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レベル1鍛冶師だけど、ゴブリン倒すために聖剣を作ります  作者: zephyrusu
第5章 レベル1鍛冶師だけど、ついに聖剣を超える剣を作りました
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24話 復興のお手伝い~2~


「それで、俺たちは何を手伝えば?」


 ガント村の復興を手伝うべく、俺たちは村長に会いに来た。

 サラさんは軽く挨拶だけした後、家族の様子を見てくると言ってすぐに行ってしまったので、今いるのは俺とミミとココネとシェーラの4人だ。


「そうですな、、、 はっきり言って、どこも人手がいる作業ですから、どこでもいいというのが現状ですわい」


 こういう返答が一番困る。

 ――あれだ。

 母親が子どもに、ご飯は何が食べたい? って聞くと、なんでもいい、と言われ、結果何を作るか決まらないやつと一緒だ。


 まあ、今回は好き勝手やらせてもらうか。

 変にあれをやれ、これをやれと言われてこき使われるよりはましだ。


「では、俺たちは俺たちで勝手に手伝わせていただきます」

「うむ。よろしく頼む」


 ――さて、一体何から手伝うか決めるためにも、一度村を見て回るかな。


◇◆◇


「――あのー、ご主人様?」

「どうかした?」


 ガント村を見て回っていると、突然ミミが話しかけてきた。

 ミミの場合、こんな感じの躊躇いがちの口調の時は頼み事がほとんどである。

 今回も、何かやりたいことでもあるのだろう。


 ちなみに、ココネが俺に話しかけるときは、どんな内容でも大抵フランクな感じでくる。

 シェーラの場合も、口調こそお姫様らしく丁寧なものだけど、態度は親しい友達に話しかけるようといった感じである。


「私はあのお方の手伝いに行ってもいいですか?」


 そういって、ミミがあるダークエルフの女性を示す。

 その女性はお腹が膨れており、中々作業をするのに苦労している様子だった。

 その原因のお腹は、別に太っているわけではなく、妊娠しているのだと思われる。


 ――さすがミミ。

 よく見ているし、良く気が利く。

 もちろん、断る理由はない。

 むしろ男の人の手伝いよりも女の人の手伝いの方が安心できるし。


「うん。いいよ」

「私も行くの」

「あら? それなら私も行きますわ」

「じゃあ、3人でお願い。あんまり1人にならないようにね。たぶん大丈夫だと思うけど、何かあったらすぐに助けを呼ぶこと」

「「「はい(なの)(ですわ)」」」


 元気な返事を返すと、3人はすぐに困っていた妊婦の手伝いに行った。

 一応、見ず知らずの土地なので3人一緒に行動していてくれた方が、安心できるというものだ。


 ただ、、、

 代わりに俺が1人になってしまった。


 今は『カメリア』として行動しなければならないので、仮面を外すことも出来ないし、硬い口調を維持しなければならない。

 なので、村人からは敬遠されそうなのだが、、、


 ――まあ、適当にやればいいだろう。


◇◆◇


「――カメリア様。次はこっちお願いします」

「カメリア様、その次はこっちもお願いします」

「カメリア様、こっちも」

「カメリア――etc、、、」


 ようやく1つの場所が終わったと思うと、すぐに違う人が手伝ってくれと押し寄せてくる。

 すでに10カ所以上を終わらせているはずだが、どうやらガント村のダークエルフたちは俺を休ませるという考えはないみたいだ。


 それで、なぜ俺がこんな風に引っ張りだこになっているかというと、、、


 ――遡ること、1時間ほど前。

 ミミとココネとシェーラと別れた俺は、村の様子をみるのを続けた。

 ガント村全部というわけではないが、それなりの広さを見て回ったところ、ほぼすべての村人が瓦礫の撤去をしていた。

 しかし、その瓦礫の撤去は中々進まずにいるようだった。


 理由は、瓦礫の置き場所――もとい処分の方法が無かったからである。

 辺りに転がっている瓦礫は建物の残骸がほとんどなのだが、ガント村の建物――つまり家は木で作られているわけではなかった。

 一応、木材も使われてはいるが、ほとんどに金属が使われていたのである。

 ガント村は鉱山を抱え、その鉱山から採掘される金属が豊富にあるので、それが身近なものの材料として使われるのは当然の流れなのはわかる。


 確かに金属は木材よりも頑丈で火に強い。

 扱うにもスキルで誤魔化せる分だけ、下手に木で作るより楽なのだという。

 ――ただし、それが今回は仇になった。


 金属を加工するときは【武具創生オーダーメイド】のようなスキルで行うそうなのだが、今回は量が量だけにMPが足りなくなるのでいちいちスキルを使うことが出来ない。

 その結果、金属は村の一カ所に集めることになっていた。

 ちなみに瓦礫となった金属は、再利用できる分は問題ないのだが、使えなくなっている部分の破棄方法が無く困っていた。


 ――そう。

 壊されたてボロボロになっている部分や、粉々になった金属は破棄すると言うのだ。


 この世界は、製鉄なんていう技術はほとんど広まっていないし、そのための施設も広がっていない。

 なので、溶かして再利用するという方法はないので、使えない金属は捨ててしまうのだ。


 それを聞いた俺はもちろん、その金属を貰うことは出来ないか、と聞いた。

 帰ってきた答えは、他の手伝いをしてくれるのなら構わない、というものだった。


 そこで、俺は嬉々として手伝うことにした。

 聖剣と魔剣の恩恵で、ステータスは並みの勇者に負けないので、瓦礫を運ぶくらい問題ない。

 貰える金属も【アイテムボックス】に放り込むので、置き場所の問題もない。

 その結果30分~1時間で1カ所分の瓦礫の撤去が出来るのだ。


 ――というわけで、1人目のところを手伝ったのだが、、、

 気が付くと、この行列だったのだ。


(まあ、貰える金属は美味しいし、手伝った実績にもなるから良いんだけど、、、)


 ――それにしても、この人数分をやるのは骨が折れるというものだ



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