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探索者協会物語  作者: 最近


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19/25

【エジーメ家人材調査報告書:迷宮産業部門】


提出:エジーメ人材局

対象:エジーメ本家評議会 及び 『戴冠神殿』



■ 1. 投資対象としての「探索者」

迷宮産業は呪力・技術・観光・軍事・学術の五大市場から成る複合産業であり、

探索者はその中心に位置する人的資産である。


特に以下の探索者は、

「高危険度階層での戦果」「固有種討伐実績」「希少呪術技能」「血統・出自」などを理由に、九英雄に次ぐ投資価値を持つ「準英雄級資産」への成長が期待される。


■ 2. 投資対象探索者(協会評価+外部評価)

 職分に関してはマウザ式の簡易分類ではなく、

 より正確なエジーメ式の天職召命分類で記載する。


(※協会のレベル認定には九英雄への政治的配慮が存在するため、

 本資料では協会内部記録をもとに正確なレベルを記載する)


● 海洋騎士ドリス・リグデェイア(lv59/個人登録)

・極大呪文『海竜滅呪』行使者

・眷属神秘『幽海波濤』の成功実績有り/第六階梯審査中

・固有種の討伐実績

(『極光大魚』『アケルグリュスの落とし仔』『僭主アケルグリュス』『呪銀像』『人鉄キメラ』『不死軟泥』『蛇の王』)

・海洋召喚術の希少性

・元征伐船団十九位

・第四聖女マーレ・リグデェイアの実子(霊媒血統価値)

・行動指針:人命救助(公共性)

・ルックスのアイドル性・呪文歌唱力・メディア映え

 → 呪術・軍事・メディアの三分野で最高評価。優先確保推奨。


● 支配者バーサーミン・ナダハ(lv56/獣友会)

・モラン武術大会準優勝者(モラン八傑)

・固有種の討伐実績

(『鉄喰らい』『蛇の王』『妖神蜘蛛』『アケルグリュスの落とし仔』『エルネト・トラロス』『三形守護者』『不死軟泥』)

・使役術の最高峰

・魔獣産業との強固なコネクション

→ 魔獣産業の広告塔として投資価値が高い。


● 符術士シュウカ(lv56/迷宮あやかし百鬼夜行)

・固有種の討伐実績

(『大映写機』『影絵大角』『ホーンテッドハウス』『因習商店街』)

・泡良系呪術の希少技能

→ 呪符産業から製品モニター・企業探索者モデルとして高評価。


● 打投極士ヒース(lv56/放浪者)

・固有種の討伐実績

(『妖神蜘蛛』『エルネト・トラロス』『三形守護者』『鉄人』『人鉄キメラ』)

・近接戦闘の最高峰

→ 格闘技モデルとしての価値。

 武術文化事業の広告塔に転用可能。


● 抗呪剣士ベラムリープ(lv56/古書漁り)

・コロニア諸国のホワイトハッカー集団『古書漁り』出身

・極大呪文『竜滅呪』行使者

・固有種の討伐実績

(『双頭虹犬霊』『エルネト・アルルフ』『大映写機』)

→ 情報戦・呪術セキュリティ分野で投資価値が高い。

 エジーメ家の「情報人脈」領域で利用可能。


● 抗呪剣士ギルトウォーレン(lv55/古書漁り)

● 司書エンボスダート(lv54/古書漁り)

● 矢文述士コロフォンフラフィ(lv54/古書漁り)

『古書漁り』メンバーとして、代表に次ぐ技量の言語魔術師

備考:『古書漁り』四名は一部地域で指名手配歴(独裁体制の転換により解除済)


● 抗呪剣士ドミーロ・ボーツ(lv54/炎上戦士団)

・高位呪術『炎上』行使者(高練度)

・元炎上犯罪者/ボロミア中央警察との司法取引後にホワイトハッカー化

・固有種の討伐実績

(『双頭虹犬霊』『アケルグリュスの落とし仔』『エルネト・アルルフ』『エルネト・ケヌートゥ』『大映写機』)

→ 呪術犯罪対策・治安維持の人材として価値。

 エジーメ家の「治安人脈」領域で利用可能。


● 神働術師カリュ・サデ(lv55/金宝珠)

・協会随一の治療士との評価

・九英雄パーティにおける図抜けた高レベル人材

・高練度『修復』による臓器修復・欠損部位の再生

・天宮加護による癒しの奇跡

・ルックスのアイドル性

→儀礼産業・宗教財団から需要

 マウザ家からのヘッドハントを検討中


※情報不足ではあるが、『ネキャティス』『ロドック』『ゼド』の三名は準英雄級探索者の可能性が高い。追加調査を要する。 



■ 3. アプローチモデル

以下の五段階で探索者を囲い込む。


● A. 接触段階

儀礼行事への招待

人脈紹介(騎士家・学閥・大神院)

社交界への参加

エジーメ家の儀式補助・護衛依頼


● B. 支援段階

装備・呪具の提供

職業斡旋(護衛・儀礼・一代騎士)

呪石換金の優遇

遺物鑑定の優先権

→ 探索者の生活・活動を支援。


● C. 囲い込み段階

専属契約

エジーメ家の紋章使用許可

従系分家への参入・婚姻アプローチ

パーティへの人材派遣

→ 探索者をエジーメ家の人材として固定化。


● D. 利用段階

階層開発プロジェクトへの参加

観光事業の広告塔

将来的な『戴冠神殿』クランパーティへの帰属

(傘下パーティの幹部候補)

→ 探索者を事業に組み込み、収益化。


● E. 影響力段階

協会内部での評価操作

階層調査の優先権獲得

遺物・呪石の流通ルート確保

他血族への牽制

→ 探索者を通じて協会・階層・産業へ影響力を拡大。



■ 4. 結論

探索者は迷宮産業の「人的資産」であり、

九英雄以外にも投資価値の高い者が多数存在する。

エジーメ家は、準英雄級探索者の囲い込みを強化すべきである。



■ 付録:九英雄人材への調略方針/ピュクトーの顕彰戦略】

本家評議会の指示に基づき、

以下の九英雄についてエジーメ家への取り込み可能性を検討する。


● 護衛士バウエルス・トライス(lv57/金宝珠)

現状:マウザ大公家の騎士家/儀礼警備の要

調略難度:高(マウザ家に絶対の忠誠を誓う)

調略方針

マウザ家との共同プロジェクトを提案し、

バウエルスを『両家の橋渡し役』に位置づける

→ 直接の引き抜きではなく、緩やかな共同事業化による二重帰属化が最適。


● 宮殿騎士カルギン・ラッハース(lv55/大フォグラント勇者隊)

現状:マウザ派/ボロミア騎士家

調略難度:中(主家断絶後の「家格の不安定さ」が弱点)

調略方針

ボロミア観光事業の「儀礼騎士」として起用

エジーメ家事業における「儀礼騎士長」ポストの提示

家格の再整備(家紋復興・家史編纂)の支援

→家格の再建を餌にした調略が最も効果的。


● 戦技槍士チルダント・アンバッハ(lv55/ボロミア正統槍術会)

現状:マウザ家後援/武術文化の象徴

調略難度:中

調略方針

観光事業での「槍術演武」の定期開催

エジーメ家儀礼槍術師としての任用

武術文化の国家的ブランド化を提案し、エジーメ家がそのスポンサーとなる

→ 文化事業を通じた名誉の付与で取り込み可能。


● 言語魔術師ケイネン・ネトメト(lv54/爆炎呪戦団)

現状:ゾラ家後援/広告塔価値が高い

調略難度:低(強い名声志向あり)

調略方針

キャカール十二賢者への推薦

もしくはエジーメ家の影響下にある西方諸国、低地諸国連合、金錐帝国の

国家言語魔術師・『名誉賢者』ポストの提示



● 戦域君主ピュクトー・アーニスタ(lv55/猛火義士軍)

 エジーメ家の英雄広告塔として最も有望な人材。


1. メディア露出の強化

「義士軍の戦術特集」「英雄密着取材」を企画

探索記録映像を編集し、戴冠神殿の儀礼映像と組み合わせて放映


2. 儀礼領域への進出

戴冠神殿の儀礼護衛として任用

エジーメ家主催の冠婚儀礼での「儀槍戦士」役

英雄の儀礼的象徴化を進める


3. 階層開発プロジェクトの顔

ボロミア州の階層開発計画における

「安全・治安の象徴」として起用

観光事業の広告塔として、

『湖中穴』を中心とした第一階層を

『英雄が守る階層』としてブランド化

→ゾラ家後援のニトリスに『実力・実績』で対抗


4. 英雄物語の編纂

吟遊詩人を派遣し、

ピュクトーの戦歴を「英雄譚」として編纂

戴冠神殿の祝詞に組み込み、宗教的象徴性を付与

→ ピュクトーを『儀礼英雄・国家英雄』へ昇格させる。


■結論

エジーメ家は、他家影響下の九英雄人材を共同事業化・儀礼化・家格再建により緩やかに取り込み、自家後援のピュクトーを象徴的英雄として顕彰、

南方辺境企業との連携を強化することで、

迷宮産業における人材支配力と政治的影響力を最大化できる。



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