登場人物紹介
第3場までの人物紹介です。
マリー
本名マルグリッド・アンヌ・ド・フランソレル
私はまだ何も知らない十六の乙女(自称)
前世がヅカオタだったという記憶を持ち、そのせいで男装の麗人に並々ならぬ情熱を見せる。
あまり表に出したがらない家族の重い愛のおかげで、公務は必要最低限しかない。そして空いた時間は大体、オスカル様捜しに充てられている。
淑女の振る舞いのお手本は娘役の皆々様方。
テオドール・ド・エティエヴァン
通称・テオ。
マリーの“御友人”に選ばれた日から彼の受難は始まった。
もはや彼以外にマリーの面倒を見られる人はいない為、非常に重宝されている反面、愛の重い王と王太子に睨まれてもいる。
何のかんのとツッコミを入れたり窘めたりしているが、惚れた弱味で最終的には全て受け入れてしまう。
母親が平民である事と途中まで下町で育っていた事で、事情を知る貴族にはちょいちょい見下されているが、マリーさえ気にしないならそれで良いと思っている。
フェリクス・ラ・セロー
女装時はフェリシアと名乗る。
服飾関連に興味があったが、家族からはあまり良く思われていなかった。
小さい頃から気弱でなよなよした部分があって女の子に間違われる事も多かった。そのせいで、同年代男子の初恋を軒並み奪っては破くという非道を、知らず知らず行っていた罪な人。
家業である医師ではなく、服飾関連に進むことを決意し、マリーの衣裳部屋へ出仕する事になった。
劇団のお衣装係(予定)
クロヴィス・ド・エティエヴァン
テオの腹違いの兄で、近衛連隊長。マリー曰くジェローデル。
赤みがかった亜麻色の髪を持つ美丈夫で気障。大変おモテになる。
実はマリーの婚約者候補筆頭だったりする。
サディ=ファブリス・ド・フランソレル
フランソレル王国・王太子にしてマリーの長兄。
彼的にはマリーの兄という立場の方が比重が重い。
年の離れた末っ子姫が滅茶苦茶可愛い。弟もアホ可愛い。
マリーは嫁に行かず、ずっと宮殿に居れば良いと思っている。しかし、自分は妻子がいる。
ロジェ・ド・オランソレル
フランソレル王国第2王子。騎士団所属。
脳筋のため、政治とか面倒。王位継承権をさっさと放棄したいので、兄の子が早く育てば良いと思っている。
兄ちゃん尊敬! 妹面白可愛い! 結局ブラコンでシスコン。
サディ=シクスト・ド・フランソレル&オノリール・ド・フランソレル
現国王サディ4世とその妃。
珍しく恋愛結婚した王族で、いつまでも熱愛中。
賢君なはずだが、家族に対してだけアホになる王と、おっとり王妃。