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俺系娘に死ぬほど愛されて眠れない  作者: 海藤進
第二章 学校編【1学期】
30/30

期末試験まで2週間ない、ということ

「よーっし!諸君、『呪われた某日きょう』がなんの日か分かるかね?」



朝のホームルーム



我らが厨ニ病まっさかりの先生が今日も分けのわからない言葉でスタートを切った



「今日?」


「なにかあったっけ?」


「ミーの誕生日デース!」


「酢昆布の日か?」


「先生が厨ニ病になった日?」


「ミーの誕生日デース!」


「地球上で初めて巨乳が誕生した日、とかですかね」



「えええい!!!静寂のディアナ(うるさい)!!!北野、今日は何の日かわかるよな?」



「ええっと、期末テスト一週間前、ですよね?」



いきなりのフリに戸惑いつつも、さらっと答えた北野さんの言葉に教室中が静まりかえった




「正しき覇道を征く者!(そのとおり)!!諸君、ちゃんと勉学ははかどっているかい?」


その言葉を川切りにあちこちから声が上がる



「あ、あぁぁぁ・・・」


「思い出させないでよ・・・」


「ミーの誕生日デース!」


「うへぇ!なんもしてねぇよ!」



クラス中から悲鳴とも落胆ともとれる嘆きがこぼれていた



もちろん、僕とか北野さんは特に困ってはいない


が・・・



「ガタガタブルブルガタガタブルブルガタガタブルブルガタガタブルブルガタガタブルブルガタガタブルブルガタガタブルブルガタガタブルブルガタガタブルブルガタガタブルブルガタガタブルブルガタガタブルブルガタガタブルブルガタガタブルブルガタガタブルブルガタガタブルブル」



「畑、どうかしたのか?」



先程から頭を抱えてガタガタブルブルしている畑さん



一体どうしたのだろう



「な、なんでもありますんわせ、先生ガタガタブルブルガタガタブルブル」



「すんわってなんだよすんわって」



あまりの畑さんの動揺に先生も厨ニ病を卒業してしまった



「あと畑さん、口でガタガタブルブル言ってるとアホの子みたいですよ?」



「あ、アホの子じゃね、ないですわ!!」



そして素が出かかっている畑さん



これはもしかしなくても・・・














その答えは案の定放課後になって知ることになった





ちなみに休み時間中、畑さんの元へ行こうにも、我がクラスの小動物愛で隊に邪魔されて近づくことすらできなかった。









「「勉強を教えて欲しい?」」



放課後、帰る準備をしている僕と北野さんの元に思いつめたような畑さんがやってきて、開口一番そう頼んできた



「た、頼む!!俺のキャラ的に、周りにその、ば、バカだってことがばれるとまずいんだよ!‥‥だから、頼む!!教えてくれ!」



「僕は大丈夫ですけど‥‥‥北野さんは?」



「私も教えてあげたいのは山々なんだけど、その‥‥‥他の女子にも頼まれちゃって‥‥‥」



「北野さんは女子に大人気ですからねぇ‥‥毎回毎回口実を付けては北野さんを口説く女子が多いらしいですよね」



たとえ同性からでもモテるって大変なんだなぁ、とはいつも思っていた



「う、うーん‥‥詩織に教えてもらえないとなると‥‥‥‥‥‥渡かぁ‥‥‥」



物凄く不服な顔でこちらを見る畑さん。



ええ、僕何かしたかな



「渡って保健体育の保健しかできないイメージあるんだよな‥‥‥」



「な、なんと!?もちろんそれも得意ですが、他の教科もある程度できますよ!!」



もちろん、性教育なら小学生の頃にマスターした



「貴方の成績で『ある程度』なんていったら、私なんてお馬鹿になっちゃうわよ‥‥‥学年一位に謙遜されると嫌味にしか聞こえないわよ?」



北野さんに呆れられているが、実際誇らしげに吹いて回るような話ではない‥‥‥と思っている



というか、言っても誰にも信じてもらえないどころか、新手のセクハラかと言われた。



「えええ!渡って頭いいんだな~!!じゃあ俺に教えてくれよ!!な!頼む!!」



「まあ良いですが‥‥‥あ!じゃあ今度バニーガールのコスで写真取らせてくだs」



スパコーン!



「声が大きいわよ!!」



「ナ、ナイスショット‥‥‥」



くまちゃん筆箱強し。



我らが委員長は今日も豪腕でした。












そして帰り道、畑さんに苦手教科を聞いてみた



「苦手かぁ‥‥‥数学はもともと中学の時点でわけわかんねぇし、国語は漢字と古典と漢文がよくわからねぇし‥‥‥‥英語に至っては宇宙語みたいだよな!全然わかんねぇ!!」



思わず頭を抱える僕をおいてにこやかに言い放つ畑さん




いい笑顔です




「教えると言ったものの‥‥‥これはなかなかに大変かもしれませんね‥‥‥」



理社に関してもさっぱり理解できていないらしい。



つまり畑さんは割と崖っぷちらしかった



「おっぱいじゃなくて、少しは頭へ栄養を分けたほうがいいかもしれませんねぇ‥‥‥」



「う、うるせ!!バカでわるかったな!!」



顔を真っ赤にして腰にパンチを喰らうが、ヘロヘロパンチだった。なんとも可愛らしい。



「とにかく、家に帰ったら早速勉強です!!試験まであと2週間ありませんから、ビシバシいきますよ!覚悟しておいてくださいね!!」



「ううう、お、おて柔らかにたのむぞ‥‥‥」













帰宅後、夕飯前に畑さんに数学のドリルをやってもらったところ、頭から煙を噴いていた



中学2年生の範囲で。




学年一位に試験勉強の魔の手が襲い掛かる!!!


果たして咲は赤点を免れるのか!!


渡るの背後に忍び寄る暇な生徒会の影!!


次々と現れる新キャラでヒロインの座を勝ち取るのは誰なのか!!



次回!!ボロ屋敷が匠の手によって夢の豪邸に!息子と父の絆が紡ぐ家!!!好ご期待!!!

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