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百合ショートストーリー集 ~百合好きなのでさまざまなジャンル・シチュエーションの百合を描いていきます~  作者: 霧崎薫


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第795編「ドールハウスの小さな世界、二人だけの大きな夢」(夢の家で空想を遊ばせ、愛を育む)

 ある週末の午後、小さなアパートの一室で、二人の女性がドールハウス作りに没頭していた。一人は細部までこだわる精密さを持つ「雛子ひなこ」。もう一人は大胆なデザインセンスが光る「房子ふさこ」。二人は大学の建築模型クラブで出会い、ドールハウス作りを通じて深く結ばれた仲だった。


 今日は、房子が雛子のために特別なドールハウスを作ろうとしていた。それは、雛子が最近夢中になっている「ミニチュア・アーティスト協会」のコンテストに出品するための作品だ。房子は、雛子のデザインを忠実に再現するために、細かいレーザーカットや3Dプリンティングのテクニックを駆使していた。


「ここ、ちょっと寸法がずれちゃったかな…」


 房子が眉をひそめながら設計図を見ていると、雛子がそっと背後から抱きついた。


「大丈夫だよ、房子の設計はいつも完璧だもん。それより、この階段の部分、もっと螺旋状にできないかな?」


 雛子の声は甘く、房子の耳元でささやくように響いた。房子はその声に少し照れながらも、雛子のリクエストに応えるために、新しいCADデータを入力し始めた。


「じゃあ、この3Dモデルを使ってみるね。螺旋階段の曲線が美しくなるはずだよ」


 二人は並んで座り、房子がパソコンを操作するたびに、雛子がその手元をじっと見つめていた。雛子は房子の手の動きに魅了されていた。細くて白い指がキーボードを操る様子は、まるで魔法のようだった。


「房子の手、本当に綺麗だね。私にはあんな風に器用にできないから、いつも感心しちゃう」


「そんなことないよ。雛子のデザインがなければ、このドールハウスは生まれなかったんだから。私たちはお互いを補い合っているんだよ」


 房子の言葉に、雛子は嬉しそうに頬を染めた。そして、房子の肩にもたれかかりながら、小さな声で囁いた。


「房子と一緒にいると、いつも幸せだな」


 房子はその言葉に胸が熱くなり、雛子の手をそっと握り返した。二人の間には、言葉以上に深い絆が流れていた。


 数時間後、ついにドールハウスの設計が完成した。それは、雛子がデザインした通りの、螺旋階段と大きな窓が特徴のヴィクトリアン様式の家だった。房子は最後のデータを保存すると、雛子にそっと画面を見せた。


「どう?気に入ってくれるかな」


 雛子はその設計図を見て、目を輝かせた。


「すごく素敵!房子の技術にかかると、私のデザインがこんなにリアルになるんだね。これならコンテストでもきっと好評だよ」


 房子は雛子の喜ぶ姿を見て、満足そうに微笑んだ。そして、ふと雛子の手に触れながら言った。


「でも、一番大切なのは、雛子が喜んでくれたことだよ。これからも、一緒にたくさんのドールハウスを作っていこうね」


 雛子はその言葉に深く頷き、房子の手を強く握り返した。


「うん、これからもずっと一緒だよ」


 二人はその夜、完成した設計図を前に、これからの夢を語り合った。房子は雛子のデザインをもっと多くの人に知ってもらいたいと思い、雛子は房子の技術を活かして、世界に一つだけのドールハウスを作り続けたいと願っていた。


 そして、二人の絆は、ドールハウスを通じてさらに深まっていくのだった。


 翌日、二人は早速ドールハウスの制作に取り掛かった。房子はレーザーカッターを使って、精密に切り出した木材を組み立て始めた。雛子はその横で、細かい装飾品を作るために、樹脂粘土やアクリル絵の具を使いこなしていた。


「このシャンデリア、どう?本物みたいでしょ?」


 雛子が作ったミニチュアのシャンデリアは、細かいビーズが光り輝き、本物のように美しかった。房子はその出来栄えに感嘆し、思わず声を上げた。


「すごい!雛子の手先の器用さにはいつも驚かされるよ。これならドールハウスのアクセントになるね」


 房子はそのシャンデリアをドールハウスの天井に取り付け、さらに雛子が作った小さな家具やカーテンを配置していった。二人の合作は、まるで魔法のように完成していく。


「房子、この窓のステンドグラス、どうやって作るの?」


 雛子が房子に尋ねると、房子は嬉しそうに説明し始めた。


「これはアクリル板に特殊な塗料を使って、光を通すようにするんだよ。雛子がデザインした模様を忠実に再現するために、細かい筆使いが必要だけど、きっと素敵になるよ」


 房子はその言葉通り、細かい筆使いでステンドグラスを仕上げていった。雛子はその様子をじっと見つめ、房子の技術に感心していた。


「房子の技術は本当にすごいね。私にはあんな風に細かい作業はできないから、いつも尊敬しちゃう」


「そんなことないよ。雛子のデザインがなければ、このドールハウスは生まれなかったんだから。私たちはお互いを補い合っているんだよ」


 房子の言葉に、雛子は嬉しそうに頬を染めた。そして、房子の肩にもたれかかりながら、小さな声で囁いた。


「房子と一緒にいると、いつも幸せだな」


 房子はその言葉に胸が熱くなり、雛子の手をそっと握り返した。二人の間には、言葉以上に深い絆が流れていた。


 数日後、ついにドールハウスが完成した。それは、雛子がデザインした通りの、螺旋階段と大きな窓が特徴のヴィクトリアン様式の家だった。房子は最後の仕上げを終えると、雛子にそっと手渡した。


「どう?気に入ってくれるかな」


 雛子はそのドールハウスを抱きしめ、目を輝かせた。


「すごく素敵!房子の技術にかかると、私のデザインがこんなにリアルになるんだね。これならコンテストでもきっと好評だよ」


 房子は雛子の喜ぶ姿を見て、満足そうに微笑んだ。そして、ふと雛子の手に触れながら言った。


「でも、一番大切なのは、雛子が喜んでくれたことだよ。これからも、一緒にたくさんのドールハウスを作っていこうね」


 雛子はその言葉に深く頷き、房子の手を強く握り返した。


「うん、これからもずっと一緒だよ」


 二人はその夜、完成したドールハウスを前に、これからの夢を語り合った。房子は雛子のデザインをもっと多くの人に知ってもらいたいと思い、雛子は房子の技術を活かして、世界に一つだけのドールハウスを作り続けたいと願っていた。


 そして、二人の絆は、ドールハウスを通じてさらに深まっていくのだった。


 翌週、二人は「ミニチュア・アーティスト協会」のコンテストに出品したドールハウスが、見事に金賞を受賞した。受賞の知らせを聞いた二人は、喜びのあまり抱き合った。


「やったね、房子!私たちのドールハウスが認められたよ!」


「うん、雛子のデザインが素晴らしかったからだよ。これからも一緒にたくさんの作品を作っていこうね」


 房子は雛子の手を握りながら、未来への希望を語った。雛子も房子の手を強く握り返し、笑顔で頷いた。


「うん、これからもずっと一緒だよ」


 二人の絆は、ドールハウスを通じてさらに深まり、これからもたくさんの夢を形にしていくのだった。

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