第18話(最終話) 天下分け目の関ヶ原と、青葉城に輝く独眼竜
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慶長5年(1600年)。天下分け目の関ヶ原の戦いが開幕した。
徳川家康率いる「東軍」と、石田三成率いる「西軍」。日ノ本を二分する大戦乱の中、伊達家は東軍(家康側)につき、上杉景勝率いる北の激浪を食い止める「奥州の重鎮」としての役割を担っていた。
長谷堂城の戦いなど、激しい局地戦が続く中――本陣で采配を振るう政宗様のもとへ、景綱が一切目の笑っていない極上の営業スマイルで報告に入った。
「政宗様。関ヶ原本戦、徳川内府(家康)殿の勝利にてわずか半日で決着いたしました」
「なに……!? もう決したか! 家康の爺め、相変わらず手回しが早すぎる」
政宗様は苦笑しつつも、眼光を鋭く光らせた。
「だが景綱……これで天下の趨勢は徳川に決まった。天下を取る夢は潰えたが……俺たちが創り上げる『伊達の国』は、これからが本番だろ?」
「——はッ! 仰る通りにございます!」
景綱は胸を張り、前世の都市開発・プランニング知識を全開にした分厚い図面を広げた。
「天下泰平の世において、主君を日ノ本で最も輝かせる舞台……『青葉山(仙台)』の大都市開発計画、すべて設計完了してございます!」
◇
慶長6年(1601年)。
政宗様は居城を岩出山から千代へと移し、名を『仙台』と改めた。
天然の要害である青葉山に聳え立つ仙台城(青葉城)。
前世の景綱(社畜プランナー)が培った都市計画・防災・流通・文化振興の全ノウハウが注入された仙台の城下町は、瞬く間に「東国一の大都市」へと急成長を遂げた。
城の広場で、新築された仙台城を見上げる政宗様。
その隣には、妻である愛姫様、そして妻の矢重と幼い重長を連れた景綱が並んでいた。
「……すごいな、景綱。これが……俺たちの仙台か」
「はい。政宗様が創り上げた、世界で一番美しく、豊かな国にございます」
政宗様は右目の眼帯を指でそっと撫で、眩しそうに青空を見上げた。
「あの日……お前が命を懸けてこの右目を切り落としてくれたから、俺は迷いを捨ててここまで来られた。お前が俺の右目になってくれたから、俺は一度も道を誤らずに済んだのだ」
政宗様が振り向き、眩いばかりの笑顔を景綱に向ける。
「ありがとう、景綱。……俺の『竜の右目』になってくれて」
その言葉に、前世からずっと政宗様を「推し」として愛し、命を懸けてプロデュースしてきた景綱の胸が熱く焦げた。
景綱は静かにその場に膝をつき、頭を垂れた。
「もったいなきお言葉……。ですが政宗様、礼を言うのは私の方でございます。あなた様という最高の主君に仕えられたこと……この片倉小十郎景綱の、生涯の誇りにございます」
「ふッ……何を湿っぽくなっている。これからだぞ、景綱! この仙台を拠点に、ローマ(海外)へ使節を送り、江戸幕府すら一目置く最強の藩に育て上げてやるのだ!」
「御意! どこまでもお供いたします、我が主君(独眼竜)!!」
爽やかな風が、青葉城の丘を吹き抜けていく。
命を懸けた過保護なプロデュースが咲かせた大輪の花――。
伊達政宗と片倉景綱の永遠の絆は、仙台の地に眩しく輝き続けるのだった。
【竜の右目は死んでも主君を輝かせたい! —— 完】
【システムメッセージ】
『仙台開府&グランドフィナーレ』が完了しました!
※政宗様と景綱の絆が『歴史に刻まれる絶対神話』として完結しました!
※仙台藩の繁栄度、および全キャラクターの幸せ度が『測定不能(無限大)』に達しました!
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