9話 「自己紹介」
「はいはーいっ!俺っちから言わせてもらうぜ!」
そう言って金髪でギターをもった男が机の上に立つ。
「俺っちの名前は轟 雷電!伝説のロッカーになるのが俺っちの夢だぜぇ!」
ギュイイイイイイイン!!!
そう言って雷電はギターを鳴らしている。
次に前を出てきたのは背の高い優しい目をした男だった。
「僕は篠塚 慎二です。動物が大好きで将来は自然保護区で絶滅しそうな動物達を助けてたいです。」
そういう彼の肩には何処から来たのかリスのような動物がちょこんと座っている。
「可愛いでしょう?僕の友達です。倒れてたところを助けたら気に入られちゃって。」
彼の顔は笑顔である。
「これは将来の夢をいれなきゃだめなのか?」
その声の主は無表情な大人の男性だった。
「私は雨宮だ。よろしく。」
そういうと彼は黙ってしまった。
「次はあたし!」
次に前に出てきたのは元気な女の子だった。
「あたしの名前は南原 優紀!よろしくね!」
「こいつテレビで見たことあるぜぇ?たしか水泳のなんちゃらかんちゃらだよなぁ…?」
それを言われると女の子は嬉しそうに雷電のほうをみる。
「知ってるの!そうっ!私は日本水泳界の希望!優紀様だよっ!」
自慢げに答える。
「やっぱりそうかぁ!おめえすげーやつだな!」
二人は楽しそうに話し合ってる。
「次は私かな?」
黄桜が前に出る。
「私は黄桜 美咲です。わからないことだらけだけど、とりあえずよろしくお願いします!」
「おー!おめぇかわいいな!」
「え、あ、ありがとう…」
完全に美咲は引いてる。
辺りが突然静まる。
みんなの目線が一斉に俺に集まる。
「ほらっ!次は恭一くんだよっ!」
「ああ、そうか…俺か…」
ぼーっとしていて気づかなかった。
「俺は佐藤 恭一です。夢は…ないです。よろしくお願いします。」
「つまんないぜぇ…?」
「んなこといわれても…しかたねえだろ…。」
めんどくさそうにあしらう。
カタカタカタカタ…
奥の階段から足音が聞こえる。
その階段から白衣の男性と小さくて白髪の少年が降りてきた。




