表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
46/55

40

いつまで持つか…予約の話があと少し…

翌朝

扉を叩く音で目が覚めた…


ドンドンドン!

「あーけーてー!」


ドンドンドン!

「あーけーてー!」


「あけなさいよー!」


マリアンヌは朝が早い…のに起こされた…今何時?

日の出くらいだろうか…空が白い…


カーディガンを羽織り階段をたたたっと降りて扉の前に立つ

「うるさい!何時だと思ってるのよ!近所迷惑でしょ!」

マリアンヌが負けじと大声で応戦

小声では聞いては貰えないだろうと思ったのだ


「やっときた、あんたオーディンのなんなのよ!わた」

「だーかーらー!うるさいって言ってるでしょ!耳無いの?!話を聞きなさい!

日の出と同時に人の家の戸の前で叫ぶ馬鹿がどこにいるのよ?頭おかしいんじゃないの?!

近所にも迷惑だし!常識を弁えて行動してください!」


「あーったまきた!扉壊す!」


「壊したら、衛兵さんに連行してもらうから!」


「オーディンいるんでしょ!出してよ!会いたいのよ!」


「非常識な人にわざわざ起こしてまで会わせる旦那様はいません。時間を考えてあらためて訪問してください。以上。聞こえたら帰って。」


「なんなのよー!ムカつくわー!」


そうは言いつつ外は静かになった

「ふぅ。目覚めちゃったし、コーヒー飲んで仕込みでもしようかな…」


スキルでコーヒーを出してゆっくり飲む

心も落ち着きお腹も温かくなったので朝食を考える

今日は、フレンチトーストにしようかな

でも、トーストとスクランブルエッグとサラダもいいな

収穫したいな…外危ないかな…でも、朝の収穫に孤児院の子ども達が来たら…

鉢合わせは面倒ね…子ども達が危ないわ


色々考えると頭が痛くなってきたので、小麦を振るいスポンジケーキを焼くことにした。

タマゴを湯煎で温めミキサーで泡立てる

ハンドミキサーが欲しいが無い物は仕方ないのである物で代用

手で混ぜるより断然楽だしきめが細かい

店の分の卵を手で混ぜるとムキムキになれる自信がある


ふんふ~んと鼻歌交じりにスポンジケーキを沢山焼いて

調理場に甘い匂いが漂うと

子ども達が降りてきた

「「いい匂~い、ケーキ?」」


「正解!スポンジケーキを焼いてるのよ~」


「今日のおやつはイチゴのショートケーキがいいなぁ」

とロッタがつぶやく


「私も~」

とキキ


「たまには2人も食べたいよね。OK今日のおやつはイチゴのショートケーキよ♪」


「「やったー!!」」

大喜びの2人を見てマリアンヌまで嬉しくなった


丁度焼けたのでミトンで掴んでタン!と落として次々型から外してクーラーで冷ます。

全部をクーラーに乗せたら


「朝ごはんにしましょう。何が食べたい?」


「トーストとね~」


「たまごー!目玉のやつ」


「目玉焼きとトーストとサラダと果物でも出そうね。」

手分けして準備をすすめて、家族で朝食となった


皆で朝ごはんを食べている時

「今朝、昨日の冒険者さん来てたよ。」


「大丈夫だったのか?」


「扉開けてないよ。うるさかったから朝から迷惑だから時間考えて出直して!って怒ったら帰ったよ。オーディンに会わせて!会いたいの!って叫んでたけど」


「はぁ…」


「大丈夫?お店休んだ方がいい?」


「いつ来るかわからないからな…」


「とりあえずオーディンは食後外で見張って、孤児院の子ども達に何かされたら困るから」


「わかった。ロッタ外で素振りするぞ」


「うん!」


「気を付けてね、ロッタ危ない時はすぐ家に入るのよ」


「わかってるって」


「キキはママのお手伝いするー!」


「ありがとうキキ!助かる」

とムギューっとハグするマリアンヌ


こうして食後は2つにわかれて活動となった

孤児院の子ども達が収穫をしてくれたので、お土産のクッキーを渡して夕方もお願いね~と

帰らせる。今日も本当は手伝いが欲しい所だけど、昨日の人が来るかもと思ったら頼めなかった


今日は、できるだけ簡単に…

ケーキにデコレーションしながら、メニューを考える

食べて片付けたら消えるとなるとスキルで出した物だから

マジックボックスの材料とにらめっこしながら

やっぱり、トンカツ定食とカレーライスにしよう!

あと、アンパン


メニューボードを書いて

オープンしようとすると外が騒がしい

しかも表通りじゃない…でももうお客さん並んでるし

「キキ、とりあえずお店開けよう。」


「はい、店長」


「いらっしゃいませー!」

外の方がよく聞こえていたらしく、皆どこかクスクスと笑いながら入って来る

どこか可哀想なものを見る目を感じて、やっぱり今日は休みにするべきだったかと

後悔するマリアンヌだった


一通り席が埋まり、オーダーを運び終えると


「いいから!あの女連れてきなさいよ!私がはっきり言うわ!」


「だから、さっきからお前は人の話を聞け!」

珍しくオーディンが声を荒げている


「聞いているじゃない!オーディンはあの女のことなんで好きかわからないんでしょ?

それって大して好きじゃないってことじゃない。だから!一緒に居ても不幸になるから

別れなよって言ってあげるって言ってるの!」


「さっきの話からどーするとその解釈になるんだよ!いい加減にしてくれ!

その話を聞かないところが嫌なんだよ。」

オーディンが呆れていた


とぼとぼとロッタがお店に入って来る

「ロッタ、大丈夫?」

マリアンヌが駆け寄ると

「俺、ママとパパの本当の子どもじゃないから…ぐすっ

ママと…パパはぁ…一緒にいたらっ不幸にっなるのっ」

ギュッとロッタを抱きしめて

「大丈夫、ママは今幸せよ。ロッタとキキが居てくれるんだものとーっても幸せ」


「ママ、パパは?」


「パパとは今話をつけるわ。ロッタを悲しませたこと後悔させる」

マリアンヌの背後に真っ赤な炎が見えた気がした

「さ、お店はオープンしています!皆さんに飲み物のおかわりとかデザートの注文があったら対応できる店員さんはいますか?」


「「はい!」」


「ロッタは綺麗に手を洗ってからお願いね。ちょっと行ってくる。すぐ戻るからね」

マリアンヌはエプロンを外して颯爽と外へ出て行った


子ども達とお客さん達が

おっかねーと怯えたのは当然のことなのかもしれない…

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ