↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
21/21

第18話(最終話) 天下分け目の関ヶ原と、青葉城に輝く独眼竜

この度は数ある作品の中からこの作品を選んでいただきありがとうございました。

慶長5年(1600年)。天下分け目の関ヶ原の戦いが開幕した。

徳川家康率いる「東軍」と、石田三成率いる「西軍」。日ノ本を二分する大戦乱の中、伊達家は東軍(家康側)につき、上杉景勝率いる北の激浪を食い止める「奥州の重鎮」としての役割を担っていた。

長谷堂城の戦いなど、激しい局地戦が続く中――本陣で采配を振るう政宗様のもとへ、景綱が一切目の笑っていない極上の営業スマイルで報告に入った。


「政宗様。関ヶ原本戦、徳川内府(家康)殿の勝利にてわずか半日で決着いたしました」


「なに……!? もう決したか! 家康の爺め、相変わらず手回しが早すぎる」


政宗様は苦笑しつつも、眼光を鋭く光らせた。


「だが景綱……これで天下の趨勢は徳川に決まった。天下を取る夢は潰えたが……俺たちが創り上げる『伊達の国』は、これからが本番だろ?」


「——はッ! 仰る通りにございます!」


景綱は胸を張り、前世の都市開発・プランニング知識を全開にした分厚い図面を広げた。


「天下泰平の世において、主君あなたを日ノ本で最も輝かせる舞台……『青葉山(仙台)』の大都市開発計画、すべて設計完了してございます!」





慶長6年(1601年)。

政宗様は居城を岩出山から千代せんだいへと移し、名を『仙台』と改めた。

天然の要害である青葉山に聳え立つ仙台城(青葉城)。

前世の景綱(社畜プランナー)が培った都市計画・防災・流通・文化振興の全ノウハウが注入された仙台の城下町は、瞬く間に「東国一の大都市」へと急成長を遂げた。

城の広場で、新築された仙台城を見上げる政宗様。

その隣には、妻である愛姫様、そして妻の矢重と幼い重長を連れた景綱が並んでいた。


「……すごいな、景綱。これが……俺たちの仙台か」


「はい。政宗様が創り上げた、世界で一番美しく、豊かな国にございます」


政宗様は右目の眼帯を指でそっと撫で、眩しそうに青空を見上げた。


「あの日……お前が命を懸けてこの右目を切り落としてくれたから、俺は迷いを捨ててここまで来られた。お前が俺の右目になってくれたから、俺は一度も道を誤らずに済んだのだ」


政宗様が振り向き、眩いばかりの笑顔を景綱に向ける。


「ありがとう、景綱。……俺の『竜の右目』になってくれて」


その言葉に、前世からずっと政宗様を「推し」として愛し、命を懸けてプロデュースしてきた景綱の胸が熱く焦げた。

景綱は静かにその場に膝をつき、頭を垂れた。


「もったいなきお言葉……。ですが政宗様、礼を言うのは私の方でございます。あなた様という最高の主君おしに仕えられたこと……この片倉小十郎景綱の、生涯の誇りにございます」


「ふッ……何を湿っぽくなっている。これからだぞ、景綱! この仙台を拠点に、ローマ(海外)へ使節を送り、江戸幕府すら一目置く最強の藩に育て上げてやるのだ!」


「御意! どこまでもお供いたします、我が主君(独眼竜)!!」


爽やかな風が、青葉城の丘を吹き抜けていく。

命を懸けた過保護なプロデュースが咲かせた大輪の花――。

伊達政宗と片倉景綱の永遠の絆は、仙台の地に眩しく輝き続けるのだった。






【竜の右目は死んでも主君おしを輝かせたい! —— 完】



【システムメッセージ】

『仙台開府&グランドフィナーレ』が完了しました!

※政宗様と景綱の絆が『歴史に刻まれる絶対神話』として完結しました!

※仙台藩の繁栄度、および全キャラクターの幸せ度が『測定不能(無限大)』に達しました!

ご視聴いただきありがとうございました。


なにか書いてほしいことがあったら、気兼ねなく感想やコメントに書いてください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。