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レベル1鍛冶師だけど、ゴブリン倒すために聖剣を作ります  作者: zephyrusu
第4章 レベル1鍛冶師だけど、勇者になってもレベルは1のままらしい
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05話 ルジオールに到着


「――ようやく、着いたか」


 ルトリアを出発して7日が経ち、俺たちは予定通りルジオールに着いた。

 道中、幾度も魔物の実験個体と遭遇したものの、予定が狂うほどの問題にはならなかった。


「さて、とりあえずは宿からかな」


 ルジオールには情報収集が主な目的で来たので、暫くというより目的が達成するまではいるつもりでいる。

 それに、せっかくルジオールに来たのだから観光もしてみたい。

 美味しい物なども食べたいし、何よりルジオールは闘技大会が有名らしいので、それの観戦もしていきたい。


「宿屋を借りるのではなく。いっそのこと家を買うのはどうでしょうか?」

「――えっ?」

「ありだと思うのっ! シロウ様はルトリアでも王都でも結局拠点を買ってるのっ! ルジオールにもあってもいいの」

「確かに、、、」


 お金にはとことん余裕がある。

 もし、聖剣を作ることにでもなったときのことを考えれば拠点はあったほうがいいかもしれない。

 それに、俺たちが使わなくなっても『カメリア商会』の建物として利用できる。

 買わない理由の方が少ないかもしれない。


「――家、買っちゃうか」

「そちらのほうが良いと思います!」

「それがいいの!」

「シロウ様は、王族よりもお金の使い方が荒いんですわね、、、」


 ――失礼な。

 俺はレベルが上がらないという、大きい代償を支払っている。

 別に悪いことをしているわけでもないのだから、このぐらいは自由にしてもいいと思う。


 ――確かに、このミサンガはある意味ずるいとは思うが。


◇◆◇


「――結構大きい家ですわね、シロウ様」

「そう、、、だね、、、」


 ――ここまで大きい家でなくとも良かったんだけどなあ。


 もはや、慣れつつある家の購入だけど。不動産に聞いたところ、ルジオールで即日から住める家は、ここしかなかった。

 大きい家だからといって困ることはない。

 強いて言えば管理が面倒なことだが、それもお金の力で解決できる。

 なので、少し迷ったがものの、この大きな家――屋敷を購入した。


 というわけで、始まったのは、、、


「――大掃除です!」

「ちゃんと住めるようにするのっ!」


 大掃除だった。

 二人は、俺とシェーラは参加しなくてもいいと言っていたが、さすがに気まずいというのもあって、参加することにしたのだが、、、


「――ご主人様、それはそこじゃないです」

「シェーラ様、、、 それでは絨毯が痛んでしまうの」


 家事になれていない俺とシェーラは戦力になるどころか、足手まといになってしまった。

 それも、言われた通り頑張ろうとしたのだが、、、


「ここは、私たちがやりますので、ご主人様とシェーラ様は休んでいてください」

「ぶっちゃけ、邪魔なの、、、」

「そうか、、、」

「わかりましたわ、、、」


 ――戦力外通告を受けました、はい。


◇◆◇


「――お二人には、少し悪い気もしたしますが、それでもこのシチュエーションは嬉しいですわ」

「――ん? シェーラ、なんか言った?」

「いいえ、なんでもありませんわ」


 シェーラが何かつぶやいた気がしたけど、気のせいだったらしい。

 今、俺とシェーラが来ているのは、ルジオールの商業区。

 ミミとココネに大掃除を任せ、俺たちは買い物に来ていた。

 これから、あの屋敷に住むにあたって必要なものを買い揃えに来たのだ。


「毎度ありっ! 荷物はどうする? 運ぶなら別料金が掛かるけど」

「――大丈夫です。持てますから」


 こういう時、【アイテムボックス】があるととても便利だ。

 かさばるどころか、普通ならば運ぶのも面倒な大きい家具でさえ問題にならない。


「あとは、食料かな」

「それなら、、、 あちらの方みたいですよ、シロウ様」

「ちょ、ちょっと、待って、、、 ――っ!」


 店屋を見つけたシェーラが俺の手をとって走り出し、急なことで体制がうまく取れなかった俺は、地面に足を躓いてしまい。

 ――当然、俺の手を掴んでいたシェーラも巻き込みんで、転んでしまった。


「――ご、ごめん、、、 だいじょ、、、――っ!?」

「いいえ、こちらこそ、シロウさ、、、ま? ――きゃっ!」


 倒れこんだ拍子に、俺はシェーラの、その、、、胸に手を突いてしまっていた。


 ――女の子の胸って、服越しでも柔らかいものなんだな、、、

 じゃなくてっ!!!


 ――これが、伝説のラッキースケベ、『とらぶる』か、、、

 じゃなくてっ!!!


「ご、ごめん! すぐに退くから、、、 ――おわっ!」

「きゃっ! シロウ様そこはだめですわ、、、」


 立ち上がろうとしたら、またも足がよろめき、シェーラの上に倒れこんでしまった。


「――ご主人様、何をしているのですか?」

「ようやく掃除が終わって、買い物の手伝いに来たの。私たちが頑張っている間にシロウ様は何をしてる、なの?」


 この声は、ミミとココネ、、、


 ――お約束なパターンですね



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