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俺系娘に死ぬほど愛されて眠れない  作者: 海藤進
第二章 学校編【1学期】
20/30

新キャラはド変態、ということ

ピビピピピピピピピビピピピピピピピビピピピピピピピビピピピピピピピビピピピピピピピビピピピピピピピビピピピピピピピビピピピピピピピビピピピピピピピビピピピピピピ


「んんぅ・・・・・あぁ~・・・・」


変な声を出しながら爆音で鳴り続ける目覚ましを止める。


うっすらと目を開けて時間を確認すると6時半。登校時間には余裕があるものの、今日は母さんも衣澄姉さんもいないので自分で家事をしなければならない。


重たい体を起こし、窓までふらふらと歩いてカーテンを開ける。寝起きには日の光が眩しすぎるが、だんだんと目が覚めてきた。


制服に着替え、忘れ物がないか鞄を確認して部屋を出る。


下へ降りて鞄を椅子に置き、朝食の準備へ。

今朝のメニューはパンと目玉焼き、プチトマトにインスタントのコーンスープだ。


目玉焼きを焼いていると、あくびをこらえながら眠たそうに畑さんが降りてきた。


髪がボサボサでところどころはねているし、まだパジャマのままだ。


そのパジャマもはだけていて胸元がとても妖しい。


「おはようございます、畑さん。洗面所で顔を洗ってきてはいかがでしょう?」


「ん~・・・おはよ、わたるぅ・・・・そうするよ・・・」


ゴシゴシと目をこすりながら洗面所へ向かっていった。




コーンスープの粉を入れたカップにお湯を注いでいると洗面所から畑さんが戻ってきた


顔がすっきりしているし、髪の毛やパジャマの乱れも直されている


「おはよ!渡!・・・おお、これ、渡が作ったのか?」


「ええ、まぁインスタントもありますし、簡単なものですけどね」


「ん~!美味しそうだな!もう食べてもいいか?」


待ちきれない!腹減った!


とばかりに目を輝かせる畑さんに苦笑しつつ椅子に座ってもらった


「いいですよ!・・・あ、パンに何か塗りますか?」


「バターとジャムくれ!」


「はい、どうぞ」


冷蔵庫からバターと、母さん特性のいちごジャムを取り出して渡す


「サンキュー!」


畑さんはそれをひったくるようにして席へ持って行き、大量にパンに塗りたくっていた


その様子は見た目通り子供である。


「畑さんは今日がウチの学校への初めての登校日ですね」


「そうだな!なんか緊張するぜ」


「きっと畑さんならすぐに友達できると思いますよ?」


「・・・・だといいけどな」


『友達』という言葉に少し悲しそうな顔をする畑さん。


その口調で色々と苦労をしてきたのだろう。


せめてウチのクラスだけでも馴染んでほしいものだ。


まぁ、クラスにはおかしな人はたくさんいるし、口調程度でからかう子供もいないとは思うけど。



『おかしな人』を思い出して少し憂鬱になるが、ここは一流の紳士らしくコーヒーでも飲んで落ち着こう


「ん?渡、それ砂糖じゃなくて片栗粉って書いてあるぞ?」


「しまったとろみが!!!!!」


紳士でも動揺することはある。







「忘れ物ありませんか?」


「おう!ハンカチもティッシュもちゃんと持ったぞ!」


「パンツとブラはきちんと着けましたか?」


「あ、当たり前だろ!!」


「確認させていただいてもよろし」


「よろしくないわ!!!!」


パンツを見ようとした瞬間に顔にストレートパンチが決まった。

ナイスパンチ。


ちなみにパンツの色はピンクだった。

ナイスパンツ。




玄関で少々騒がしくしたものの、今は2人並んでのんびりと学校へ向けて歩いている。


「学校どんな感じなんだ?」


「とにかく大きいですよ、設備もかなり整ってますし・・・とりあえず見ればわかると思いますよ」


しばらく他愛のないおしゃべりをしながら歩いていると、あっという間に学校に着いた。


学校は住宅街の一角に存在しているが、規模が大き過ぎて周りとは異質な感じになっている。


一際大きい校門をくぐり、僕は2年の下駄箱へ。


畑さんは職員室へ。


下駄箱で下履きから上履きへ履き替えていると、後ろから声をかけられた


「お、おはよう!羽田君!」


「おや、おはようございます北野さん。今日も相変わらずおっぱいが凄いですね」


「あ、朝からうるさいわよ!ホントにもう!!」


振り返ってみると我らがクラス委員長兼おっぱい星人の北野さんがいた。


まだおっぱいについてイジられるのに慣れていないのか、鞄を抱きかかえて真っ赤になっている。




「昨日は、その、あの後大丈夫だったの?」


一緒に教室へ向かっていると、不意に北野さんが話しかけてきた


「ええ、衣澄姉さんには首を狩られかけましたが、幸い風もひかずに済みました」


「そ、そう、それはよかったわ。・・・・ねぇそれから、その時一緒にいた咲ちゃんなんだけど、あの子って知り合いなの?」



「ええっと、そうですね・・・畑さんは」


「おっぱよーーーーー!!!!!!わーーたーーるーー!!!!」


「ふっ」


長い廊下の向こうから突撃してきた影を軽くかわす


影は勢い余って倒れそうになるが、なんとか持ちこたえて再び突撃してきた


「おっぱよーーーー!!!!!!グエブッ」


今度はかわさずに頭にチョップを叩きこむ


崩れ落ちる影だが、またすぐに回復して起き上がった


「いったいな~、何するんだよ~」


「こっちのセリフです。いきなり飛びつく人がいますか?次は壁ごと外へ叩き出しますよ?」


「そ、それもいいかも・・・・」


「このドMが・・・」


鼻血を出しながら恍惚な表情を浮かべるこの変態。


僕達の1つ年下の後輩で、名前を『成田夏織なりたかおる』という。


僕とは中学校の頃に知りあい、色々あって同じ高校になった。


銀髪のショートヘアーに、日焼けしたような褐色の肌。


おじいさんが外国の人らしい。


「おはよう、夏織君・・・、今日も相変わらずね」


「おぱよー北野センパイ!!おっぱい揉んでもいいですか?」




「やめてください夏織。北野さんのおっぱいは貴方のような5流紳士が触っていいものではありません。僕のような超一流の紳士のみがグホブラアッ!!!!」


なぜか僕だけクマさん柄の筆箱に吹き飛ばされた。


解せぬ。


「あ、センパイ、もうすぐチャイムなりますよ?」


「あら!急がないと・・・ほら、行くわよ羽田君!」


「あぁ~~引きずらないでください~~」


襟を掴まれて教室まで。


割と日常的な光景になっているのか、誰も助けてくれない。



そして教室でもまた波乱が巻き起こった。

成田夏織なりたかおる


渡の中学校の頃の後輩。

おじいさんが中南米の人で、そのせいで肌が褐色。

銀髪の綺麗なショートヘアーが自慢の


男。


男である。



しかし顔は誰が見ても美少女のそれ。さらに華奢で、制服が女物だったら誰も男だとは気づかないだろう。


渡と並ぶ変態。二人まとめて『変態空港』と呼ばれている


渡と違うのは、夏織が覗きやスカートめくりをしても女子同士のじゃれあいにしか見えず、誰も責めないということ。



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