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人生の間
人生の間
演技で大切なのは、「間」だと思う。
台詞を早く言えばいいわけではない。
相手の台詞を受け、少し黙る。
視線を動かす。
息をする。
その一瞬の「間」に、役の感情が生まれる。
名優ほど、台詞と台詞の間を大切にする。
何も言っていない時間なのに、観客には、その人物の心が見える。
そして、人生も同じではないだろうか。
すぐに答えを出さない。
すぐに怒らない。
すぐに動かない。
一度立ち止まって、相手の言葉を受け止める。
人生には、動くべき時と、待つべき時がある。
早すぎてもいけない。
遅すぎてもいけない。
絶妙な「間」を取れる人は、人間関係でも、仕事でも、人生でも強い。
演技では「間」が芝居を深くする。
人生では「間」が、人を深くする。
結局、人生も一つの芝居なのかもしれない。
大切なのは、何を言うかだけではない。
「いつ言うか」
そして、言わずに「間」を置くこと。
そこに、その人の生き方が表れる。




