってくる。



「レージ!!」



しゃがみこんだ俺の顔を見て駆け寄って抱き着いてくる、その反応に一瞬驚いたが驚きよりも安堵した。



「すまんリア、下手やった」



「もう!心配したんだからね!!」



リアを落ち着かせるために頭をポンポンして暫くすると我に返るように立ち上がり踵を返す。



「ミ、ミラが待ってるわよ!早く帰りましょっ!!」


そう言ってさっさと一人で帰ろうとするリア、そんなリアを引き止める。



「待った!待った!リア頼むから肩貸してくれ、魔力切れがキツいんだ」



「え!?あっ!ごめんレージ!!」



慌てて俺に肩を貸す、それに続いてモーリーが反対側で支えてくれた。

一段落した俺達は帰路に着いた。




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