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第9話 新たな情報と変化して行くモノ

9話目投稿しました!


 20時頃に作者の3日間投稿してみて感じた事を投稿させて頂きます!


 本編とは全く関係ない作者の話なので読まなくても大丈夫です、と言いたいのですが出来れば読んで欲しいです!

 土曜日、私はいつも通り研究所へと向かっていた。

 そして、これまたいつも通りの時間に研究所に辿り着くと、いつも通りでない光景が広がっていた。

 研究所の前に赤井姫乃が仁王立ちしている。


「どうしたんですか?」


「どうしたじゃないですよ!ほら!行きますよ!」 


 彼女に腕を引かれる。


「ちょっと、待って下さい!今日はチカと社会の勉強を」 

 

「チカちゃんには私の方から言っておいたので大丈夫ですよ。……すっごい怒鳴られましたけどね……」


「え?」


「ん?何でもないですよ?気にせず行きましょ?」


 何か気になるような事が聞こえたが……気のせいだろう。


 私は彼女に腕を引かれながらある喫茶店の前に辿り着く。




 カランコロンッという鈴の音と共に店内へと入る。

 

「いらっしゃいませー!」


 ウエイトレスが現れ私達を席に案内した。


「紅茶2つお願いします」


 彼女は紅茶を頼むと私の方を向き


「少しお話があります」


 先ほどとは打って変わり、真剣な表情で、私を見つめていた。


 





「人体実験?」


「言葉のままですよ。結構ヤバそうなんですよね、これが。」


「内容は?」

 

 彼女は紅茶を一口含むとこういう。


「チカちゃんの細胞を人間の体に移植するらしいんですよ」


 確かに高い再生能力があるのはわかるが何故?医療にでも使うのか?


「どうやらあの高い再生能力を人間に適合させることで無敵の兵器を作るって話なんですよ」

 

 それはまた……馬鹿な事を……


「それはバックについてる組織が指示してるってことですか?」


「そうですね」


 疑問に思う事がある。

 それは何故、彼女がこのような情報を知っているのか、だ。


 そしてその情報を知っているにも関わらず普通に外出しているという事だ。


 彼女は一ヶ月ほど前に言っていた、情報を持つ社員は帰宅出来ないと。

 

 なのに何故彼女は普通に家に帰り、普通に外出しているのだ?


 独自に調べでもしているのか?

 

「何でって顔してますね?」


「ッ……!」


「バレバレですよ?」


 そんなに顔に出るのか……


「教えても良いんですけど今はその時じゃ無いですね。時が来たら教えますよ」


 彼女は、意味深な発言をした後、いつの間にか飲み終わり空となったカップをテーブルに置く。


 ポケットからスマホを取り出し


「すみません、電話です。先出とくんで会計お願いしますね」


 彼女はそう言い残すと店から出ていった。


「ハァ…」

 

 私は溜まっていた疑問を溜息に乗せて吐き出しレジへと向かう。


 彼女が何者なのか、これから先、この研究はどうなって行くのか、様々な疑問や不安がある。


 しかし今の私ではどうする事も出来ずにいた。







 店を出た後、上司からの電話を取る。


「もしもし赤井です。どうかしましたか?」


「あの男の監視はどうだ?何か妙な真似を起こしていないか?」


「何も?今は教育に熱心に打ち込んでいますよ」


「ならいいのだが。所であの生物はどうだ?」


「紀見塚さんにベタぼれですよ。羨ましいくらいに」


「あの男を排除するとしてその後どうなると予想する?」


「さぁ?やって見なければ何とも。ですが、あの生物は怒り狂うでしょうね」


「……危険か、引き続き監視を頼む。教育の内容は好きにさせるといい。しかし賢くさせ過ぎるな、人間より優秀な生物は必要ないからな」


 電話が切れる。

 

 スマホを握る手には自然と力が入っていた。


 私は彼らを監視するのが役目。

 分かっている、分かっているが……いや、この気持ちは任務には必要ない。


 店からトボトボと彼が出てくる。


 私は気持ちを切り替え彼へと近付く。


「すみません!ご馳走さまでした!」


「……どういたしまして」


 彼は呆れたように返答する。


「さぁ!チカちゃんが待ってますよ!さっさと帰りましょう!」


 私はいつもの様におちゃらけた感じで彼の腕を引く。

 

 この手に感じる温もりを忘れないように強く、強く握って。

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