表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
85/476

フランス映画を話そうよ(4)女性の不倫はあたりまえ

国民性のジョークがあります。


奥さんと不倫相手の、浮気現場を発見すると


アメリカ人は銃を持って浮気した二人を脅すか射殺。


フランス人は浮気を許し、3人でプレイしようとする。


===

妻の浮気は恋の都パリでは日常茶飯事。

あたりまえの遊び。


映画「恋の手ほどき(1958)」で

そんな時に旦那は、どうすべきか?

パリジャン(老紳士)が教えてくれる。


相手はテニスなどのスポーツの教師が多い。

まず密会現場に踏み込み、妻を驚かせて、

「さよなら」と言って黙って立ち去ることだ。 


==

妻の不倫で印象のある映画は

パトリス・ルコント監督の「タンゴ(1992)」


一途に妻を愛していたセスナ機乗りの男は、


妻の浮気を知って飛行機で追いつめて相手の男を殺してしまう。


そして妻も得意の曲芸飛行で空から放り出して葬ってしまう。


機上で、結婚記念日の薔薇の花束と共に安全ベルトを切る。


ルコント作品は、

「仕立て屋の恋」「髪結いの亭主」

「イヴォンヌの香り」などが印象的です。

特徴は90分台に凝縮して、男と女を、するどく切りますね。


==

突然炎のごとく(1962)


前述の「人のセックスを笑うな(2008)」

や「サンセット大通り(1950)」と同じように、

妻を愛するがゆえに、恋多き妻を受け入れて、父親になってしまう。


映画は好色妻の半生、

欲望に応じて対応する夫


芸術家岡本太郎の母と同じ、

妻の愛人と同居しても問題のない夫。


作品のモデルは、妻はマリー・ローランサン、

夫はユダヤ系ドイツ人作家フランツ・ヘッセル。


妻は何名も愛人がいるが、

夫は自分の友人が一番安心だと、

同居を条件に友人との結婚と子作りを応援する。


原作がいいので、

トリュフォー作品でも上位に位置しますね。


妻の発作的行動は、一種の精神病だと思います。


監督は

「欲望に応じて修正される男と女のモラルをえがく」と言っています。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ